
【写真】黄金コンビの杉下右京(水谷豊)×亀山薫(寺脇康文)がならぶ2ショット
2000年に『土曜ワイド劇場』の一作として誕生して以来、濃密で骨太なミステリーを次々と世に送り出し、国民的ドラマとして唯一無二の地位を築き上げた『相棒』。圧倒的支持を得てなお、妥協なき姿勢を貫き、昨年にはドラマ誕生から25周年を達成。放送話数は450を超え、まさに未踏の境地へと足を踏み入れた。さらに、連続ドラマだけでなく、劇場版、スピンオフ、舞台、書籍…と、その世界の広がりはとどまるところを知らず、多くの伝説を打ち立ててきた。
そして今年は、記念すべき25作目となる『season25』が開幕。現行連続ドラマで“日本歴代最長シリーズ”となる快挙を成し遂げることになった。新たなメモリアルシーズンでは、四半世紀にわたって磨き上げてきたミステリーに前代未聞の挑戦をかけ合わせ、「これぞ相棒!」、そして「これが相棒!?」という驚きと興奮を詰め込んだストーリーを追求していく。
最新シーズンで縦横無尽に疾走するのは、通算12シーズン目に突入する杉下右京(水谷豊)×亀山薫(寺脇康文)の“黄金コンビ”。長年のファンにはもちろん、初めて『相棒』を見る視聴者にも、シリーズ最高峰の面白さを届ける。
『season25』の初回スペシャルは、現職総理大臣をめぐる《国家レベルの危機》を描く壮大なスケールのミステリー。発端は、総理の“盟友”として知られる総理補佐官が、料亭の店先で何者かに刺殺されるという衝撃事件。いつものように首をつっこんで捜査に乗りだした特命係だが、2人を待ち受けていたのは、国家最高権力者=総理の秘密がからんだ《触れざるべき闇》だった――。
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『season25』の始動にあたって、水谷と寺脇が心境をコメント。四半世紀にわたって杉下右京として作品をけん引してきた水谷は、「ある時期から毎年、感じてきたことではありますが、“よくぞここまで来たな”とも思いますし、反対に“あっという間だったな”という気持ちもあります。今回は『season25』ですから、四半世紀やってきたのだなと思うと…いつにもまして感慨深いものがありましたね」と明かす。
『season25』が現行連続ドラマで“日本歴代最長シリーズ”となる快挙を達成することについて、「これはスタッフ、キャストそれぞれがより面白い作品を目指して、それぞれの仕事を全うしてきた証です。そして何より、視聴者のみなさんが『相棒』を愛してくださったからこその記録ですよね。それが本当にうれしい…。この四半世紀はファンの方々を含め、全員で築いてきた歴史だと思います」と、改めて現場にもファンにも感謝の言葉を贈った。
そして、今シーズンの脚本を最初に手に取ったときを振り返り、「現職の総理大臣がメインゲストとして描かれ、特命係がここまで深く、かつ静かに対峙するのは史上初」と驚きを隠せなかったと打ち明け、「特命係が国家レベルのタブーという新領域に踏み込んでいく物語は、まさに『相棒』ならでは」と壮大なミステリーの誕生を予告している。
一方、亀山薫として通算12シーズン目を迎えた寺脇は「僕は途中14年間、“休憩”をいただいていたので、この25年という長い年月を右京さん、つまり(水谷)豊さんが引っ張ってこられたのかと思うと、並大抵のことではないなとひたすら感服しています」と水谷の偉業をたたえるとともに、「あきらめや妥協は一切なく、日々新鮮な思いで、新鮮な作品を届けようと奮闘してきた結果が、“今”に結びついているのだと思います」と、飽くなきチャレンジを続けてきた番組の歴史を熱くアピール。
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そして最新シーズンも、右京と薫を取り巻く名キャラクターたちがそろい踏み。狙うは自身の権力復活なのか、それとも組織の改革なのか…特命係の“ボス”甲斐峯秋(石坂浩二)、特命係の失脚を虎視眈々と狙う野心家の警視庁副総監・衣笠藤治(杉本哲太)、内閣情報調査室改め、新設された“国家情報局”のトップに君臨する“鉄の女”社美彌子(仲間由紀恵)など、一癖も二癖もある顔ぶれが暗躍する。
また、捜査一課の伊丹憲一(川原和久)、芹沢慶二(山中崇史)、出雲麗音(篠原ゆき子)、薬物銃器対策課課長・角田六郎(山西惇)らおなじみのキャラクターたちが、相変わらず特命係にからみまくる。
さらに、小料理屋『こてまり』の女将・小出茉梨(森口瑤子)、薫の妻でジャーナリストの美和子(鈴木砂羽)も、それぞれの存在感でドラマに鮮やかなアクセントを刻んでいく。
『相棒 season25』(テレビ朝日系)は、テレビ朝日系にて10月より毎週水曜21時放送。
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<コメント全文>
■水谷豊(杉下右京役)
――記念すべき『season25』、どのような思いでクランクインを迎えられましたか?
ある時期から毎年、感じてきたことではありますが、“よくぞここまで来たな”とも思いますし、反対に“あっという間だったな”という気持ちもあります。今回は『season25』ですから、四半世紀やってきたのだなと思うと…いつにもまして感慨深いものがありました。
――初回スペシャルは《国家の闇》×《右京と薫が再会する前のエピソード》が交錯する壮大なミステリーが描かれます。脚本を読んだ感想を教えてください。
『相棒』には過去にもさまざまな政治家が登場しましたが、現職の総理大臣がメインゲストとして描かれ、特命係がここまで深く、かつ静かに対峙するのは史上初。私自身、『相棒』という作品の中でこんなにも総理大臣と会話を交わす日が来るとは、夢にも思っていませんでした。特命係が国家レベルのタブーという新領域に踏み込んでいく物語は、まさに『相棒』ならではです。
また、今回は亀山くんの過去が交錯する物語でもあります。彼がかつての教え子と再会するシーンは、右京としてもひそかに胸に来るものがありました。
――今シーズンは現行連続ドラマで“日本歴代最長シリーズ”となる快挙を達成します。長年のファン、そして新たに作品に触れる方々、それぞれに伝えたいメッセージは?
昨シーズンで『相棒』は計465話に達しましたが、これは僕ひとりで成し遂げられる数字ではありません。スタッフ、キャストそれぞれがより面白い作品を目指して、それぞれの仕事を全うしてきた証です。もちろん歴代相棒のみなさんが引っ張ってくださった瞬間も多々ありました。そして何より、視聴者のみなさんが『相棒』を愛してくださったからこその記録ですよね。それが本当にうれしい…。この四半世紀はファンの方々を含め、全員で築いてきた歴史だと思います。
実は僕自身、自宅にいるときは再放送をよく見るのですが、『相棒』は長く続いているのに昔のものを見ている感じがしない。それは常に“その瞬間”、つまり“今”を描いてきたからだと思います。ずっと作品を楽しんでくださってきた方も、このシーズンから新たに見る方も楽しめる。それが“相棒ワールド”であり、『相棒』という作品が持つ奥行きなのだと思います。そこにはもはや、僕たちの意志を超えた、違う世界が存在するような…。そんな不思議な感覚すら覚えます。
――杉下右京は判断の軸がブレない人物ですが、その一方で、“今の時代を生きる右京”も描かれてきました。演じていて右京のブレなさ、進化についてはどのように感じていますか?
右京は無理に新しいものを取り入れようとすることもないですし、かといって古いものを捨てようというところもありません。彼において何か変わったのだとしたら、それはごくごく自然な変化ということにつきると思います。先ほども申し上げましたが、常に“今”を大切に、“右京は今、何を感じているのか”を表現してきました。四半世紀は、その連続です。
ただひとつ、右京の“警察官としての正義”だけはブレることなく貫いてきました。最近では、容疑者役の俳優さんに“右京さんに怒ってもらえてうれしかった”とお礼を言われることも…(笑)。『相棒』では右京の私生活が登場することはほとんどありませんが、もしも警察官ではなく人間としての右京をより深く描くときが来たら、いろいろな感情が右京の中から出てきそうな気がしています。いつか、そんな日が来るかもしれませんね。
■寺脇康文(亀山薫役)
――記念すべき『season25』、どのような思いでクランクインを迎えられましたか?
僕は途中14年間、“休憩”をいただいていたので、この25年という長い年月を右京さん、つまり(水谷)豊さんが引っ張ってこられたのかと思うと、並大抵のことではないなと、ひたすら感服しています。ちなみに僕は誕生日が2月25日なので、“25”は大好きな数字。このシーズンには早くも愛着が湧いています。
――初回スペシャルは《国家の闇》×《右京と薫が再会する前のエピソード》が交錯する壮大なミステリーが描かれますが、脚本を読んだ感想を教えてください。
薫には14年間、サルウィンという政情不安を抱える国で学校の先生として生きてきたバックボーンがあります。それも含めて、亀山薫という人間なんです。ただ、そこはあまり考えすぎなくても自然とにじみ出るものがあると感じ、あまり背負うことなく演じています。今回、サルウィン時代の教え子と再会するシーンでは、“刑事ではない薫”、そして彼の“親心”のようなものまでみなさんに感じていただけるのではないかなと。しかし、その再会が発端となって右京さんを事件に巻き込んでしまうんです。
初回スペシャルでは、捜査権もない僕らがここまで踏み込んで大丈夫なのか、いや普通に考えて大丈夫ではないだろう…というところまで踏み込んでいきます。“捜一”の3人にもあきれられる域、特命係の無謀な捜査もついにここまで来たか!という境地に突入していきます。
――今シーズンは現行連続ドラマで“日本歴代最長シリーズ”となる快挙を達成します。長年のファン、そして新たに作品に触れる方々、それぞれに伝えたいメッセージは?
四半世紀にわたって豊さんが主導して“相棒ワールド”を築いてこられたわけですが、そこには“まぁいいや”というあきらめや妥協は一切なく、日々新鮮な思いで、新鮮な作品を届けようと奮闘してきた結果が、“今”に結びついているのだと思います。
だからこそ、長年応援してくださっているファンのみなさんには“昔、こんなエピソードがあったけど、あそこがつながっているのか!”のように、“過去を知って今を見る”という楽しみがありますよね。一方、新たに作品に触れる方には、例えば“その人物と薫は昔、どういう関係だったのか?”とシリーズを遡って見る楽しみがあります。ということは、昔からのファンの方もこれから『相棒』を知る方も、時系列を感じながら見る面白さがあるのではないかなと思います。460話以上あるわけですから毎日1エピソードを見るとしても1年以上楽しめる…。そこがまさに『相棒』ならではの魅力であり、スケールだと思います。

