COTAで12号車キャデラックVシリーズ.Rをドライブするリッキー・テイラー(左)と第7戦バルセロナ、第8戦モンツァでチームに復帰するアレックス・リン(右) リッキー・テイラーは、9月4〜6日にアメリカ・テキサス州のサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催されるWEC世界耐久選手権第5戦『ローン・スター・ル・マン』において、キャデラック・ハーツ・チーム・JOTAからレースデビューを飾ることとなった。また、アレックス・リンが今シーズンの残り2戦で復帰することが確認された。
8月21日にチームから発表された内容によると、キャデラック・ウェイン・テイラー・レーシング(WTR)から参戦したIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第8戦『モチュール・スポーツカー・エンデュランス・グランプリ(ロード・アメリカ6時間)』で優勝したばかりのテイラーは、フル参戦ドライバーのウィル・スティーブンス、ノーマン・ナトとともに、JOTAの12号車キャデラックVシリーズ.Rをシェアする。
テイラーは昨年、キャデラック・ハーツ・チーム・JOTAとともにバーレーンでのルーキーテストに参加したほか、2025年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでも同チームのキャデラックをドライブした経験を持ち、来季2027年はこのイギリスのチームからWECにフル参戦するといううわさもある。
「WECのCOTAラウンドに向けて、キャデラック・ハーツ・チーム・JOTAに加わることができ、本当に興奮している」と語ったテイラー。
「僕は以前からこのチームの大ファンだった。今年のル・マンでは、チームメイトカーとして一緒に仕事ができて本当にうれしかったよ」
「ウィル(・スティーブンス)とノーマン(・ナト)のことは、彼らがWTRに所属していた頃からよく知っている。COTAは素晴らしいトラックだし、オースティンに戻れるのは最高だ」
「キャデラック・ハーツ・チーム・JOTAは今年一年を通じて非常に好調で、僕たちは皆、彼らを見守り、応援してきた。COTAでふたたび良い結果が出せるように貢献したい。全力を尽くすよ」
一方、首の怪我のために今シーズンはまだ一度もレースに出場していないリンは、バルセロナとモンツァで開催されるシーズン終盤の2戦で復帰する予定だ。
チームの声明によると、6月に手術を受けたリンは、予定されている復帰に向け「体系的なリハビリと車両を使った回復プログラム」を進めているという。
「キャデラック・ハーツ・チーム・JOTAでレースに復帰することを楽しみにしている。長く徹底的なリハビリ期間を経て、状態は順調に進んでいる」とリンは語った。
「これから数週間から数カ月をかけて、理学療法、トレーニング、テスト、そしてシミュレーター作業を組み合わせて、バルセロナでベストな状態を迎えられるよう『レースを戦える体』を作っていく」
「今シーズンは遠くからチームをサポートしてきた。次のラウンドであるCOTAでも彼らを応援するつもりだ」
12号車はキャデラック、開幕戦イモラでふたりのドライバーラインアップでシーズンをスタートした。その後、スパ6時間レースとル・マン24時間レースの両方でルイ・デレトラズが起用されたが、このスイス人ドライバーが今後このチームから出走することはないとみられている。
JOTAは、COTAとバルセロナの間のレースである富士6時間レースにおいて、ふたたびドライバー2名体制を選択する見込みだ。
JOTAのスポーティングディレクターであるレオン・プライスは、「アレックス(・リン)が順調に回復しており、間もなくチームでレースに復帰できるのは素晴らしいことだ」と述べた。
「彼が段階的にレースへと復帰し、選手権の最終2ラウンドで再合流するための計画が立てられている。アレックスは何年もの間、チームの重要な一員であったため、私たち全員が彼が戻ってきて一緒にレースをすることを楽しみにしている」
また同氏は次のように付け加えた。「リッキー(・テイラー)をCOTAで迎えることができて非常にうれしく思う。彼はキャデラックを通じて、また今年のル・マン・プログラムを通じて親しくなった人物であり、私たちの運営方法をすでに充分に理解している」
「彼は経験豊富な耐久レーサーであり、すぐにチームに馴染むだろう。彼が12号車に乗ることを楽しみにしているよ」
[オートスポーツweb 2026年08月24日]