デュルクセンが今季3勝目。宮田莉朋は3番グリッドから入賞ならず/FIA F2第10戦スプリントレース

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2026年09月05日 22:20  AUTOSPORT web

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2026年FIA F2第10戦モンツァ ジョシュア・デュルクセン(インビクタ・レーシング/メルセデスF1開発ドライバー)
 9月5日(土)、2026年FIA F2第10戦のスプリントレースがイタリアのモンツァ・サーキットで行われ、ジョシュア・デュルクセン(インビクタ・レーシング/メルセデスF1開発ドライバー)が今季3勝目を飾った。3番グリッドスタートの宮田莉朋(ハイテック/TGR-DC)は9位となった。

 スプリントレースのトップ10グリッドは予選上位10台のリバースグリッドで決定され、10番手タイムを記録したジョン・ベネット(トライデント)がリバースポールを獲得。オリバー・ゲーテ(MPモータースポーツ)が2番グリッド、そして予選8番手の宮田が2列目3番グリッドとなった。

 全車がプライムタイヤ(ソフトタイヤ)を装着するなか、タイヤ交換義務のない21周もしくは45分+1周のスプリントレースは、気温32度、路面温度56度、湿度37パーセントというコンディションで開始された。

 抜群のスタートを決めたのは4番グリッドスタートのタサナポル・イントラフヴァサク(ARTグランプリ)だった。イントラフヴァサクは第1シケインまでに宮田、ゲーテをかわし2番手に浮上する。

 一方の宮田は第1シケインを4番手で立ち上がるが、第2シケイン進入でデュルクセン、第2シケイン立ち上がりでマルティニウス・ステンスホーン(ロダン・モータースポーツ)にかわされ1周目に6番手まで後退。

 さらに2周目の最終ターン11でニコラ・ツォロフ(カンポス・レーシング/レッドブル育成)に、3周目のターン1でノエル・レオン(カンポス・レーシング)にかわされ8番手に後退する。

 首位ベネットが自分のペースでレースを組み立てるなか、2番手イントラフヴァサクを筆頭とする上位勢は3カ所あるDRS区間を中心に激しいポジション争いを展開した。

 5周目のターン1手前でアレクサンダー・ダン(ロダン・モータースポーツ/アルピーヌ育成)が宮田をパス。さらにダンはターン1で7番手のツォロフに仕掛けたがここはオーバーテイクならず。なお、この2台の隙をついた宮田がダン、ツォロフをかわして7番手にポジションを戻している。

 一方、ダンとツォロフ、そして宮田の背後にいたラファエル・カマラ(インビクタ・レーシング/フェラーリ育成)は後続から追突を受けてスピン。エンジンがストップし、カマラはここでレースを終えた。オンボードスターターがあれば再始動できたかもしれないが、オンボードスターターは来年まで待たなければならない。

 カマラ車の回収のためセーフティカー(SC)となり、7周目にリスタートを迎えた。宮田は直後の第1シケインでツォロフにかわされ8番手に。翌8周目の第1シケインでダンにかわされ、宮田は入賞圏外の9番手となった。

 依然として首位はベネットが守るも、勢いはイントラフヴァサクに変わって2番手に浮上したデュルクセンにあった。予選で2番手タイムを記録したデュルクセンは9周目のホームストレートで首位に浮上。デュルクセンはそこから徐々に、確実にベネットとのギャップを広げにかかる。

 12周目、3番手イントラフヴァサクが第1シケインで止まりきれず、ショートカット。タイヤが限界を迎えつつあったイントラフヴァサクはコース復帰後のペースが悪く、一気に8番手までポジションを下げ、9番手宮田の眼前に現れた。

 しかし、宮田は第1シケインでイントラフヴァサクに仕掛けることができず、13周目の第2シケインでローレンス・ファン・ホーペン(トライデント)に易々とかわされ10番手に後退した。

 レースも終盤が近づいた17周目、18番手ロマン・ビリンスキー(ダムス・ルーカスオイル)がターン10(アスカリ)で単独スピンを喫し、ガードレールにクラッシュ。コースサイドでクルマを降りたことで、2度目のSC導入となった。

 デュルクセンとベネットのトップ2台は、それまで3番手ゲーテに対し5秒以上のギャップを築いていただけに、終盤のSC導入は痛い。なお、このSC中にキアン・シールズ(AIXレーシング)、ラファエル・ヴィラゴメス(VAR)がピットに入りタイヤを履き替えて、隊列の最後尾に合流した。

 レースは20周目、残り2周で再開。第1シケインでレオンがステンスホーンをかわし4番手に。そんななか、イントラフヴァサクは第1シケインで大きくポジションを下げ、宮田が9番手にポジションを戻す。

 ファイナルラップとなった21周目、選手権首位のツォロフがステンスホーンをかわし5番手に浮上。最後の最後まで混戦状態が続いたが、デュルクセンの首位の座は揺るがずチェッカー。デュルクセンが今季3勝目(すべてスプリントレース)を飾った。

 2位はリバースポールのベネット。そしてフロントロウスタートのゲーテが3位となった。宮田は9位で入賞まであとひとつ届かなかった。なお、宮田のチームメイトであるコルトン・ハータ(ハイテック/キャデラックF1テストドライバー)は15位だった。

 続けて、2026年FIA F2第10戦モンツァのフィーチャーレースは6日(日)の日本時間16時45分(現地時間9時45分)より、タイヤ交換義務を有する周回数30周もしくは60分+1周で争われる。


■2026年FIA F2第10戦モンツァ スプリントレース暫定結果



Pos./No./Driver/Team/Time/Gap
1/2/J.デュルクセン/インビクタ・レーシング/36'38.663
2/25/J.ベネット/トライデント/1.263
3/10/O.ゲーテ/MPモータースポーツ/1.818
4/5/N.レオン/カンポス・レーシング/2.284
5/6/N.ツォロフ/カンポス・レーシング/3.708
6/14/M.ステンスホーン/ロダン・モータースポーツ/4.160
7/15/A.ダン/ロダン・モータースポーツ/4.306
8/24/L.ファン・ホーペン/トライデント/4.754
9/3/宮田莉朋/ハイテック/5.241
10/9/G.ミニ/MPモータースポーツ/5.492
11/22/N.バローネ/VAR/5.695
12/7/D.ベガノビッチ/ダムス・ルーカスオイル/6.584
13/12/M.ボヤ/プレマ・レーシング/7.235
14/11/S.モントーヤ/プレマ・レーシング/7.555
15/4/C.ハータ/ハイテック/8.042
16/20/E.フィッティパルディJr./AIXレーシング/8.574
17/23/R.ヴィラゴメス/VAR/8.861
18/21/C.シールズ/AIXレーシング/9.104
19/17/T.イントラフヴァサク/ARTグランプリ/10.556
20/16/K.マイニ/ARTグランプリ/12.176
-/8/R.ビリンスキー/ダムス・ルーカスオイル/DNF
-/1/R.カマラ/インビクタ・レーシング/DNF



・ファステストラップ:ジョシュア・デュルクセン(インビクタ・レーシング) 1分33秒616

[オートスポーツweb 2026年09月05日]

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