インディカーで5度のチャンピオンを獲得したアレックス・パロウ(チップ・ガナッシ・レーシング) 8月31日、アメリカ・ウィスコンシン州のミルウォーキー・マイルで行われた2026年NTTインディカー・シリーズ第16&17戦の結果を受け、チップ・ガナッシ・レーシングのアレックス・パロウがドライバーズチャンピオンに輝いた。
パロウはスペイン、バルセロナ出身の29歳。2019年にはスーパーGT、スーパーフォーミュラにも参戦していた日本にも馴染みのあるドライバーだ。日本のトップカテゴリーを経験した後、2020年から戦いの場をインディカーに移し今日まで驚異的なパフォーマンスを見せてきた。
今シーズンのパロウの戦績は表彰台7回、うち6回が優勝、さらに8回のポールポジションというチャンピオンに申し分ない結果を残している。また、インディカーはまだシーズン中ということもあり、ここからさらに記録が伸びる可能性も充分あり得る。
パロウのチャンピオン獲得はこれで5度目。4年連続チャンピオンを獲得したのはセバスチャン・ブルデー(2004年〜2007年)に次ぐ史上2人目のドライバーとなる。また、パロウの活躍もあって所属チームであるチップ・ガナッシ・レーシング(CGR)はインディカー・シリーズ史上最多となる18回目のチャンピオンシップを獲得した。パロウのCGRでのチャンピオン獲得回数はスコット・ディクソンの6回に次ぐ2位の記録だ。
これまでの功績についてパロウは「言葉で表現するのは難しい」とコメント。
「このチーム、そして隣に座っている2人の男(チームオーナーのチップ・ガナッシとストラテジストのバリー・ワンサー)のおかげで、すべてが実現した。彼らのおかげで、レースの勝者になるだけでなく、チャンピオンになり、そして今や5度目のチャンピオンになることができたんだ」
「本当に素晴らしい経験だよ。まるで昨日始まったばかりのような気がする。どんどん絆が深まっている。毎日がますます楽しくなっているよ。この1年は本当に最高の喜びだった。ここ2年間は僕たちにとってまさに魔法のような時間だった」
ホンダがインディカー・シリーズで12回目のマニュファクチャラーズタイトルを獲得
パロウのドライバーズチャンピオンに続き、インディカー・シリーズ第16戦、第17戦でホンダはマニュファクチャラーズタイトルを獲得した。
現在インディカーでは、ホンダとシボレーがエンジンサプライヤーとして参画しているが、ホンダは最終戦を前にマニュファクチャラーズタイトルを確定。ホンダにとって12回目のインディカータイトル獲得で、過去には1996年、1998年、1999年、2001年、2004年、2005年、2018年から2021年までの4年、そして2025年に獲得している。
ホンダエンジンを搭載したマシンを駆るドライバーは、今シーズン最初の16レースのうち10レースで優勝。そのなかには、メイヤー・シャンク・レーシング所属のフェリックス・ローゼンクヴィストがインディ500で優勝したことも含まれる。
ホンダは今シーズン、シリーズが提供する4種類のサーキット(ロードコース、ショートオーバル、スーパースピードウェイ、ストリートサーキット)すべてで勝利を収め、5レースで表彰台を独占。また、2026年にはシリーズ最多となる13回のポールポジションを獲得した。
ホンダ・レーシング・コーポレーションUSAの社長、デビッド・ソルターズ氏はこの結果を受けて「インディカー・マニュファクチャラーズ選手権でふたたび優勝したHRCの素晴らしい男女の皆さんに心からお祝い申し上げる」と喜びのコメントを残した。
「ホンダ・レーシング・コーポレーションUSAの皆さんひとりひとりに敬意を表し、称賛を送る。彼らは世界クラスのチームとして活動している」
「僕たちの努力、スキル、そして粘り強さが、またしても圧倒的なシーズンをもたらした。この素晴らしい成果に貢献してくれたすべての素晴らしいチームとドライバーに心から感謝する。まさに夢の力だ!」
[オートスポーツweb 2026年09月02日]