2号車シボレー・コルベットZ06 GT3.R(ジョホール・モータースポーツ・レーシング-JMR) 2026年IGTC第4戦鈴鹿1000km コルベットのファクトリードライバーであるニッキー・キャツバーグは、今週末開催されるIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第4戦の鈴鹿1000kmにおいて、ジョホール・モータースポーツ・レーシング・JMRが勝利を争える「より良い位置」につけていると考えている。
キャツバーグは、同じくファクトリードライバーのアレクサンダー・シムズ、そしてシボレー・エンジンを搭載するNTTインディカー・シリーズのスター、スコット・マクラフランと再びトリオを結成し、マレーシア籍の同チームが走らせるプロクラスの2号車シボレー・コルベットZ06 GT3.Rに乗り込む。
■「今年はBMWがいないので、優勝争いできるはず」
彼らは昨年の1000kmで、レース終盤に見せたキャツバーグの力走もあり、表彰台を獲得している。
「大変なレースだったね」とキャツバーグは振り返った。
「確か、最後の3時間半を僕が担当したんだけど、車内では死ぬ思いだったよ!」
「レース終盤、3位の座をかけてルーク・ハルトグとバトルを繰り広げた。彼はフレッシュタイヤを履いていたけど、僕はそうではなかったので、彼を後ろに抑え続けるのは本当に大変だったね」
「とても楽しかった。レース後には気を失いそうになったのを覚えている。面白いことに、写真を見ると、表彰台の上の僕はまるで狂人のような顔をしているんだよ!」
「素晴らしいレースだったし、表彰台に上がれたのは良かった。スコットと一緒に仕事ができたのも最高だったよね。そして、また彼らと一緒に走れるのも嬉しい」
1年が経過して勝機が高まったと思うかと尋ねられると、キャツバーグは、特に今週末のプロクラスのグリッド構成を考慮すれば、総合優勝を狙える位置にいると考えていると答えた。
「間違いなく昨年より良い状況にある」と彼は語った。
「ドライバーである僕らはマシンのことをより深く理解しているし、スコットもドライブ経験がある。チームの理解も深まっているからね」
「BoP(性能調整)については、自分たちがどういう位置にいるのか何とも言えない。昨年はBMWが非常に速く、速すぎると感じたのを覚えている」
「今年はプロクラスにBMWが参戦していないので、優勝争いができるはずだ。それが僕らの明白な目標だ」
キャツバーグは先週のWEC世界耐久選手権のオースティンから始まり、鈴鹿1000km、IMSAインディアナポリス、WEC富士、IMSAロード・アトランタという、5週間で日米間を2往復する過酷なレーススケジュールの最中にいる。
鈴鹿戦は、JMRにとってIGTCシーズンにおける2度目のコルベットでのプロクラス参戦となる。キャツバーグ、シムズ、アール・バンバーの3名は、以前バサースト12時間にも参戦したが、サスペンションのトラブルによるバンバーのクラッシュでリタイアを余儀なくされていた。
「こうしたレースは本当に素晴らしい」とキャツバーグは語った。
「今後も継続して参戦し、来年はさらに多くのレースに出場できればと思っている」
「鈴鹿やバサーストでJMRのチームと仕事をし、今回また彼らとともにドライブできるのは本当に嬉しいことだ。彼らは優秀なエンジニアやスタッフを擁する、素晴らしいチームだからね」
「バサーストでは本当に速いマシンがあったと感じている。あそこで勝つチャンスも充分にあった」
「このIGTCへの挑戦が、今後も長く続いていくことを願っている」
■2027年のニュルブルクリンクには“悲願”のコルベットで出場?
なお、ニュルブルクリンク24時間レースで過去2回の総合優勝経験を持つキャツバーグは、プラット・ミラー社製のコルベットにノルドシュライフェ仕様への適合キットが導入されるというニュースを受け、来年の同レースにコルベットで参戦できる可能性に大きな喜びを示している。
キャツバーグとシムズはともに、今年のレースにはそれぞれランボルギーニ・ウラカンGT3エボ2とアウディR8 LMS GT3エボIIを駆って参戦していた。
「正直なところ、それは夢の実現と言えるだろう」とキャツバーグは語った。
「ドライバーはよくそう言うけど、僕にとってニュル24時間は断然お気に入りのイベントだから、本当に夢が叶うことになるんだ」
「世界最高のサーキットだからね。そこでコルベットとともに走れるというのは素晴らしいことだ。普段から僕がドライブしているマシンであり、所属するメーカーのマシンだから、彼らを現地に連れて行き、この環境を少しでも体験してもらえるのは最高だろう」
「ノルドシュライフェやアイフェルという土地、そしてイベントそのものが非常にユニークなものだ。ぜひ実現してほしいね」
[オートスポーツweb 2026年09月12日]