石井参院幹事長の処遇焦点=「聖域」人事、高市首相と確執か―自民

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2026年09月12日 07:31  時事通信社

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時事通信社

自民党の石井準一参院幹事長=8日、東京・永田町の同党本部
 内閣改造・自民党役員人事に合わせ、近く実施される参院自民の人事で、石井準一参院幹事長の処遇が焦点となっている。高市早苗首相(党総裁)との確執が取り沙汰されているためだ。ただ、参院人事は首相の権限が及ばない「聖域」とされる。対応次第では、政権運営の火種となる可能性もはらむ。

 「遅くとも10月5日の週には臨時国会を始めないといけない」。石井氏は9月上旬、政権幹部の一人にこう伝えた。

 石井氏は国会運営に精通。与野党に幅広い人脈を持ち、水面下の調整役を担ってきた。その時々の情勢を踏まえて作成する国会日程は「石井カレンダー」と呼ばれる。

 しかし、先の特別国会では2026年度予算の審議を巡り、首相との間に溝が生まれた。首相は3月末までの成立を指示。これを受け、衆院側は審議を大幅に短縮して通過させたが、過半数を持たない参院側は野党との調整を重視し、成立が年度をまたいで4月にずれ込んだ。

 この結果に首相は不満を募らせ、矛先が石井氏に向かっているという。首相周辺は「石井氏が野党と一緒になって首相に嫌がらせをしている」と批判。石井氏が40人以上の議員グループを結成したことに対しても、首相は警戒感を隠さない。

 もっとも、参院自民の実質的な人事権は参院議員会長が握る。歴代政権も表立って口を挟むことはなかった。

 党内では、松山政司参院議員会長が首相の「意向」をくみ、石井氏を交代させるかどうかに注目が集まっている。特別国会では、首相官邸との窓口となった松山氏が国会運営に関し、石井氏と対立する場面もあった。

 党中堅は「松山氏も首相に求められたら代えるのではないか」との見方を示す。一方、党内には「石井氏ほど国対を知っている人間はいない」(重鎮)と評価する声も根強い。

 石井氏は強気の構えだ。最近、関係者に自身の進退を問われ、こう応じた。「もう、どちらでもいいと思っている。外された場合は無役だ」。 
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