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演歌歌手藤原浩(66)が新曲「ふりむき酒場/愛の終列車」を16日に発売する。詞・曲を公募する「ソングコンテストグランプリ2026」の優秀作の歌唱者として初めて指名された。戦後の歌謡界を牽引(けんいん)し、国民栄誉賞を受賞した作曲家遠藤実氏(08年に76歳で死去)の最後の内弟子としてデビューして33年。3回連載の第1回では「ふりむき酒場」の魅力などを聞いた。【取材・構成=松本久】
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−藤原さんの代名詞“大衆酒場演歌”の系譜の曲。歌詞は1番が失恋、2番が娘の思い出、3番が自身の人生を振り返っています
藤原 歌い出しの「マグロの刺身に おろしたワサビ」なんてすごく大衆的で温かい歌詞ですよね。普段はあまりやらないのですが、今回はレコーディングの前日に予習をして歌ってみたら、1番の歌詞「いい年齢してさ」とあるのがしっくりこなくて「いい年齢なのにと」に変えてもらいました。ほかにも3番の「まずは一献」を「まずは乾杯」に。自己満足の世界かもしれませんが、“プロ中のプロ”の作詞・作曲の重鎮の先生方だとこういう曲はできないと思うんです。そうでないからこそユニークで面白い作品ができました。
−公募作だから“自由度”が高く、「ひらめいた」という自身のアイデアも次々と採り入れることができたのですね
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藤原 歌詞とメロディー、そしてアレンジ。いろいろな意味で意表をついている曲です。だから、これまではCDやミュージックビデオで自分の声を聞くのが恥ずかしくて嫌だったのに、今回は1日に何回も聞いているんです。
−作曲の小橋浩司氏は知人だったとか
藤原 ビックリしました。同じ岡山県の同級生で20代のころに歌手を夢見てカラオケ大会に出ていた時に何度も会っています。約40年ぶりに再会したら「『ひろしちゃん』って呼ぶから『こうちゃん』と呼んでくれ」って。ちょっとふざけんなと思っていますけど(笑い)。でも、最近は毎日のようにLINEが届きます。これから濃い付き合いになっていくでしょうから、人生ってすごく不思議ですよね。
◆藤原浩(ふじわら・ひろし)1960(昭35)6月23日、岡山・赤磐市生まれ。23歳の時に遠藤実氏にスカウトされたが家庭の事情で断念。30歳で弟子入りし、3年の内弟子をへて94年に「真情」でデビュー。翌年の松尾芸能賞「歌謡芸能新人賞」など多くの新人賞を受賞した。178センチ。血液型B。
◆ソングコンテスト 日本作曲家協会と日本作詩家協会が共同企画する作詞・作曲コンテスト。最初に詞を募集し、最優秀の2作品を課題詞として曲を公募。グランプリと準グランプリを決める。
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