6番手からまさかの急降下と、2度のペナルティ。ルーキー小林利徠斗「ひとつ成長できた部分はある」/SF第8戦

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2026年08月18日 17:10  AUTOSPORT web

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ペースが上がらず、“渋滞”の先頭を走る小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC) 2026スーパーフォーミュラ第8戦SUGO
 8月9日に宮城県のスポーツランドSUGOで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権第8戦の東北大会。山形県出身のルーキー小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC)は、スーパーフォーミュラでは初めての地元凱旋レースを迎えた。

 予選ではQ3まで0.003秒に迫る6番手タイムを記録し、決勝でも上位進出が期待されたが、レース途中にトラブルが起きてペースダウンが起きたことと、ピット作業違反や接触によるペナルティもあり、21位に終わった。結果としては下位に沈むこととなったが、課題である決勝でのペース安定に向け、ひとつ手応えが見つかる一戦となったようだ。


■急激なグリップダウンの原因はフロア破損?

 小林はドライコンディションの予選では自己最高位となる6番手を獲得。決勝では、序盤でいくつかポジションを落としたが、ライバルに遅れをとることなく、周回を重ねた。

 しかし、14周目のピットストップで、隣のピットだったTEAM IMPULのエアホースに接触したとして、ピット作業違反の判定を受け、10秒加算のペナルティ。さらにセーフティカーが入る直前のあたりから、ペースが上がらなくなったという。

「最初の10周ちょっとは良かったんですけど、途中から『なんかペースが遅いな』と思って、そこからどんどん抜かれ始めていきました」と小林。

 メディアミックスゾーンでは、控えめな感じで語っていたが、どうやらフロアに破損があった模様で、公式アプリ『SFgo』での無線交信を振り返ると、マシンのバランスに変化はないが、2スティント目の途中から急激にグリップがなくなったことを、チームに訴えていた。

 ペースが上がらないなかでも、必死にポジションキープに努めたが、後方からのライバルを抑え切ることができず。27周目には大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)と1コーナーで接触。この時も、グリップダウンで苦しみながらバトルしていたというのが、影響しているようだ。なお、この接触に対しても10秒加算のペナルティが科された。

 6番手スタートから、最終的に21位と下位に沈む結果になってしまったが、今後に向けた収穫は少なからずあった様子。

 前回の富士ラウンドのように、前半スティントと後半スティントでクルマのバランスが変わるということはなかったようで、特に序盤のペースに関してはポジティブに捉えられているところもあったようだ。

「レースが50周以上あるのに、ちゃんと走れていたのは最初の10数周なので、なんとも言えないところはありますけど……ドライビング自体は落ち着いてできていましたし、スタート直後は勢いが足りなくて抜かれてしまったのは反省点でした。ただ、後半はクルマ的に厳しかったですけど、やれるだけのことはやれたかなと思います」

「ただ、そこ(トラブルが起きる)までは良かったので、ひとつ成長できた部分はあると思います。あとは、そこを毎戦浮き沈みなく安定できるかというところですね」

 また、週末を通して、地元からの熱い声援を受ける機会は少なくなかったという。

「すごく感じましたね。僕が所属しているカートチーム(のみんなの応援)もそうですし、山形・宮城を中心に僕がお世話になっている方も多いです。地元からも本当にたくさんに来ていただいたので、すごくありがたいです」と、地元の声援を存分に感じていた様子の小林。終盤戦に向けて、ますます目が離せない存在となっていきそうだ。

[オートスポーツweb 2026年08月18日]

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