低いランニングコスト、長い航続距離、そしてゆとりある室内空間と最新のテクノロジーを兼ね備えた『A2 e-tron』が本国で発表に 効率性を最優先した「アウディ史上最も効率性の高いモデル」として、低いランニングコスト、長い航続距離、そしてゆとりある室内空間と最新のテクノロジーを兼ね備えた『A2 e-tron』が本国で発表に。コンパクトセグメントで最高水準の空気抵抗係数(Cd値)0.24を記録し、最大646km(WLTP測定値)の一充電走行距離を実現している。
かつてアウディのエントリモーデルとして開発され、オールアルミ構造を採用したクラスを超える内容を持っていた『A2』は、当時100kmを3Lの燃料で走る“3リッターカー”として話題を集めたものの、日本には導入されないままその役目を終えていた。
その後継とも言うべき新型『A2 e-tron』が、ネーミングルールのとおりバッテリーEV(BEV)として復活。エネルギー消費量は100kmあたりわずか12.8kWhとされ、リソースをより効率よく活用して、欧州におけるプレミアムの新たなあり方を再定義する「単なる新型モデル以上の存在」だと謳われる。
空力最適化されたクリーンなサーフェスと、緻密に統合されたディテールが特徴のエクステリアは、制御可能な冷却用エアインテークと大部分が覆われたアンダーボディを採用。新開発エアロホイールの装着や、ホイールアーチトリムに統合されたギャップレデューサー、ハプティックセンサーを備えたウィング形状の電動ドアハンドルなども最小限に抑えられた空気抵抗係数の低減に効果を発揮している。
一方のインテリアでも効率性へのこだわりが貫かれ、コンパクトな外寸でありながらゆとりある開放的な室内空間を提供。ソフトラップと呼ぶファブリック仕上げの柔らかいサーフェスがインストルメントパネルからドアを経てリヤへと続き、オプションの1.6m2のパノラマガラスルーフは室内を光で満たすと同時に、特殊コーティングにより乗員を紫外線から保護する。
ディスプレイには11.9インチのアウディバーチャルコックピットプラスと、曲面デザインの12.8インチMMIタッチディスプレイを組み合わせたMMIパノラマディスプレイを標準装備に。
さらにプレミアムブランドとして初めて特許取得済みのマグネット機構を標準装備し、カップホルダーから充電ケーブルバッグまで、ワンクリックで確実に固定できるなど利便性も大きく向上。さらにMicrosoft OutlookやTeams、AIベースのWork Agentなどを含むAudi connected workも備わる。
現時点では国内展開のラインアップは未定ながら、本国発表では4つの出力レベルと3種類のバッテリーサイズが設定され、最高出力125kW/最大トルク350Nm仕様から、トップモデルの最高出力240kW/最大トルク545Nm仕様まで幅広く用意。バッテリー総容量は52kWh、61kWh、84kWhという3種類のサイズからいずれかが搭載され、セレクトレバーの『B』ドライブモードによるワンペダルドライブを含む4段階の回生レベルを備える。
これにより永久磁石同期モーターと後輪駆動のドライブトレインを備えつつ、必要に応じて外部機器へ給電することも可能に。安全面でもエマージェンシーブレーキアシスト、エバシブアシスト(衝突回避アシスト)、アテンションアシスト、アダプティブクルーズコントロール(ACC)に加え、パーキングシステムプラスとリアビューカメラを標準装備とするなど、フルサイズクラス並みの機能が備えられた。
アウディの本拠地インゴルシュタット工場で生産されるこの新型BEVは、ドイツ本国でこの9月10日より受注が開始されており、日本市場への導入時期や内容は追ってアナウンスされる見込みだ。
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[オートスポーツweb 2026年09月10日]