2026年F1第13戦イタリアGP ランド・ノリスとオスカー・ピアストリ(マクラーレン) F1イタリアGPにおいては、チームメイトバトルがいくつか見られ、チームオーダーを出すべきかどうかという問題が、繰り返し語られた。マクラーレンはモンツァの決勝終盤、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリが残り10周で4番手を激しく争い、その間にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がふたりを引き離し、予想外の3位をつかむ結果になった。
フェルスタッペンは週末を通して、「リヤアクスルが壊れている」と訴えていた。つまり、RB22のリヤがドライバーに自信を与えてくれない状態だったのである。フェルスタッペンはバーチャルセーフティカーの機会を利用してハードタイヤに交換し、それを最大限に活用してルイス・ハミルトン(フェラーリ)を難なく打ち負かすと、その後マクラーレン勢のチーム内バトルの恩恵を受けてピアストリとノリスを引き離した。
■ノリス、無線で「危険」と発言も、レース後は「フェアなバトルだった」
ノリスは、残り2周で第2シケインへ向かう際にピアストリが見せた防御について「危険だ」と無線で訴えたが、レース後には、「問題なかった」と認め、次のように説明した。
「マシンに乗っているときの感覚と、外から見たときの印象の違いだと思う。誰かが少し間隔を広げたと思ったら、今度はその間隔を閉じてくる。そして時速200マイルで走っていると、怖く感じることがある。彼がやったことはフェアだったと思う。ただ、あの瞬間は自分が芝生に半分乗っていて、物事がどれほどあっという間に悪い方向へ進み得るのかを実感していた。あくまでその瞬間の熱くなった状況での発言だ。実際のところ、あれは問題なかったし、いいバトルだった。厳しいレースの中でいい結果を得られたと思う」
ピアストリも「いいバトルだった」と同意した。
「順位を入れ替えながらの展開が続いた。最終ラップではエネルギーをどう使うべきか、分からないものだ。僕たちは異なる戦略を取ったと思う。彼が前に出たので、もう一度抜き返せるチャンスがあると思った。でも結局あと一歩届かなかった」
ピアストリは、「ここ数戦は厳しいレースが続いていたが、ペースを取り戻せた」として、モンツァでのレースを前向きにとらえていた。
■「フェルスタッペンに勝つペースはなかった」と代表
マクラーレンがこのバトルに介入しなかった理由について、アンドレア・ステラ代表は次のように説明した。
「マックスを抜くチャンスを得るためには、まずランドがオスカーを抜けると示す必要があった。だから、2人を自由に戦わせるのがフェアだと考えた」
「すべて我々自身のガイドラインの範囲内で行われた。ランドが芝生に乗った時でさえ、オスカーが何か間違ったことをしたとは考えなかった。結局のところ、我々にはレッドブルの前に出るペースがなかったということだ。2人が争い始めるとフェルスタッペンがギャップを拡大していったのも事実だ。それでも、指示を出す理由はないと考えた。我々は、ドライバーたちには自由に戦わせるべきだと考えているからだ」
[オートスポーツweb 2026年09月09日]