30時間耐久テストを難なくクリアしたマクラーレンMCL-HY「外観の大きな変更はないだろう」

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2026年08月28日 07:10  AUTOSPORT web

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2026年7月、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに出走したマクラーレンMCL-HY
 マクラーレン・エンデュランス・レーシングのチーム代表、ジェームス・バークレーは、新型ハイパーカー『MCL-HY』の30時間耐久テストをスペインのモーターランド・アラゴンで成功裏に終えたことを受け、チーム内に「大きな興奮」が広がっていると語った。ドライバーのミケル・イェンセンも、この成果は「予想以上だった」と認めている。

 このLMDh規定の新型車は5月初旬にヴァラーノで初披露されたが、続いて行われたイモラとマニクールで2回のテストではすでにWEC世界耐久選手権の6時間レースに相当する距離を完走しており、その後先月のアラゴンでの耐久テストに直行した。

 センサーが示唆した潜在的な問題を確認するための短時間の中断はあったものの、2027年のWECデビューに向けて準備が本格化する中、大きな走行中断はなく30時間テストを終えたという。

 イェンセンは、自身が初期開発を担当したプジョー9X8ハイパーカーの開発期間と比較して、マクラーレンがこれほど早く長時間耐久テストにまで到達できたことに、嬉しい驚きを感じていると語った。

「過去の経験からしか判断できないが、耐久テストは成功すると確信していた。しかし、実際に成果が出るまでには長い時間がかかったね」と、マクラーレンの直近のシルバーストンテストで彼は語った。

「マクラーレンの走行距離にはかなり驚いた。アラゴンに行くと、何が起こるかまったく予想がつかないものだ。初めての耐久テストだったからね。でも、結果は非常に良好で、チームの働きぶりには本当に感銘を受けた」


■エンジンは現在も「開発中」

 バークレーは、MCL-HYに重大な信頼性の懸念がないかを確認するために、マクラーレンが「早い段階で負荷をかける」ことが重要だったと述べた。

「他のライバルチームは、GT3など他の用途ですでに使われているエンジンや部品を(ハイパーカーに)使用している」と彼は説明した。

「ある意味、我々の開発過程にはまだやるべきことがいくつか残っている。そのため、根本的な問題がないかを確認するために、かなり早い段階で耐久テストを実施したいと考えた」

「今回のテストは非常に良い結果をもたらした。ある程度の信頼性があることが証明できたからだ。もちろん完璧ではない。我々は常に前進し、開発を続けていきたいと思っている。だが、テストプログラムの早い段階で耐久テストを実施できたことは、我々にとって大きな挑戦だった」

「スケジュールどおりに30時間のテストを終え、途中で引き返したり、7時間で撤収したりすることなく、他のテストでもWEC並みの距離を走破できたことを、本当に誇りに思う」

「我々の基盤は非常にしっかりしているが、浮かれるつもりはない。チームとして、まだまだやるべきことがたくさんある」

 バークレーは耐久テスト中の短い中断について詳細を明かすことには慎重な姿勢だったが、そのほとんどは「いくつかの分野の成熟度」に関連するものだったと述べた。

「エアロダイナミクスは、細かな部分から変更を加えている明白な例だ。特定の部品の耐久性、固定具、マウント、ブラケットなど、常に最適な状態を目指している」と彼は付け加えた。

「例えば、冷却系の部品を変更することも考えられる。最初はかなり保守的な設定で始め、走行条件の変動を理解していくにつれて、実際にどこまで対応できるかを判断していく」

「ここで話しているのは設計の微調整であり、根本的な見直しではない。『この部分に根本的な問題があるので、設計をやり直す必要がある』というようなことは生じていない」

「まるでレースをしているかのように走行し、何か根本的な損傷を避けるために停止して確認する必要がある場合はすぐに停止して確認し、また走行を再開している」

 バークレーは、マクラーレンにとってアラゴンでの走行距離が単なる偶然ではなく、同様の距離を走破できることを証明することが今や重要であり、そのための耐久テストをさらに実施する予定だと述べた。

 彼はまた、パフォーマンステストへの注力がますます強まっており、最終的な部品仕様が確定に近づいているため、「外観に関しては、現在ご覧になっている車両から大きな変更はないだろう」と付け加えた。

 しかしバークレーは、マクラーレンはMCL-HYに搭載されるツインターボチャージャー付きV6エンジンの最終バージョンを、ドライバビリティの向上に重点を置いていまだに開発中であるとも述べている。

[オートスポーツweb 2026年08月28日]

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