2026年のル・マン24時間でLMP2クラスを制したインターユーロポル・コンペティション。来季2027年がオレカを使用する最終シーズンとなる。 リジェ・オートモーティブは8月19日、2028年に始まる次期レギュレーション下で、アルガルベ・プロ・レーシング、インターユーロポル・コンペティション、パニス・レーシングという有力3チームが、現在開発中のLMP2マシンを使用することを決定したと発表した。
オレカと並び、次世代LMP2マシンの指定サプライヤーの1社であるリジェは、2028年のELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズで新レギュレーションが導入される際、新型車『JS P228』をデビューさせる予定だ。
また、現行モデル『JS P217』が最後に使用された2022年以来となる、ル・マン24時間レースへの復帰も果たすことになる。
■リジェでF1優勝のオリビエ・パニス「非常に強い絆がある」
リジェ・オートモーティブ社長のジャック・ニコレは次のように述べている。
「これほどの実力を持つ3チームがリジェJS P228を選んでくれたことは、リジェ・オートモーティブの全スタッフの取り組みが大きく評価された証である」
「アルガルベ・プロ・レーシング、インターユーロポル・コンペティション、パニス・レーシングの3チームは、いずれも豊富な経験と実績を持ち、耐久レースに深く情熱を注いでいる」
「我々はこの新レギュレーションに向けて多大なリソースを投入し、その野心を存分に示してきた。2028年に向けた最初のリジェLMP2チームとして彼らを迎えられることを、大変誇りに思う」
リジェが発表したこれら3チームはすべて、かつてJS P217を使用した後、圧倒的な強さを誇るオレカ07に切り替えた経緯がある。
アルガルベ・プロのオーナーであるスチュワート&サマンサ・コックス夫妻は、「この新世代の幕開けに際し、再び同ブランドとタッグを組めることには特別な思いがある」と語り、JS P228が競争力のあるマシンになると確信していると付け加えた。
「我々がリジェ・オートモーティブへの復帰を決断した最大の理由は、ジャック・ニコレのビジョンと野心にある」と彼らは述べた。
「彼は常に耐久レースに対して並外れた情熱を抱き、リジェを最高レベルで戦わせ、勝利に導くという強い決意を持っていた」
「今日、我々はピエール(・ニコレ)やリジェの次世代を担う人々によって、その同じ野心が受け継がれているのを目の当たりにしている。我々はそのビジョンを信じている」
「我々はリジェJS P228の背後にあるリソースと熱意を信頼しており、リジェにはLMP2の新たな時代の最前線にその地位を確立しようとする野心があると確信している」
インターユーロポルのマネジャー、サッシャ・ファスベンダーは次のようにコメントした。
「チームとして、我々は常に既存の枠にとらわれない道を選ぶ姿勢を示してきたし、新たな挑戦に取り組むことを楽しんできた」
「リジェとともに、LMP2カテゴリーに新たなダイナミズムをもたらすことができると確信している」
パニス・レーシングのオーナーであるオリビエ・パニスは、リジェブランドと自身の歴史に触れた。彼は1996年のモナコGPで、同ブランドのマシンを駆りF1での唯一の勝利を挙げている。
「あの名前は、私の歴史やキャリアの一部なのだ」とパニスは語った。
「2028年に向けて再びともに仕事をする機会が訪れたとき、それはごく自然な選択だと感じた」
「リジェと私の間には非常に強い絆がある。フランスのモータースポーツ史における共通の1ページを、これからもともに書き続けていきたい」
リジェの新型マシンは、まず2028年のELMSに登場した後、2028/29年シーズンにはアジアン・ル・マン・シリーズでデビューを果たす。そして、新型マシンの参戦が認められる2029年からは、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権にも挑戦することになる。
[オートスポーツweb 2026年08月20日]