アドリアン・フルモー(ヒョンデi20 Nラリー1) 2026年WRC第11戦ラリー・デル・パラグアイ 8月28日(金)、2026年WRC世界ラリー選手権第11戦『ラリー・デル・パラグアイ』のデイ1としてSS1からSS8の計8本が行われ、TGR-WRT2のサミ・パヤリ/マルコ・サルミネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合首位でデイ1を締めくくった。スポット参戦のヘイデン・パッドン(ヒョンデi20 Nラリー1)が11.9秒差で総合2番手、エルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)が56.3秒差で総合3番手につけた。
一方、日本の勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)はSS1でのクラッシュによりデイリタイアとなっている。戦いを終えた各陣営より、ドライバーたちのコメントが届いている。
■Mスポーツ・フォードWRT
●ジョシュ・マッカーリーン(#55 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ1総合5番手
「良い午前中だったよ。本当に満足できる結果で、午後も大きな戦いが待っているから、この勢いを続けていこう。WRCの表彰台を争えているときはそれほど悪くないさ」(SS4後)
「タイヤを管理しながら走っていたよ。最後の1本は非常に厳しいとわかっていたから。ハードタイヤは長持ちしないんだ」(SS6後)
「デラミネーションだと思う。もう1本のタイヤもそうなりそうだったから、ゆっくりと走り続けたんだ。なんとかサービスに戻ろうとしているよ」(SS7後)
「最終ステージの前まで首位争いを演じられたのは悪くなかったよ。デラミネーションとタイヤの状態が残念だったけど、今日は終わった。明日は新しい日、楽しんでいこう」(SS8後)
●ジョン・アームストロング(#95 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ1総合14番手
「本当に理不尽だったよ。道端に転がっていた石でタイヤが即座にパンクしてしまった。ブレーキが効かなくなって下り坂でスピンしてしまったんだ。完全な災難だったけど、走り続けるよ」(SS3後)
「どこかで運かリズムを買えるところがあれば教えてほしいよ。慎重に走ろうとしたのに、バンプでパンクして即座にフラットになってしまった。全然楽しくないね。明日の天候変化でなんとか時間を取り戻せるかもしれないよ」(SS7後)
「今日は僕たちの日じゃなかったけど、多くの人にとってタフな1日だったよ。確かな結果を追い求めているのに、今シーズンずっとうまくいっていなくて、本当に悔しいんだ」
「できるはずなのに、すべてがうまくかみ合う必要がある。難しい1日だったけど、サービスで修理してくれたチームの全員に感謝したいよ。明日は全く違うチャレンジになるから、何が起こるか見てみよう」(SS8後)
※各ステージ後の公式インタビューより抜粋
■ヒョンデ・シェル・モービスWRT
●ティエリー・ヌービル(#11 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイリタイア
「今週末こそ良い結果が期待できると準備してきたのに、最悪のスタートになってしまった。最初の数キロは良いフィーリングだったけど、ブラインドクレストの着地で石を踏んで即座にパンクし、ブレーキラインも失ってしまったんだ」
「走り続けようとしたが、さらにサスペンションにもダメージを受けて、リタイアせざるを得なかったよ」
●アドリアン・フルモー(#16 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ1総合4番手
「全体的に今日は満足しているよ。とくにペースとタイヤ管理にはね。デラミネーションはまだ課題があって、岩によるパンクとは違う形だから残念だよ。それ以外はステージを楽しめた」
「今日カジノにいなくて良かった、全財産失っていたからね。明日雨が降ったら本当に難しい1日になると思うよ」
●ヘイデン・パッドン(#20 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ1総合2番手
「今日はほぼサファリ仕様の1日だったよ。みんなにとって難しい1日で、タイヤ管理が最大のテーマだった。できる限りうまく対処できたと思う」
「パンクが2回あったけど、幸いステージ内でタイヤ交換のために止まらずに済んで、それ以上のダメージを避けながら走り切れたんだ」
「明日は全く違うチャレンジになる。雨が1mmでも100mmでも滑るだろうね。このラリーはまだ長い道のりがあるから、明日はリセットして違うマインドセットで臨まなきゃならないよ」
■TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム
●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ1総合3番手
「ほぼ全員にとってドラマチックな1日だったよ。トラブルに見舞われなかったドライバーはほとんどいなかったね」
「クリーンな走りと良いリズムを保つことに集中して、クルマの調子も良かった。でもタイヤにとって厳しいコンディションで、2本のロングステージではいくつかの問題に対処しなければならなかったんだ」
「残念ながらタイムをかなり失ってしまったけど、僕たちよりもさらに厳しい状況のドライバーもいたから、総合順位は悪くないよ。明日は雨でまた違う困難がもたらされるかもしれないね」
●セバスチャン・オジエ(#1 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイリタイア
「残念ながら、このラリーは僕たちにとって開始後すぐに非常に厳しいものになってしまった。最初のステージではジャンプの着地でパンクし、次のステージに入る前には電気系統のトラブルにも見舞われたんだ」
「それで少し集中力を切らしてしまったかもしれなくて、ややオーバースピードでクレストを越えて外側の土手に接触してしまった。僕のミスで左フロントのサスペンションを破損してしまったよ。修理して走り続けようとしたけど、結局デイリタイアせざるを得なかった」
●オリバー・ソルベルグ(#99 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ1総合8番手
「今日は予想以上にトリッキーな1日だったよ。朝は良いフィーリングで最初の2本のステージは順調だった」
「でもその後、少し不運に見舞われてね。ジャンクションでエンジンが止まって、再始動するためにファンの皆さんの助けが必要だったんだ。さらにスローパンクチャーも発生して、タイヤ交換のためにクルマを止めた。これほど多くのタイムを失ったのは残念だけど、これもラリーだよ」
「その後はクリーンな走りを心がけたし、まだ何も終わっていない。週末にかけて天候が荒れる可能性もあるし、何が起こるかわからないからね」
●勝田 貴元(#18 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイリタイア
「最初のステージの序盤、森の中へと向かう非常にハイスピードなアプローチ区間で、おそらくオーバースピードでコーナーに入ってしまったのだと思います。自分のミスです。クルマのリヤが滑り、立て直すことができず横転してしまいました」
「最初は走行を続けようとしたのですが、さらなるダメージを負わないようにするためクルマを止めました。チームには本当に申し訳なく思っていますし、厳しい状況にありますが、明日の再出走を目指したいと思います」
■TGR-WRT2
●サミ・パヤリ(#5 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ1総合首位
「自分たちにとっても、他の選手たちにとっても、語り尽くせないほどクレイジーな1日だったよ」
「最初のステージで水漏れが発生して、良いスタートにはならなかったけど、幸いにも修理して午前中を乗り切り、サービスに戻れた」
「その後はクルマが本来の性能を発揮して最大限に楽しめたんだ。でも今日は予想以上に生き残ることが重要な1日だったね」
「首位に立てたのは嬉しいけど、このラリーではそれほど大きな意味はないと思うよ。天気予報を見る限り、これからが最も過酷な日々になるかもしれないから」
[オートスポーツweb 2026年08月29日]