アレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)/2026MotoGP第13戦アラゴンGP 8月29日、2026年MotoGP第13戦アラゴンGP MotoGPクラスのスプリントがモーターランド・アラゴンで行われ、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチームのファビオ・クアルタラロはリタイア、アレックス・リンスは12位でレースを終えた。
公式予選とスプリントが行われる大会2日目。サーキット上空には朝から青空が広がり、フリー走行2回目は定刻どおりに開始を迎えた。このセッションではクアルタラロが16番手、リンスは21番手となり、続いて行われた予選Q1には2台が揃って出走。全車がフロントにミディアム、リヤにソフトを装着した。
1分46秒台半ばのタイムを記録して前半の走行を終えたクアルタラロは、リヤを新品タイヤに交換して9番手でコースに復帰する。残り2分半ごろに提示されたイエローフラッグの影響を受け、2本目最初のアタックラップはキャンセルとなったが、ラストアタックで1分46秒131をマーク。自己ベストタイムを0.553秒削って7番手にポジションを上げ、17番グリッドからのスタートが決まった。前半を10番手で終えてリヤに新品タイヤを投入したリンスは、1分46秒322を記録して6番手に浮上。この直後に黄旗が振られたためタイムアタックはここで終了となり、19番グリッドからレースに臨んだ。
午後の空模様も快晴となり、11周のスプリントでは気温が5度、路面温度はおよそ15度上昇。フロントは全車がミディアムを履いたがリヤの選択はほぼ半分ずつに分かれ、クアルタラロはソフト、リンスはミディアムをチョイスしてグリッドに並んだ。
クアルタラロはスタート後のスピードが伸びず、19番手に後退してターン1を通過する。その後はライバル達が転倒などでポジションを落とし、17番手でオープニングラップを終了。ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)が2周目に転倒を喫したことにより、16番手に浮上した。しかし5周目を迎えると技術的なトラブルに見舞われ、マシンは白煙を上げながら失速。戦線離脱を余儀なくされ、スプリントをリタイアで終えた。
一方、リンスはスタートでひとつポジションを上げ、2周目にブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)を攻略。先行車両のリタイアなどにより、14番手まで順位を上げた。4周目にはトプラク・ラズガットリオグル(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)をパスし、その後はエネア・バスティアニーニ(レッドブルKTMテック3)と接近戦を展開。10周目にオーバーテイクを成功させた。最終ラップは眼前を走行するフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)にプレッシャーをかけ続けたが、ポジションを上げることは叶わず0.073秒差の12位でレースをフィニッシュした。
アレックス・リンス(予選:19番手、スプリント:12位)
「実を言うと、今日はひどい頭痛に悩まされていたが、スプリントは予想以上にうまくいった。とても面白かったし、楽しいレースだった。ミディアムタイヤが温まってからは、オーバーテイクを決めて順位を上げることができた。トプラク(ラズガットリオグル)、バスティアニーニ、そしてペッコ(フランチェスコ・バニャイア)とは何度かバトルがあったよ。僕たちは全力を尽くしている。明日はどんな走りができるのか、楽しみだ」
ファビオ・クアルタラロ(予選:17番手、スプリント:リタイア)
「(トラブルの)初期の兆候はスタートの段階からいくつか感じられたから、何かしらの不調があることはわかっていた。今週末はテストライダーのような役割を担っているが、テストすべき項目はたくさんあり、異なるシャシーに乗り換える作業では僕自身も少し混乱させられた。それでもさらなるパフォーマンス向上を目指し、今後も取り組みを続けていくつもりだ」
[オートスポーツweb 2026年08月30日]