弁当シーンでこだわりを見せたと語った石田ひかり (C)ORICON NewS inc. 俳優の有村架純、石田ひかり、姫野花春が9日、都内で行われた映画『さとこはいつも』(9月18日公開)のトークイベントに参加した。
【集合ショット】「3」のおそろいポーズが可愛い有村架純&石田ひかり&姫野花春 石田演じる飯島里子は、子育てを終え、自分だけの時間を取り戻した55歳の女性。大学在学中に結婚して、20年にわたって3人の男の子を育て上げ、あることをきっかけに小説家という、いつの間にか忘れていた幼い頃の夢を思い出し、物語を書き始める。
意識したことを問われると石田は「台本を読んだ時に当て書きしてくださったのかな、と思ったぐらい。私も16年間、娘2人にお弁当を作る人生を送ってきて。4年ぐらい前に、その人生は終えたんです。ちょうどお弁当が終わる日から55歳の里子の物語が始まる」と里子の役どころを改めて語った上で「私がこだわったのは、16年間作ってきたプライド。お弁当を作る時の自分にとっての配置があるんですよね。フタがこの位置とか。映っていないところなんですけども、そういうところは自分で動かしたりしながら、なるべくリアルに。お弁当を長年作ってきた母親の動きになるように。そこはちょっとこだわったと思います」と力を込めた。
そして「私にとっても16年間のお弁当生活は本当に大きかった。『20年ぐらい』というセリフがあったので里子さんは、もっと長い。男の子3人に20年間、お弁当を作るのは本当に大きなことだったと思う。そこはちょっと自分とも重なるところがありましたし、大切にしたいことでした」としみじみと口にしていた。
本作は、長編映画デビュー20周年を迎えた沖田修一監督による完全オリジナル作品。年齢も育った環境も異なる、同じ「さとこ」という名前を持つ3人の女性が、自分の人生を物語として書き始めたことから交差していく姿を描く。
初めての恋を持て余し、妄想を膨らませていく中学3年生、15歳の中井聡子(姫野)。不倫も仕事もスランプ気味で迷走する、映画配給会社勤務の35歳、西田沙都子(有村)。子育てが一段落し、久しぶりに得た自分の時間のなかで夢に目覚める55歳、飯島里子(石田)。それぞれが恋や仕事、夢に悩みながら、自分自身の物語を歩み始める。