ディーノ・ベガノビッチ(ダムス・ルーカスオイル/フェラーリ育成) 9月11日(金)、2026年FIA F2第11戦の予選がスペインのマドリンクで行われ、ディーノ・ベガノビッチ(ダムス・ルーカスオイル/フェラーリ育成)が最速タイムを記録。13日(日)に行われるフィーチャーレースのポールポジションを獲得した。
宮田莉朋(ハイテック/TGR-DC)は9番手となった。
F1のフリー走行(FP1)終了後、日本時間22時(現地時間15時)より30分間で開催される予定だったFIA F2の予選。当初の予定から6分遅れとなるなか、気温28度、路面温度52度、湿度13パーセントというコンディションで開始された。
なお、フリー走行でクラッシュし、車両火災に見舞われたタサナポル・イントラフヴァサク(ARTグランプリ)は予選出走が叶わなかった。
アウトラップ、ウォームラップを経て計時上3周目に各車最初のアタックに臨んだ。そんななか、クッシュ・マイニ(ARTグランプリ/アルピーヌ育成)がターン16で、セバスチャン・モントーヤ(プレマ・レーシング)がターン12でそれぞれクラッシュ。残り時間23分56秒でセッションは赤旗中断となった。
マイニ車の回収、そしてリヤにダメージを負ったモントーヤが自走してピットまでゆっくりと戻るとセッション再開に。まずはフリー走行で最速タイムを刻み、選手権首位ツォロフが1分46秒328を記録しトップに浮上する。
そんななか、フリー走行で2番手タイムを刻んだニコ・バローネ(VAR)がターン19でクラッシュ。これでセッション残り18分47秒で2度目の赤旗導入となった。トンネル出口のターン18でバランスを崩し、ターン19のウォールにヒットしたようだ。
マドリンクは初開催ということもあり、コース内で止まった車両の回収にかなりの時間を要す傾向にあった。この赤旗の間にプレマ・レーシングは、FIA立ち会いのもと、モントーヤ車の修復を終え、セッション再開とともに彼をコースに送り出すことに成功した。しかし、モントーヤは「ドライブできない」と無線を飛ばし、ここで予選を終えた。
暫定首位のツォロフはピットにステイするなか、残り12分というタイミングでベガノビッチが1分45秒182を記録し暫定首位の座を奪う。さらに、ベガノビッチは1分44秒578までタイムを縮め、残り7分時点で暫定2番手のアレクサンダー・ダン(ロダン・モータースポーツ/アルピーヌ育成)に0.838秒もの大差をつけた。
残り5分53秒、宮田が1分45秒841を記録し暫定6番手につけた。その直後、セクター1で全体ベストを更新していたジョン・ベネット(トライデント)がセクター2のターン11でクラッシュ。このアクシデントにより、残り5分28秒で3度目の赤旗導入となった。
セッション再開後、残されたチャンスは多くても2回だった。さらなる赤旗のリスクを避けるべく、ベガノビッチやダンといった上位勢も早めにアタック入り。まずはダンが1分44秒561を記録し、ベガノビッチを上回る。
ただ、そのタイムを0.230秒上回る1分44秒331を叩き出したベガノビッチがすぐさま首位の座を奪い返した。ダンは続けてアタックに入るも、すでにタイヤの美味しいところは終わっていた。
チェッカーが振られるなか、コルトン・ハータ(ハイテック/キャデラックF1テストドライバー)がターン19でクラッシュ。これでこの予選でクラッシュした台数は5台となった。
ベガノビッチがトップのまま予選を終え、彼にとって今季初となるフィーチャーレースのポールポジションを獲得。2番手にダン、3番手にラファエル・カマラ(インビクタ・レーシング/フェラーリ育成)が続いた。宮田は最終アタックで1分45秒267までタイムを縮め9番手となった。
土曜日のスプリントレースのグリッドは予選上位10台がリバースグリッドで決定され、10番手タイムを記録したエマーソン・フィッティパルディJr.(AIXレーシング)がリバースポールポジションを獲得。予選9番手の宮田はスプリントレースをフロントロウ/2番グリッドからスタートする予定だ。
2026年FIA F2第11戦マドリードのスプリントレースは、日本時間12日(土)の21時15分(現地時間14時15分)より、23周もしくは45分+1周で行われる。
■2026年FIA F2第11戦マドリード 予選暫定結果
Pos./No./Driver/Team/Time/Laps
1/7/D.ベガノビッチ/ダムス・ルーカスオイル/1'44.331/13
2/15/A.ダン/ロダン・モータースポーツ/1'44.561/13
3/1/R.カマラ/インビクタ・レーシング/1'44.853/11
4/14/M.ステンスホーン/ロダン・モータースポーツ/1'44.938/13
5/6/N.ツォロフ/カンポス・レーシング/1'44.938/9
6/8/R.ビリンスキー/ダムス・ルーカスオイル/1'44.996/13
7/24/L.ファン・ホーペン/トライデント/1'45.018/12
8/5/N.レオン/カンポス・レーシング/1'45.155/9
9/3/宮田莉朋/ハイテック/1'45.267/13
10/20/E.フィッティパルディJr./AIXレーシング/1'45.392/12
11/23/R.ヴィラゴメス/VAR/1'45.570/11
12/4/C.ハータ/ハイテック/1'45.659/12
13/12/M.ボヤ/プレマ・レーシング/1'45.697/12
14/9/G.ミニ/MPモータースポーツ/1'45.706/13
15/10/O.ゲーテ/MPモータースポーツ/1'45.951/13
16/25/J.ベネット/トライデント/1'46.305/9
17/2/J.デュルクセン/インビクタ・レーシング/1'46.483/12
18/21/C.シールズ/AIXレーシング/1'47.222/12
-/22/N.バローネ/VAR/1'58.309/3
-/16/K.マイニ/ARTグランプリ/2'11.436/2
-/11/S.モントーヤ/プレマ・レーシング/2'14.210/3
-/17/T.イントラフヴァサク/ARTグランプリ/DNS/ー
・NC:#22、#16、#11、#17(107%タイム/1分51秒634に入れず)
[オートスポーツweb 2026年09月11日]