ルクレール、高速クラッシュで50Gの衝撃も、パワーユニットは無事。スペインでのグリッドペナルティは避けられる見込み

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2026年09月10日 07:40  AUTOSPORT web

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2026年F1第13戦イタリアGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)がクラッシュ
 フェラーリは、F1イタリアGPで激しいクラッシュを喫したシャルル・ルクレールのSF-26について、マラネロのファクトリーで点検と修理を行った結果、パワーユニット(PU)が無事であると判断、今週末のスペインGPでグリッド降格ペナルティを受ける必要はないと確信している。

 ルクレールの事故は非常に高速で発生した。最終コーナー外側にあるバリアへ衝突する直前にマシンは234km/hで走行していたのだ。そのため、ルクレールのマシンのパワーユニットの状態が懸念されていた。

 しかし、月曜日に損傷したSF-26をファクトリーへ戻して点検したところ、チームはパワーユニットに構造的な損傷がなかったことを確認した。ギヤボックスケーシングはウォールへの衝突によって損傷しており、交換が必要だった。新しいケースはマラネロで取り付けられ、マシンはすでに完全に修復された状態でマドリードへ移送されている。ただし、フェラーリのメカニックたちは、FP1に向けてSF-26が完璧な状態にあることを確認するため、マドリンクの新しいガレージで車両の全面的な組み直しを行う予定だ。


■アップデート版パワーユニットが無傷だったことは朗報

 パワーユニットが無事だったことは、フェラーリとシャルル・ルクレールにとって2つの点から非常に重要だ。

 まず、ルクレールが今週末のマドリードでグリッド降格ペナルティを受けずに済む。これは大きな朗報だ。新設されたこのサーキットは、場所によってかなり狭く、追い抜きが難しくなる可能性があるからだ。

 そして第二に、フェラーリがモンツァで改良版パワーユニットを投入したばかりだったことである。このアップグレードは、開発で遅れを取ったエンジンマニュファクチャラーに追い付く機会を与えるための『ADUO』(追加開発アップグレードの機会/Additional Development Upgrade Opportunities)システムの下で行われたものだ。フェラーリは、今季2回のエンジンアップグレードが認められ、オーストリアGPで最初のアップグレード版を投入、そしてイタリアGPで2回目のアップグレードが行われた。

 数少ない“ADUO 2”エンジンの1基を失えば、エンジン部門に大きな負担がかかる。そのため、パワーユニットが無事だったとの知らせが届いた時、マラネロの誰もが胸をなで下ろしたことだろう。

 234km/h走行時のクラッシュによってマシンとドライバーの身体に瞬間的に50Gもの力が加わったにもかかわらず、ルクレールに怪我がなく、パワーユニットも損傷を免れたことは、実に驚くべきことだ。これは、FIAが数十年にわたって推進してきた安全性向上への取り組みがもたらした、現代F1マシンの強靭さを示している。

[オートスポーツweb 2026年09月10日]

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