
9月1日、44歳という若さでこの世を去った女優の中村ゆりさん。所属事務所は9月14日に直腸がんのため亡くなっていたことを報告。すでに葬儀は執り行われたという。
中村ゆりさん、突然の訃報に驚きと悲しみ
突然の訃報に気持ちの整理がつかない人も多かったことだろうが、訃報から一夜明けた15日には、鈴木亮平や要潤、瀬戸康史などの俳優陣から哀悼の言葉が寄せられた。鈴木は《強く柔らかく、誇り高く美しく、まさに百合のような人でした。悔しい》と綴っていた。
中村さんは13年前にもがんを患っていたが、事務所社長と、《病名は仕事の方々には余計な心配をおかけしてしまうので、言わないようにしましょう》と話し合い、伏せていたという。
その後、一時は寛解したというが、昨年1月に再発。手術は成功したものの、転移が発覚し、転移がわかった時点で寛解は難しい状態だった。今年8月には腸閉塞を起こし、「余命わずか」の宣告を受けていたという。
「事務所は中村さんの最期について、《落ち着き、美しく優しさにあふれた笑顔を絶やさず、ご家族や近しい方々と共に最後の時を大切に過ごすことができました》と記しています。社長との話し合いで決めたように、周囲の人にはあまり話していなかったようで、突然の訃報に驚き、悲しみの声で溢れています。
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来年1月に放送予定のNHK総合の『ドラマ10 デンジャラス』に出演が予定されていたなど、最後の最後まで女優としての活動を続けていたかったという思いが見て取れます。ただただ、早すぎる死に残念でなりませんね」(芸能プロ関係者、以下同)
昨年10月に放送されたドラマ『終幕のロンド-もう二度と、会えないあなたに-』で中村さんの母役を務めた女優の風吹ジュンさんは、撮影時にその異変を感じ取っていたと明かした。
「撮影中、体調を崩したことがあったそうですが、風吹さんが気にかけても、中村さんは黙っていたといいます。その姿を見た風吹さんも深追いせずにいたそうですが、《今はそれが悔やまれます》とその胸中を吐露しています。
社長と話し合ったとはいえ、“がん”というあまりに重い病状を伝えると、受け取る側の負担も重いと考えられたのでしょう。とはいえ、そこまで強く生きられますでしょうか。鈴木さんも《強く柔らかく、誇り高く美しく》と形容されていましたし、心の強さが際立つ方だったのだと思います」
中村ゆりさん出演のCMが再注目
今年2月、中村さんの強さが垣間見える投稿があったという。
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「天ちゃんという愛犬の旅立ちを報告していたのですが、虹の橋を渡ったのは投稿から1年も前のことだったのです。中村さんは報告ができなかった理由について、《私の投稿を見てくださる皆さんに、私の悲しさや苦しさをシェアしても良いものなのか、、葛藤しました》と綴っており、ここでもフォロワーに悲しみが伝染することを懸念されています。
愛犬の死や闘病生活など、自身はもっと辛く過酷な日々を過ごされていたでしょうが、それを“あえて周囲に共有しない”。少しくらいは弱い姿を見せてほしかったと思う人もいるでしょうが、それが中村さんの人生観なのでしょう。そうした逞しく強い姿は間違いなく演技にも反映されていたと思います」
今回の訃報を受け、ネット上では、中村さんが出演した日本生命のCMが拡散されている。
「このCMで中村さんは、小学生の男の子を育てるシングルマザー役を演じています。子どもからは“いつも笑顔の優しいお母さん”の姿が写っていますが、実際には仕事や病気に苦しみながら、子どものために闘うお母さんの姿があるのです。
CMは“私には、前を向く理由がある”と力強く宣言するシーンで幕を閉じますが、このCMのように中村さんは人に見せないところで、ひとりで闘っていたのかもしれませんね。そうした中村さんの背景があってこそのCMだったといっても過言ではないのではないでしょうか」
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このCMに対しネット上では、
《中村ゆりさんのこのCM 初めて見た時泣いた覚えがある。 過去に自分も病気をしていながら 自分も病気と戦いながらのこのCM。 強いな、美しいな。》
《病気の事を知ってから改めてこのCMを見ると、感慨深いですね。ご本人どんな気持ちで臨んだんだろう…》
《公表していない中で、どんな気持ちでこのCM撮影をしたのだろうと思うと頭が下がります》
などの声が上がっていた。
愛犬とともに心穏やかな日々を送っていることを願うばかりだ。
週刊女性PRIME
