今年の夏は西日本で酷暑・少雨や令和8年8月千葉豪雨、台風多発で茨城上陸 原因は?

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2026年09月02日 15:34  日本気象協会

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昨日1日、気象庁はこの夏の西日本の高温と少雨、台風15号茨城上陸や令和8年8月千葉豪雨、台風の発生が多くなった要因等について、異常気象分析検討会による分析結果を公表しました。

【令和8年夏の天候の特徴】西日本を中心に記録的高温&少雨 台風15号茨城上陸 令和8年8月千葉豪雨

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昨日1日、気象庁はこの夏の西日本の高温と少雨、台風15号や令和8年8月千葉豪雨、台風の発生が多くなった要因等について、異常気象分析検討会による分析結果を公表しました。

それによりますと、この夏の天候の特徴は以下になります。
・西日本の夏の平均気温は、昭和21年以降で第3位の高温
・7月下旬〜8月初めは、東・西日本で厳しい暑さとなり、国内初の5日連続を含む酷暑日を記録
・8月下旬にも九州で酷暑日を記録し、延べ36地点と平成22年以降で最多
・西日本を中心に、梅雨明け以降雨の少ない状態が続き、8月の九州北部地方の降水量は、昭和21年以降で最も少ない記録となった
・8月前半は、台風第15号が茨城県に上陸し、本州を西へ横断した後、令和8年8月千葉豪雨が発生し、千葉(千葉県)では日降水量の最も多い記録を更新した

【夏の大気の流れの特徴と要因】偏西風が日本付近で大きく蛇行 日本の東海上では南北2つに分裂

このような天候の背景には、上空の偏西風が日本付近で大きく蛇行し、日本の東海上では南北2つに分かれて流れたことがあります(一番上の図)。

西日本の高温・少雨は、偏西風の北への蛇行によって西日本付近に張り出した上層のチベット高気圧に伴う背の高い高気圧に覆われ、下降気流が卓越したことが影響しました。高温には、地球温暖化による大気全体の気温の上昇も影響しています。

台風第15号の経路や令和8年8月千葉豪雨には、日本の南海上で形成されたモンスーンジャイアと、南に分かれた偏西風によって上層の寒冷渦が日本付近に南下したこと、および北に分かれた偏西風によって強まった日本の東海上の高気圧が寄与しました。

なお、夏の台風発生数が多かったのは、偏東風波動の活動が活発だったことが一因と考えられ、また、その背景には今年の顕著なエルニーニョ現象があったとみられます。

【令和8年夏の台風の特徴と台風第15号の特徴】

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令和8年夏(6月〜8月)の台風の発生数は17個となり、平年値11.0個を大きく上回りました。これは、昭和26年の統計開始以降で3位タイの多さとなりました。

この主な要因としては、7月〜8月にかけて偏東風波動の活動が活発だったことが挙げられます。なお、8月前半を中心に日本の南に形成・維持されたモンスーンジャイアの周辺で発生した台風もありました。
また、偏東風波動の活動度と夏の台風発生数には統計的に有意な相関があり、エルニーニョ現象が発生している夏には偏東風波動の活動が強まる傾向があることから、令和8年夏の台風発生数の多さには、今回の顕著なエルニーニョ現象が影響した可能性があります。

8月上旬に発生した台風第15号は、日本の東の海上から茨城県に初めて上陸して本州を西に進むなど、過去あまり例のない経路をとりました。これは、北側の勢力の強い高気圧と南側のモンスーンジャイアの間の流れに沿ったことに加え、南下した複数の上層寒冷渦の影響も受けたことによるものです。

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