佳久創のXより 仲野太賀主演の大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK)で、佳久創が勇猛果敢な武将・藤堂高虎役を演じている。
藤堂高虎は、姉川の合戦や賤ケ岳の戦い、豊臣秀吉による朝鮮出兵(慶長の役)など歴史的な戦いで活躍した。『豊臣兄弟!』での初登場も、姉川の合戦の戦場場面でのことだった。
藤堂高虎役の佳久はいかにも強そうな見た目であり、時代劇にうってつけの存在感だ。そして佳久創といえば怪力キャラなのだ。“イケメン研究家”加賀谷健が解説する。
◆怪力キャラといえば佳久創
随分強そうな名前ではないか。藤堂高虎。戦国時代の武将であり、江戸時代の大名だ。実際、名前に負けないくらい(いや、それ以上に)腕っぷしが強い。仲野太賀主演の大河ドラマ『豊臣兄弟!』では、佳久創が演じている。
初登場は第15回。反旗を翻した浅井長政対、織田信長・徳川家康連合軍による、姉川の合戦が描かれた。
近江国生まれの高虎は、浅井軍の一員として、この姉川の合戦で初陣を飾った。彼は当時15歳頃だったという。
高虎は戦功を立てようと一際、勇猛に戦い、織田軍側の主人公・豊臣秀長たち3名を相手にした。槍を回して回して、物凄いスタミナと怪力でぐんぐん攻める。佳久の演技にも自然と熱が入る。
怪力キャラといえば佳久創。いや、佳久創といえば怪力キャラといった感じだ。
◆大河ドラマ初出演作で得たハマり役
佳久は、大河ドラマ初出演作『鎌倉殿の13人』(2022年)でも長い武器を手に奮闘していた。
演じたのは源義経(菅田将暉)に仕えた、武蔵坊弁慶役である。これがまた、高虎以上に怪力キャラだった(ちなみに役作りで25キロ増量!)。
同作第20回、兄・源頼朝(大泉洋)と反目した義経は再度、奥州に身を寄せた。だが、奥州を支配する藤原氏に攻め込まれ、弁慶とともに立て籠るしかなかった。
そこで弁慶が時間を稼ぐため、防弾チョッキのように木の板を身体中に張り付け、単身で敵が待つ外に出た。
多勢に無勢の弁慶の激闘は画面上には写らない。だが、義経が外を覗く室内まで勇猛な声が聞こえてきた。
大河ドラマ両作ともに、歴史上屈指の怪力キャラを演じ、彼にしか演じられないハマり役を得た佳久は、そのワンアンドオンリーな見た目が重宝されている。
◆双子の兄と元プロ野球選手の父
時代劇だけではなく、現代劇でも固有の役を得ている。
三谷幸喜が実に25年ぶりに民放GP帯連ドラ脚本を手掛けた、『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(フジテレビ系、2025年)では、なんと双子の兄・佳久耀とともに出演を果たした。ここでもやはり、腕っぷしが強そうなキャラクターを演じている。
彼らが演じたのは、1984年の渋谷を舞台とする同作のメイン舞台、WS劇場のオーナー・ジェシー(シルビア・グラブ)の秘書役である。
ほとんど用心棒のような見た目で、瓜二つ過ぎて見分けがつかなかった。第9話で揃って登場したが、それを見た主人公の演出家・久部三成(菅田将暉)も思わず、「2人いたんだ」と目を丸くしていた。
この双子共演にはちょっとしたエピソードがある。三谷脚本作である『鎌倉殿の13人』で、義経役だった菅田が弁慶役の佳久に双子の兄がいることを三谷に教えたらしいのだ。
しかも双子の父は、1981年から1996年まで中日ドラゴンズで活躍した速球の投手・郭源治。
双子の兄は社会人野球の経験があり、弟もラグビー選手だった。怪力キャラがハマる魅力はこうした出自を背景にしているのかと、妙に納得してしまった。
<文/加賀谷健>
【加賀谷健】
イケメン研究家 / (株)KKミュージック取締役
“イケメン研究家”として大学時代からイケメン俳優に関するコラムを多くの媒体で執筆。アーティストマネジメント、ダイナマイトボートレース等のCM作品やコンサートでのクラシック音楽監修、大手ディベロッパーの映像キャスティング・演出、アジア映画宣伝プロデュースを手掛ける。他に、LDHアーティストのオフィシャルレポート担当や特典映像の聞き手など。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。
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