井手翔太が雨を味方に、嬉しい2勝目。國峰は見事な挽回劇で2位/2026全日本ロード第5戦もてぎST1000レース1

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2026年08月29日 21:00  AUTOSPORT web

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優勝を飾った井手翔太(AKENO SPEED.RC KOSHIEN)/2026全日本ロード第5戦もてぎ ST1000 レース1
 8月29日、2026年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第5戦 スーパーバイクレース in もてぎのST1000クラスの決勝レース1がモビリティリゾートもてぎで行われ、井手翔太(AKENO SPEED.RC KOSHIEN)が優勝を飾った。

 朝から雨が降り注ぎ、終始雨の中で行われたST1000の予選は亀井雄大(RTJapan M Auto)が1分59秒065を記録。セカンドベストタイムもトップにつけ、ダブルポールポジションを獲得した。2番手は0.390秒差で荒川晃大(Astemo Pro Honda SIRacing)、3番手は0.474秒差で國峰啄磨(TOHO Racing)がつけ、4番手の名越哲平(SDG Team HARC-PRO. Honda)までが1秒以内につける大接戦となった。

 そして迎えた12周のレース1。その前に行われたJSB1000のレース1の開始前には一時雨脚は弱まっていたものの、中盤から雨量が増加した。しかし、ST1000のレース1を前に小雨へと変化し、水飛沫は上がるものの、雨量は少ない状況でスタートの刻を迎えた。

 ポールスタートの亀井が好反応を見せ、荒川のアウト側から華麗にホールショットを奪っていく。2番手に荒川、3番手に名越と続き、4番手に井手翔太(AKENO SPEED.RC KOSHIEN)、5番手に羽田太河(Astemo Pro Honda S I Racing)とそれぞれポジションを上げていたなか、國峰はスタートでやや出遅れ、6番手まで後退する形に。

 亀井がオープニングラップからややギャップを広げているかのようにも思われたが、2番手に浮上した井手が勢いそのままに猛プッシュ。2周目にファステストラップをマークすると、さらに3周目の5コーナーでトップに浮上した。後方でも羽田が4番手、國峰が5番手へと順位を上げ、荒川は一気にポジションを下げる形となった。さらに翌周には伊藤元治(YAHAGI Racing Team)にも先行を許している。

 先頭に立った井手がぐんぐんとペースを上げていくが、亀井も離されまいと食らいついていく。名越も、やや離れて後ろにつけていたが、ペースの良い國峰が羽田を捉えたかと思うと、5周目にオーバーテイク。3番手の表彰台圏内にまで順位を戻すと、さらにペースを上げて前方を追いかける。先行を許した名越は、次なるライバルの羽田に後方から迫られる形となった。

 レース折り返しの12周目、トップの井手と2番手の亀井との差は1.779秒。やや離れつつあったが、亀井がペースを上げる一方で、後方からはベストタイムを更新している國峰が迫りつつあった。ところが、8周目に亀井が痛恨の転倒を喫してしまう。それにより、井手は後方に3.3秒のマージンを築いた状態となった。

 2番に変わった國峰は1.4秒ほどのリードがあったものの、3番手の名越は少々厳し状況が続いていた。後方からAstemo Pro Honda S I Racing艦隊の羽田と荒川がじわじわと接近し、3位争いが展開されることに。残り2周、井手は3.598秒と順調にアドバンテージを広げていたが、國峰は序盤の好ペースから一転、やや伸び悩んでいる様子。

 しかし、その後方では3番手争いがヒートアップ。11周目の最終コーナーで羽田が名越をパスすると、続くラストラップでの90度コーナーで荒川も前に躍り出た。ただ、最終ラップで荒川がまさかの転倒を喫してしまう。羽田との競り合いの末にコースアウトし、そのまま転倒を喫した。やや接触があった羽田もバランスを崩して、ややはらむ形で順位を落としてしまった。

 その後方のバトルもつゆ知らず、先頭では井手が逃げ切って、嬉しい優勝を飾った。2025年の第7戦鈴鹿以来、ST1000において自身2勝目を挙げた。レース後の会見で井手は「自分でもこんなにぶっちぎりで前に出られると思っていませんでした。自分は前のライバルに食らいついていく側で、最後までトップグループに残れると良いなと思っていたので、勝ったのはびっくりですね。ですが、雨のレースでしか勝っていないので、ドライでも勝てるようにしたいです」と嬉しさを語った。

 國峰は守り切って2位を獲得し「亀井選手の転倒があってラッキーな2位でしたが、いつも通りの2位に戻って来られてよかったです」と安堵。名越は最後の熾烈な3位争いを制して、2戦連続での表彰台に上がった。4位に羽田、5位に伊藤が続いた。最終ラップの転倒があった荒川は再スタートを切って14位でチェッカーを受けた。

 ST1000のレース2は、翌30日の12時55分にスタートが切られる予定だ。

[オートスポーツweb 2026年08月29日]

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