山田孝之、2次審査で1日10時間を4日間 異例の俳優オーディション『THE OPEN CALL』へ熱量

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2026年09月18日 15:24  オリコンニュース

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異例の俳優オーディションへ熱量を明かした山田孝之 (C)ORICON NewS inc.
 俳優・山田孝之がメインパートナーとして審査にも参加する公開オーディション『THE OPEN CALL』のプロジェクト報告会見が18日に都内で開催された。異例の形式で進行中の同オーディションについて、山田ら企画に携わるメンバーが熱量高く思いを語った。

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 同プロジェクトは、オリジナル映画の主要キャストを募集する公開オーディション。2月2日から約2か月にわたり募集してきたオーディションは、応募総数は約1万4000人に及んだ。いまだオーディションが進行中の中、その軌跡を追う番組が10月1日から動画配信サービス「Lemino」で独占配信されるのに先駆けて、報告会見が行われた。

 イベントには山田のほか、企画・プロデュースの伊藤主税プロデューサーをはじめ、同じく企画・プロデュースを担いパートナーを務める俳優の阿部進之介、オリジナル映画の脚本と監督を務める榊原有祐、オリジナル映画の企画監修を務める山田兼司も参加した。

 きっかけは阿部の発案だった。「年齢を重ねるにつれてオーディションというものがだんだんなくなっていくという体感があった」と言い、「もっとオーディションがあればチャンスも増えるし、新しい才能が見つかるんじゃないかなっていうところから、まず思いついた」と語る。

 そして「どうせやるんだったら、俳優がどういうことやってるかっていうのを見てもらった方がいいんじゃないかと。この機会とともに、“俳優”っていうものをみなさんに知ってもらうということができるなと思って、仲間たちに相談したら『面白い、やろう』となりまして。ただ、オーディションということは受かったら映画に出るってことだよな…でも役がなかったらダメだから、その審査の過程で役をその人に合わせて作っていこうという無茶振りを考えました」と異例の映画制作方法を提案したことを明かした。

 山田はこのオーディションの魅力について「俳優という人たちの仕事内容って実は多分ほとんどの人がわからないだろうなと。いろんな考え方がありますけども、よく近年耳にするのは、『韓国はどうだ』とか、なぜかほかとばかり比較している。外と比較する前に、まず『みんなは中のことって分かってるんだっけ』みたいな疑問もあって。そもそも映画って何なのか、俳優って何なのか、お芝居をする・役を作るということはどういうことなのか、というのを可視化して見てもらう。制作側だけではなく受け取り手側ももっと理解を深めることで、よりクオリティーを上げることになったり、なぜ外に出していく必要があるのか、映画は興行なので売上を立てないといけないということだったり、ただのエンタメではないということも理解してもらえるのでは」と熱弁した。

 俳優オーディションが先にあり、その俳優に合わせて役を作り上げ、映画を制作するというこれまでにない制作スタイル。山田兼司プロデューサーは「このような作り方をするのは間違いなく人生で初めてになりますし、通常の映画の作り方とは全く違うと思います。でも、山田孝之くんがよく『お芝芝居に正解がない』と言ってオーディション番組に向き合っていらっしゃることと、すごく同じだと思っています。今僕らが取り組もうとしている映画の作り方というのは、そもそも作り方から新しいことに挑戦しているので、映画の歴史の中に『こういった作り方もあり得る』と証明できるような作品になってほしいと思って向き合っている」と語った。

 また、映画の脚本を担当し、オーディション審査にも参加している榊原監督は「これまでも俳優の方たちと役作りについて話を聞いたりして、ちょっと分かったつもりになっていた部分があったんです。でも今回はオーディション中に候補者の方たちが役と出会い、その役と一体になっていく姿を目の当たりにした。『なるほど、こういうことか』と思ったり、『こういう考え方もあるのか』と思ったり、分かったと思ったら分からなくなったりということを繰り返していますね。映画作りや俳優との接し方、脚本作りも改めて一から考えてみたいと思えるような経験になっていまして、僕も試行錯誤と戦っているところです」と学びがあったと話した。

 映画は来年2027年に撮影、公開は28年になることが決定しているが、映画の方向性については“白紙”とのこと。「豊かな多様性と可能性のある白紙です(笑)。要するに無限の可能性が僕らの前にはあるんですけど、だからこそ白紙にできるという。本当に何も考えていないわけではないです(笑)」と付け加えた。

 オーディションには約1万4000人が応募。そこからさまざまな審査を経て、番組では残った32人が登場する。本編配信に先駆けて公開される『エピソード0』では、その32人に至るまでの経緯を見ることができる。山田は「2次審査の対面審査では1日10時間を4日間、約200名と向き合ったのですが(笑)、めちゃくちゃキャラクターがよかったりお芝居が素晴らしい人がたくさんいたんです。最初は人数が多すぎて番組にするのが難しいという話もありましたが、『この人たちをもうちょっと輝かせたい』という思いから『エピソード0』が作られました」と説明した。

 最後に阿部は「演技ってすごい楽しいんですよね。僕も大好きですし、それも知ってほしい。辛いことやきついこともあるんですけど、楽しいからやれているということを知ってほしい。そして、この番組を通して映画という世界の中でどんどん輝いていく人たちがたくさん見つかると思います。その人たちがどういう経緯で世の中に解き放たれていくのか、どういう経緯で演技を深めているのか、そこに注目してほしい」と力を込める。

 そして山田は、映画の興行収入や動員数も考えなくてはいけないとした上で、「そこが答えではない。一貫して伝えているのは『挑戦することの大事さ』。そこに勇気をもって参加した俳優たちが、本気で悩みまくってさらけ出して、とんでもないお芝居を見せてくれている。ぜひ番組を見てほしい」と力強く呼びかけた。

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