マルティン、優勝を争うも右腕の不調で急失速「ブレーキができず、完全にバイクをコントロールできなくなった」/第14戦サンマリノ

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2026年09月16日 09:20  AUTOSPORT web

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ホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)
 ホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)は、MotoGP第14戦サンマリノGPの決勝で5位に終わった。レース序盤は好ペースを見せ、7周目には首位に浮上。その後はマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)との差を広げようとしたものの、右腕にコンパートメント症候群(注:筋膜内の圧力上昇により、腕の痛みやしびれ、筋力低下などが起こる)の症状が現れ、ペースを維持できなくなった。

 最終的にライバルたちに先行を許し、5位でフィニッシュ。11ポイントを獲得し、マルクと同ポイントとなったが、決勝での勝利数の差によりマルクが首位となっている。


■過密日程も手術判断に影響か

「序盤はとても快適に走れていた。すごくうまく、スムーズに乗れていた。マルクのペースについていけたことには自分でも驚いたし、彼を抜くこともできた。そこから少し引き離そうとした。でも、そうしようとした瞬間に右腕がもたなくなり始めた。今季ずっと出ていた問題ではないし、自分でも予想していなかった」

 症状自体は週末を通して感じていたという。しかし決勝までには改善できると考えていた。

「週末を通して症状はあった。でも、今日は解決できると思っていた。でも、それができなかった。ブレーキの操作ができなくなって、完全にバイクのコントロールを失ってしまった。あとはただ、周回が過ぎてレースが終わるのを待つしかなかった」

 コンパートメント症候群については、手術が必要になる可能性もある。術後は数日程度の休養で復帰できるケースも多いが、シーズン後半戦は日程が詰まっているため、判断は慎重に行う必要があるとマルティンは話す。

「遅かれ早かれ解決策を見つけなければならない。でも、今は明らかに手術をするのに最適な時期でも、理想的な状況でもない。また、どんな手術にも合併症が起きる可能性はある。だから、慎重に考えなければならない」

 勝利争いができる速さを持ちながら、身体の問題によってその機会を失ったことへの悔しさは大きい。

「今日は本当に残念だし、すごく悔しい。この問題のせいで勝利を争うチャンスを失った。でも、できることはあまりなかった。減速することもできなかったし、加速することもできなかった」


■「問題が続けば、残りのシーズンで大きな要素になる」

 週末全体については、決して満足のいくものではなかったと総括した。それでも、金曜日に苦戦した状態から立て直し、スプリントでは3位、決勝では一時トップに立てたことから、純粋な速さについては自信を持っている。

「最高の週末ではなかったのは明らかだ。でも、自分自身について言えば、金曜日はひどい状態だったのに、昨日は3位。そして今日は、昨日はトップのペースについていけなかったところから首位を走ることができた。速さや勝てる可能性という意味では、僕たちにはそれがあると思う」

 一方で、身体の問題については自分では完全にコントロールできない部分でもある。

「身体の問題は、自分ではどうすることもできないところがある。もしこの問題がなければ、マルクと戦えたと思う。ただ、この症状が続くなら、残りのシーズンにとって大きな要素になる。だから賢く判断して、何をするべきか、何をしないべきかを見極めなければならない」

 チームメイトのマルコ・ベッツェッキは、スプリント、決勝ともに優勝候補と見られていたが、決勝では1周目に転倒した。一方のマルティンも本命視されていたわけではないものの、実際には勝利を狙える位置まで浮上していた。

「マルコが両日とも本命だったのは明らかだ。でも最終的には、彼が望んでいたような結果にはならなかった」

「僕は本命ではなかったけれど、勝てる位置にはいた。だから、自分はポジティブな部分を見るようにしている」

 マシンそのものについては、強い手応えを感じている。

「チームは満足していいと思う。バイクは機能しているし、必要なものはすべて揃っている。何かが欠けているとは思わない。だから、すべては正しい方向に進んでいる。チームもそこに目を向けるべきだと思う」

Author:René Pierotti情報元:Moto.it(9月13日掲載)

[オートスポーツweb 2026年09月16日]

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