
映画『旅する練習』が2027年に新宿バルト9ほか全国で公開される。
『第34回三島由紀夫賞』『第37回坪田譲治文学賞』を受賞した乗代雄介の同名小説を原作とする『旅する練習』は、スランプ気味の小説家である叔父の圭佑と、サッカー少女で姪の亜美が、彼女の中学入学を前にした春休みに、千葉の我孫子から茨城の鹿島アントラーズの本拠地に向かって、利根川沿い歩いて旅をするロードムービー。乗代にとって初の映画化作品となる。
主人公の圭佑役を長編映画で初の単独主演を務める中島歩、姪の亜美役を『ルックバック』でデビューを飾った七瀬ふうりが演じる。監督は東京藝術大学で黒沢清監督に学んだ眞田康平。
撮影は2026年4月に終え、現在ポストプロダクション中。オリジナルアニメーション映画『超かぐや姫!』や『劇場版モノノ怪』シリーズ、テレビアニメ『日本三國』などのツインエンジンと、映画『日日是好日』や『おーい、応為』などのヨアケとの共同製作・共同配給となる。
【中島歩のコメント】
私は映画とは根本的にこの世界と人間を愛でる機能があると感じています。
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美しく、偶発的な瞬間が幾つもあり、それをカメラが美しく捉えています。
この作品と、そして他のお客様との無言の対話をぜひ劇場でお楽しみください。
【七瀬ふうりのコメント】
映画『旅する練習』に出演させていただくことになりました、七瀬ふうりです!
撮影では、はじめての経験もたくさんあり少し緊張しましたが、とても楽しく撮影することができました。
たくさんの方にこの作品を見ていただけたらうれしいです。
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【眞田康平監督のコメント】
初めて原作を読んだ時、期待や興奮と同時に、簡単には踏み出せないものも感じていました。この物語を引き受けていく覚悟が自分にあるのだろうか。それでも、読み終わってすぐに映画のラストシーンが立ち上がってきて、思いついてしまったからには、これはもう撮らざるをえない。そんな出会いでした。
原作の乗代雄介さんが「言葉」を大切にしたように、「映画」の何を大切にするか。この映画にとってそれは、おじさんと亜美が、歩いて、書いて、蹴る、その瞬間を丁寧に捉えていくことだと思いました。
製作中、何度も口にしたのが「世界の豊かさ」という言葉です。鹿島まで歩く旅の中で、鳥や植物や景色を通して、一つずつ世界を見つけていく。どこにでもある風景が、彼らの時間の中でかけがえのないものになっていく。人が苦手で鳥が好きなおじさんと、飛んだり跳ねたりする亜美。中島歩さんと七瀬ふうりさんが、生き生きと二人を体現してくれました。その一つ一つの瞬間を取りこぼさないように、カメラに収めていきました。
この映画には、きっと、確かにそこにあった瞬間が刻まれているはずです。その時間を一緒に旅してもらえたらと思います。
©2027「旅する練習」製作委員会
©2027「旅する練習」製作委員会
©2027「旅する練習」製作委員会
© 乗代雄介/講談社
