【「君の好きは無敵」最終回目前】松本若菜&佐野勇斗らキャストの魅力・“かわいい”の舞台裏を岩崎愛奈Pが明かす「好きってなんなのか」に込めた答え

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2026年09月14日 22:19  モデルプレス

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佐野勇斗、松本若菜「君の好きは無敵」(C)TBS
【モデルプレス=2026/09/14】女優の松本若菜が主演を務め、佐野勇斗(M!LK)が共演するTBS系火曜ドラマ『君の好きは無敵』(毎週火曜よる10時〜)。いよいよ放送される最終回を前に、岩崎愛奈プロデューサーに本作に込めた思いや、松本、佐野をはじめとするキャスト陣の魅力、作品を彩る“かわいい”の舞台裏を聞いた。

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◆松本若菜主演「君の好きは無敵」

完全オリジナルストーリーで描く本作は、キャラクタービジネス業界を舞台に、“かわいい”も“好き”もよく分からない元コンサル・草壁杏奈(松本)と、偏屈変人で訳ありのキャラクターデザイナー・瀬尾深月(佐野)が、たった2人で世界的大人気キャラクターの誕生を目指す姿を描く、“かわいい”と“好き”があふれるポジティブ&パワフルラブコメディだ。

草壁と瀬尾がたどり着く“好き”の答えとは――。最終回を前に、岩崎愛奈プロデューサーに本作に込めた思いや、松本、佐野をはじめとするキャスト陣の魅力、作品を彩る“かわいい”の舞台裏を聞いた。

◆松本若菜&佐野勇斗、撮影を通して感じた2人の魅力

――ここまでの放送を振り返って、どんな反響が届いているか教えてください。

楽しんでくださっている方が本当に多くて、とてもありがたいなと思っています。感想などをいろいろと拝見していると、ご自身の好きなものに重ねて見てくださっている方がたくさんいらっしゃるなと感じています。好きなものや、かわいいなと思うものって、イコールその人にとってとても大事なものだと思うんです。そういう、大事なもの、好きなものをこのドラマと重ねて見ていただけるのは、とてもうれしいことです。

私たちには明るく楽しく、隅々までかわいいドラマを作りたいという目標がありました。見てくださった方が、「楽しかったな」「面白かったな」「なんか元気になるな」と思って1日を終えてもらえたらいいな、自分の好きなものやかわいいものに思いを馳せる時間になったらいいな、と思っていました。なので、「毎週すごく楽しみだ」という声を聞くと、私たちがやりたかったことを一つ叶えられたような気がしてとてもうれしくなります。そしてそんな声が、私たちの力になっていました。

――本作を通して改めて感じた、松本若菜さんの魅力を教えてください。

若菜さんは、本当にお芝居もお人柄も素敵な方で、スタッフもキャストも一瞬で魅了されてしまう。みんなが大好きになる、そんな方です。

若菜さんとは2年前に『西園寺さんは家事をしない』でご一緒させていただいていて、そのときも素晴らしい主人公像を作っていただきました。今回はオリジナル作品だったので、主人公を0から作り上げていく難しさがありました。でも、若菜さんとまた新しい魅力的なヒロイン像を作ってみたいという思いがありました。そこで、その気持ちをお伝えしてオファーをさせていただきました。

「こんなドラマにしたい」「こんな人にしたい」とお伝えし、若菜さんからも意見をいただきながら、一緒に草壁杏奈という人物を作り上げていきました。台本にも、若菜さんからいただいたアイデアが散りばめられています。さらに、若菜さんが培ってこられた素晴らしいお芝居の力で人物を膨らませてくださったことで、きちんと仕事ができる大人の女性でありながら、少し変なところやダメなところもある、でもぶれない芯はしっかりある…そんな多面的で面白い人間らしい愛嬌のある人物になったと思います。

完璧な人間なんて存在していなくて、誰でもダメなところ、面白いところ、誰にも見せられない変なところ、素敵なところ、かわいいところがあると思うんです。若菜さんのお芝居は、そういう、人間の相反するものをとても素敵に同居させてくれますし、感情一つとっても、単なる喜怒哀楽の4つには分類できない複雑さも作ってくださる。若菜さんが演じる草壁が笑うと、それだけでみんなが元気になれるし、なぜか大丈夫だと思える。怒っているときでさえも、単調にキツい印象にはならずどこか愛嬌を感じさせてくれる。だから時に真正面から正論を言っても、不思議と押し付けがましさがないんですよね。一瞬にして人を虜にしてしまう、不思議な魅力のある方だと改めて感じました。

――佐野さんから感じた魅力はどんなものですか?

お仕事をご一緒させていただくのは初めてだったのですが、これまでたくさんの出演作を拝見していたので、瀬尾深月という役をどんなふうに作ってくださるのか、すごく楽しみにしていました。

実際にご一緒してみると、台本についても視聴者の目線に立って意見をくださることがありました。作り手側から気づきにくい部分というのはどうしても出てきてしまうし、そういうところに気をつけなくてはと私自身自戒としているのですが、佐野さんはその境界を自然に超えて、作り手・演じ手・見てくれる方、の視点を自然に持ち合わせている。なので、佐野さんの視点を頼りにさせていただいた場面がたくさんありました。

それに、変なところを凝縮したような人物である瀬尾という人物をとても深く掘り下げてくださったと思います。周りになりふり構わず、好きに向かって突進していく姿には確固たる意志を、捻れた性格の中には純粋さを感じさせてくれるんです。その振り幅がすごく面白いと思いました。

あとは、アドリブもたくさん入れてくださって。アドリブというのは、瀬尾という役をすごく丁寧に咀嚼(そしゃく)していないとできないこと。その上で、「瀬尾だったらここまでやるかな」「このシーン、ここまでやったらもっと面白いんじゃないか」というところまで考えてくださるので、何気ないシーンを、佐野さんがすごく膨らませてくださったこともありました。

◆藤井隆、小野花梨、本郷奏多が生み出した個性豊かなキャラクター 印象に残る芝居とは

――その他、出演者の皆さんについて、印象に残っているエピソードやお芝居があれば教えてください。

廣瀬高章役の藤井隆さんのお芝居もすごく素敵でした。キャストもスタッフもみんな藤井さんのことが大好きで、私自身も昔から大好きだった方。シリアスなシーンでも空気を柔らかくしたり、少しクスッとさせてくれたり、自然と違う色の空気を吹き込んで、想像しなかったきれいな色を作ってくれるような特別なパワーを持った方だと思います。藤井さんのお芝居をもっと見たいという思いもあって、当初から第3話で廣瀬さんを描きたいと思っていたんです。

藤井さんはいつも周りを笑わせてくださる方ですが、廣瀬という柔和で朗らかな人物の中にある「これだけは譲れない」という大切なものを、藤井さんが役に真摯に向き合ってくださったことで、廣瀬という人物の厚みとして表現していただいたと思います。廣瀬が心を痛め、葛藤しながら主人公たちから何かを受け取り、「まだまだだ」「僕はまだ何もしてない」と自分を顧みるシーンは、胸に迫るものがありました。あのシーンを藤井さんに演じていただけたことは、とても幸せなことでした。

佐々岡鈴加役の小野花梨さんも、今回初めてお仕事をご一緒させていただいたのですが、大好き俳優さんです。間近でお芝居を見てさらに大好きになってしまいました。佐々岡という人物を隅々まで丁寧に作ってくださって、ちょっとしたト書き(セリフ以外の動作や情景のこと)やセリフからも、表情や仕草を含めて人物をどんどん広げてくださるんです。その広げ方が想像を超えていくので、私は佐々岡のシーンを見るのがいつも楽しみで。前半は、本当の想いや感情を押し殺しているシーンが続くのですが、だからこそその佐々岡の感情と本音が第5話で爆発するシーンは台本を作っているときも力が入りました。

それに加えて第6話からヘンテコな人集団の“デザイン瀬尾”に加入した佐々岡は、一見するとこの4人の中で一番常識人っぽい人物。でも、「ちゃんとした常識人」というだけではないちょっとヘンテコさをとても巧みに混ぜ込んで表現してくださいました。誰に対してもとてもきちんとしているのに、瀬尾の扱いだけはなかなか雑な感じとか、私はもう大好きで。本当に台本の一文字、一文から人物を表現してくださる方だなと思いました。すっかり大ファンになってしまいました。

大三島匠役の本郷さんは、毎日のように「すごいな」と圧倒されました。クランクイン前に本読みがあったのですが、とても美しい声で温和な話し方なのに、でも温度を感じさせないお芝居がとても印象的で。その怖さがすごく面白いと思いました。怒鳴ったり、いつも怒っているような表面的な怖さではなく、底が見えない静かな怖さ。それを本読みの段階からスパッと見せてくださったんです。「これはものすごい敵になるぞ」とワクワクしました。また、当初からこの強敵・大三島を絶対に仲間に引き入れてやるぞと決めていたので、本郷さん演じる大三島が怖ければ怖いほど楽しみが増しました(笑)。

◆“隅々までかわいい”をどう作った?キャラクターデザインと美術に込めたこだわり

――キャラクターデザインや美術について、岩崎さんが特にこだわったことを教えてください。

かわいいものを見ているとき、人は優しい顔、幸せな顔になるなと思っていて。そこで、「隅々までかわいいドラマにしたい」ということは、スタッフにもずっとお願いしていました。見るたびに発見があって、ちょっとしたところまでかわいい、そういう楽しみを作りたかったんです。そして撮影現場でも「これ、かわいいね」「これ好きだな」という言葉がたくさん飛び交うような作品にしたいと思っていました。

その思いをスタッフが受け取ってくれて、それぞれの“好き”や“かわいい”を反映してくれました。特に“デザイン瀬尾”は、物語の中でも多くのシーンが展開する場所になると分かっていたので、限られた空間の中でも、見るたびに新しい発見がある場所にしたかったんです。そこにいるキャラクターや小物から、それぞれの“好き”を見つけてもらえるような空間を、美術チームが本当に素敵に作り上げてくれたと思います。古今東西から美術チームが素敵だと思ったものを集めて、隅々までこだわって飾ってくれています。デザイン瀬尾のセットも何度も話し合い、図面を直しながら、窓や柱の形一つにまで、見ている人が楽しくなるような“かわいい”を詰め込んでくれました。

助監督陣も皆で頑張って様々なキャラクター会社に交渉してくれて、様々な実在のキャラクターを使わせていただけることになったんです。技術チームも、どの画角がよりかわいくセットを切り取れるか、どんな光がどっから入ったらきれいか、たくさん話し合ってくれました。そんなスタッフ全員の“かわいい”と“好き”が詰め込まれたセットが完成して、初めて足を踏み入れた時の感動とワクワクを、私はずっと忘れられないと思います。

キャラクターデザインを手がけてくださった三浦のどかさんとも、何度も話し合いながら一緒にキャラクターを作っていきました。特に、この物語の軸となる“チュチュチュエラ”を生み出すことには、三浦さんも大きなプレッシャーがあったと思いますが、悩みながら意見を出し合う時間は、とても大事で充実したものでした。

三浦さんが「瀬尾の大変さを一緒に追体験した」と言っていたのですが、本当にそんな感覚でした。三浦さんが悩みながら作り上げていく中で、私たちも描き上がるのをただ待っているだけではダメだ、私は絵は描けないけれど三浦さんのアイデアの種なら集められるかもと思い改めて「かわいい」を研究してみたり、「じゃあ先に名前を考えてみようか」と話したり。そこから三浦さんがさらに膨らませてくださって、また私たちが「こういう思いを込めたいね」とブラッシュアップしていく。その繰り返しで、“チュチュチュエラ”が形になっていきました。

草壁が作中でやってきたことを、私たちも実際にやっていたんですよね。だからこそ、“チュチュチュエラ”に対するみんなの愛も、とても深い現場になったと思います。

――本作では“かわいい”が大きなテーマの一つですが、岩崎さんご自身は“かわいい”にはどんな力があると考えていますか?

“かわいい”の正体が何なのかは、今も考え続けていることですが、このドラマを作っていく中で、かわいいものには、人の気持ちを少し明るくしたり、温かくしたりする力があるんだと実感しました。私自身、準備をしていくうちにキティちゃんが好きになって、バッグや携帯の周りにどんどんキティちゃんのものが増えていったんです(笑)。仕事道具だらけのバッグの中にキティちゃんがいてくれると、心が弾むんですよね。

キャラクターやかわいいものって、何かを言うわけではないけれど、そばにあるだけでちょっと気持ちが上がる。そして、そこから人との会話が生まれたり、誰かの“好き”を覚えて、ちょっとしたプレゼントにつながったりする。実際、撮影現場でもそういうことがたくさんありました。

第6話で“チュチュチュエラ”の「ただ支える」というコンセプトについて描かれましたが、まさにそれと似たことが撮影現場でも起きていて。ベテランの男性スタッフや監督たちも、キャラクターのキーホルダーやマスコット、ぬいぐるみを身につけたり、職場に置いたりしていたんです。いつの間にかゴツい機材にサンリオのキャラクターのシールが貼られていたり(笑)。

そこから、「かわいいですね」という一言から会話が生まれたり、その人自身に親近感を持ったり。最初は「かわいいものが分かるだろうか」と話していた男性監督たちも、それぞれに“かわいい”を探しながら作品に向き合ってくれました。

そういう経験を通して、かわいいものには、人に何かを押し付けるのではなく、誰かを思いやったり、人と人との距離を少し近づけたりする力があるんだと感じました。それは、私自身がこの作品を通して見つけた“かわいい”の一つの答えかもしれません。

◆「君の好きは無敵」最終回に込めた思い

――最終回の注目ポイントを含めた、視聴者の方へメッセージをお願いします。

数か月にわたってドラマを作ってきましたが、最終話をきれいに収めるだけではなく、最初にみんなで「こんなドラマにしたい」「こんな気持ちを届けられたら」と話していた思いを、最後まで大切にして作ることができたと思っています。「思いっきり楽しんでほしい」という気持ちで作ったシーンもたくさんありますし、登場人物一人一人にも愛情を込めてきました。その思いも感じていただけたらうれしいです。

そして、「好きってなんなのか」ということについて、このドラマなりの一つの答えを出せたと思います。ちょっと不器用で、ヘンテコで、でもとてもかわいい草壁と瀬尾が、「好きってなんなのか」に向き合いながら、どんな答えを見つけていくのか。ぜひ最後まで楽しんでいただけたらと思います。

(modelpress編集部)

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