太田格之進組“タクシー”メルセデスが最速も無念のペナルティ。フォードがポールポジション獲得/鈴鹿1000km予選

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2026年09月12日 19:40  AUTOSPORT web

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IGTC第4戦鈴鹿で予選最速タイムを記録した太田格之進、マキシム・マルタン、ルカ・ストルツ組(77号車メルセデスAMG GT3エボ/メルセデスAMG・チーム・クラフト・バンブー・レーシング) 
 9月12日(土)、三重県の鈴鹿サーキットで2026年IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第4戦『第50回鈴鹿1000km』の公式予選が行われ、ルカ・ストルツ/マキシム・マルタン/太田格之進組の77号車メルセデスAMG GT3エボ(メルセデスAMG・チーム・クラフト・バンブー・レーシング)が最速タイムを記録した。

 しかし77号車には金曜ナイト・プラクティスにおける赤旗時のスピード違反のため3グリッド降格のペナルティが科せられることが事前に決まっていた。

 このため13日の決勝レースをポールポジションからスタートするのは、2番手タイムを残したクリストファー・ミース/デニス・オルセン/フレデリック・バービシュ組の64号車フォード・マスタングGT3エボ(ミーデッケ・モータースポーツ・バイ・チームMPC)となった。


■フェラーリの野中誠太がQ1最速タイムを記録

 この日朝のプレ予選から5時間以上のブレイクを経て行われる予選は3セッション制。各チームのドライバーがいずれかのセッションに出走し、3人の平均タイムでグリッドが争われる方式だ。

 まずは17時40分に、Q1が始まる。気温は26度、路面温度は35度というコンディションだ。

 開始5分のところで、スプーンカーブふたつ目で555号車フェラーリ296 GT3エボの前澤友作がスピンを喫するが、自力でコースへ復帰した。

 セッション序盤に1分59秒264のコースレコードをマークしたのは、『東京無線タクシー』カラーリングで注目を集めている77号車メルセデスのマルタンだ。同じくメルセデス陣営の75号車メルセデスAMG GT3エボ(75エクスプレス)のミカエル・グルニエも2番手につける。

 セッション後半に入って好アタックを見せたのは45号車フェラーリ296 GT3エボ(ポノス・レーシング)の野中誠太で、1分58秒523という全体トップタイムを記録。これを上回る者はなく、このセッショントップは野中のものに。野中は「チームの体制が素晴らしく、自信を持ってアタックすることができた」と公式映像のインタビューに答えている。

 2番手には自己ベストを縮めた77号車メルセデスのマルタンが0.191秒差でつけ、3番手はメルセデス勢に割って入った64号車フォードのミースとなった。


■平良響のポルシェに火災発生

 続いて18時02分からはQ2がスタート。18時06分に日没を迎えるなか、77号車メルセデスの太田が最初のアタックで1分58秒455というQ1の野中を上回るタイムを刻み、全体ベストとなる。

 セッション後半に入ると、“武士レックス”カラーの8号車ポルシェ911 GT3 Rエボ(AO・バイ・アブソリュート・レーシング)のラウリン・ハインリッヒが2番手に浮上するも、太田のタイムにからは0.6秒近く離されることに。

 セッション残り2分、突如赤旗が提示される。18号車ポルシェ911 GT3 Rエボ(ポルシェセンター岡崎・ナインレーシング)がデグナーでストップ、リヤからは炎が上がっている。マシンをグリーン上に停めた平良響は、自らも消火活動に加わった。

 この赤旗でQ2は終了となり、トップタイムは77号車メルセデスの太田、2番手は8号車ポルシェのハインリッヒ、そして3番手には69号車BMW M4 GT3エボ(チームWRT)のパーカー・トンプソンとなった。太田は「アタックプロシージャーを(他とは)変えて、ウォームアップを1周にした」とインタビューに答えた。


■Q3トップも77号車メルセデス。全体最速は太田のラップに

 18号車撤去作業のため予定より2分遅れ、18時27分にQ3のセッションがスタート。気温は24度、路面温度は32度まで低下している。

 最初に好タイムを記録したのは555号車フェラーリのアレッシオ・ロベラ。1分58秒950でトップに立つが、すぐさま77号車メルセデスのルカ・ストルツが1分58秒920と更新して暫定首位へ。日本勢では500号車ニッサンGT-RニスモGT3(TEAM 5ZIGEN)の三宅淳詞が1分59秒341で5番手につける。

 その後もタイムアップが相次いだが、77号車メルセデスがQ3最速、555号車フェラーリ、69号車BMWが続くセッショントップ3となった。

 グリッドを決する平均タイムでは、セッション後半に牧野任祐がタイムを上げた45号車フェラーリがトップ3圏内に食い込むが、最終的にこれを上回ったのがQ3をフレデリック・バービシュが担当した64号車フォードだった。

 平均タイム最速は1分58秒696で77号車メルセデスのものとなったが、金曜ナイトセッションで、減速が間に合わなかった太田が赤旗時のスピード違反を犯しており、これにより3グリッド降格のペナルティが決まっていた。

 このためポールポジションは77号車より平均タイムで0.581秒劣る64号車フォードのものとなり、野中/篠原拓朗/牧野組の45号車フェラーリが2番手から、アイハンカン・ギュベン/アレッサンドロ・ギレッティ/ドリアン・ボコラッチの7号車ポルシェ(アブソリュート・レーシング)が3番手から、決勝レースをスタートさせることとなった。

 ブロンズクラスの最上位はルアン・クン・ファン/マキシム・オーステン/マックス・ヘッセ組の89号車BMW M4 GT3エボ(チームKRC)。プロアマクラス最上位は中西慧/脇阪薫一/ジャンカルロ・フィジケラ組の60号車フェラーリ296 GT3エボ(LMコルサ)となっている。

[オートスポーツweb 2026年09月12日]

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