岸惠子さん、フランス人監督と結婚し24歳でパリに移住 02年芸術文化勲章「オフィシエ」受章

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2026年08月20日 06:55  日刊スポーツ

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優しい笑顔を見せる岸恵子(19年1月撮影)

日本を代表する国際派俳優の一人で、エッセイストとしても活躍した岸惠子(きし・けいこ)さんが7日、老衰のため横浜市の自宅で死去した。


93歳。19日、所属事務所が発表した。イブ・シャンピ監督との結婚を機にフランス・パリで暮らし、国内外で活躍。海外での豊富な知見を生かし、文筆業のほか、ドキュメンタリー番組、報道番組キャスターなど幅広く活躍した。


   ◇   ◇   ◇


所属事務所はこの日、公式サイトで「俳優 岸恵子が老衰のため令和八年八月七日永眠いたしました」と伝え、「永年にわたり多大なご懇親を賜り誠にありがとうございました」と感謝を述べた。葬儀は近親者のみで行ったという。


岸さんは1951年、松竹に入社し、同年、映画「我が家は楽し」でデビュー。53年の「君の名は」でヒロイン真知子を演じ、国民的スターとなった。ヒロインのストールの巻き方は「真知子巻き」として大流行した。


56年、日仏合作映画「忘れえぬ慕情」に出演。同作のイブ・シャンピ監督と結婚(後に離婚)し、24歳でパリに移住した。米映画「ザ・ヤクザ」に出演するなど国内外で活躍した。


パリで暮らしながらも日本での存在感を失わず、時代劇や恋愛映画で多彩な役を演じた。市川崑監督に重用され「おとうと」「黒い十人の女」「細雪」「かあちゃん」など、主演級だけで8本に出演。ほかに豊田四郎監督「雪国」、小林正樹監督「怪談」、山田洋次監督「たそがれ清兵衛」など。


国際派女優の経歴、海外生活での豊富な知見を生かし、文化交流やジャーナリズムのフィールドでも活躍した。85年にテレビ朝日の看板ドキュメンタリーとしてスタートした「ネイチャリングスペシャル」では、第1作「大河ナイル6700キロ」のリポーターを担当。視聴率15・8%を記録し話題を集めた。


87年、NHK衛星放送の開局の折には、初代キャスターとして報道番組「ウイークエンド・パリ」を2年間務め、取材から編集までこなした。91年には、テレビ朝日のパリ駐在キャスターとなり、「ニュースステーション」に月に1度出演した。96年から国連人口基金親善大使を務めた。


エッセイストとしても注目され、「ベラルーシの林檎」で日本エッセイスト・クラブ賞、「巴里の空はあかね雲」で文芸大賞エッセー賞を受賞している。


00年に帰国。01年公開の映画「かあちゃん」で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞。03年のNHK連続テレビ小説「こころ」(03年)では主人公(中越典子)の祖母役を務めた。


02年、フランス政府から芸術文化勲章「オフィシエ」受章。04年に旭日小綬章を受章している。


◆岸惠子(きし・けいこ)1932年(昭7)8月11日、神奈川県生まれ。51年松竹に入社し、同年映画「我が家は楽し」でデビュー。53〜54年に「君の名は」3部作が大ヒット。57年、仏映画監督イヴ・シャンピとの結婚(75年離婚)では川端康成が立会人を務めた。2014年発表の「オールタイム・ベスト日本映画女優」第7位。パリの自宅はセーヌ川の中州にあるパリ発祥の地サン・ルイ島にある。

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  • 悪魔の手鞠歌」は最高だった!合掌。
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