2026年FIA F3第8戦モンツァ スプリントレース/優勝の加藤大翔(ARTグランプリ/HFDP)と3位の山越陽悠(VAR)
9月5日に行われた2026年FIA F3第8戦モンツァのスプリントレースでは、加藤大翔(ARTグランプリ/ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)がFIA F3初優勝。選手権首位のフレディ・スレイター(トライデント/アウディ育成)が2位、山越陽悠(VAR)が3位となった。
スプリントレース後に行われたトップ3会見に登壇した加藤は「最高です、信じられない気分です。9番グリッドからのスタートだったので、正直言葉が出ません。ここモンツァではオーバーテイクのチャンスがあることは分かっていました」と、振り返った。
「レースを通してクルマは素晴らしく、ドライブすることが本当に楽しかったです。クルマが最高だったので、チームに心から感謝しています。ここ数レースはパフォーマンス面で少し苦戦していたので、この結果にはとても満足しています」
第8戦モンツァのスプリントレースはセーフティカー(SC)が2度入る荒れ模様となった。
「前方の混乱は見ていました。特に序盤、ストレートで3台や4台が横一列に並んでいた時ですね。レース中は終始冷静さを保ち、インシデントを避け、タイヤをうまくコントロールしました。ペースはとても良さそうでしたし、終始自信を持てたので、車内では常に落ち着いていられました」と、加藤。
レースはファイナルラップの最終ターン11(クルバ・アルボレート)立ち上がりまで、加藤、スレイター、山越の誰が勝ってもおかしくはない僅差・激戦ぶりだった。
ファイナルラップの様子を尋ねられた加藤は、「ペースも良く、マシンの調子も最高でした。ミスをしなければ勝てるという自信があったので、集中力を切らすことはありませんでした」と、コメントした。
また、3位に入った山越にとって今回はシーズン3度目の表彰台だった。とはいえ、スプリントレースは順風満帆ではなく、1周目からレースペースが厳しかったことを明かした。
「4番グリッドから3位へと順位を上げたということで、進歩を感じています。苦しい場面もありましたが、スタート前の目標はポジションを維持し、上位で戦うことでした。結果として、チームとともにかなりうまくやり遂げられたと思います」
「1周目から他の選手ほどペースが速くないと感じていたので、自分の持つ力を最大限に引き出そうと努めました。ペースが厳しかったことや、レースをうまくマネジメントできたことを考えると、この表彰台は特別なものです」
ペースが厳しい山越は一時は2番手に浮上するも、最終盤にスレイターにかわされることになった。
「今回はいろいろと考えながら走りましたが、運にも恵まれ、多くの場面をうまく切り抜けることができました。何が起こるか、どれほどのペースで走れるかについて、多くの選択肢やシミュレーションを検討していました。それらのシミュレーションを通じた準備が、この結果につながったと思います」
2026年FIA F3第8戦モンツァのスプリントレースを終えた時点で、日本勢のドライバーズランキングは6位山越(63点)、8位加藤(56点)、14位中村仁(ハイテック/TGR-DC/39点)、21位りー海夏澄(ARTグランプリ/20点)となる。
続いて、2026年FIA F3第8戦モンツァのフィーチャーレースは、6日の日本時間15時15分(現地時間8時15分)から、22周で争われる。日本勢は海夏澄がフロントロウ2番グリッドから、加藤が4番グリッドから、山越が6番グリッドから、中村が29番グリッドからスタートする予定だ。
[オートスポーツweb 2026年09月06日]