
【写真】新庄、生きてた!! チョッキーも大喜び!
「目標は、全員生還」―ゴルバド共和国のシャキ城に捕らわれた別班員5人を救うため、自衛隊直轄の非公認組織「別班」の乃木憂助(堺雅人)が動き出した。義弟・ノコル(二宮和也)をはじめ、国や組織を越えて集まった仲間たち。5人に下された非情な決断を覆そうと、乃木は別班の最高司令官・櫻井里美(キムラ緑子)に覚悟を伝える。
一方、“中国の別班”「Xinxi(以下、シンシー)」では、リュウ・ミンシュエン(漢字表記:劉銘軒・堺/三役)が警視庁公安部・外事第4課の野崎守(阿部寛)に手を差し伸べる。しかし、その行動には別の狙いが…。乃木たちとシンシー、それぞれの作戦が一気に動き出した第18話を振り返る。
■“家族”の絆を胸に、アゼルバイジャンへ
「あなたが命を掛け『テント』(解体した国際テロ組織)壊滅を目指したというのに、今度はその『テント』が命を掛けてあなたに協力する。何か天運を感じますね」。自らの命も懸ける乃木の覚悟を聞いた櫻井は、別班員5人の毒殺決行を現地時間6月10日18時へ延期。乃木たちに残された時間は、229時間。
櫻井は、衛星や別班の自動通訳機、現地別班員との接触を認め、保釈中の天才ハッカー、“ブルーウォーカー”こと太田梨歩(花岡すみれ)の海外渡航も特別に許可。警視庁サイバー犯罪対策課の東条翔太(濱田岳)の同行も、公安部の部長・佐野雄太郎(坂東彌十郎)に依頼すると約束する。ただし、これ以上の延期はない。
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大切な“家族”に送り出された乃木は、アゼルバイジャンの首都・バクーへ。地下鉄の長いエスカレーターですれ違った人物から一瞬でメモを受け取り、「あんなの神業レベル」と驚きの声も。読み終えると、メモは手の中で砂状になって消える。そのまま指定された書店へ向かい、隠し部屋でコーカサス地方担当の別班員・田代久美子(レイヤマダ)と合流した。田代はゴルバドとシャキ城のデータを乃木へ託し、「こちらは後方支援にはなりますが、全力を尽くします」と送り出す。
地下鉄ですれ違った人物、そして無言で乃木を奥へ通した書店主は、奪還作戦にどう関わるのか。バクーの街では、すでにいくつもの歯車が動き始めていた。
■バルカに国も組織も越えて集う者たち
乃木は一路バルカ共和国へ。ノコルは、「テント」が設立した民間軍事会社「PMSC Y2K」の精鋭11人を招集していた。リーダーのボルト(野崎亨類)をはじめ、運転、近接戦闘、狙撃など、それぞれ異なる能力を持つ者たちだ。
さらに作戦へ加わったのが、タイの有名実業家で、テントのモニター(協力者)でもあるチョッキー・テーパーニット(Ohm‐Tanapak/オーム・タナパック)。乃木のせいで別荘を失い、大好きな「新ちゃん」まで失ったことを根に持つチョッキーは、「醤油顔」(乃木)を見るなり激怒。帰ろうとしたその時、「俺が来たのに、帰るのか?」と声が飛ぶ。
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国籍も言葉も異なるチームをつなぐのは、別班の自動通訳機。チョッキーの日本語音声を鬼頭明里、ゲルンを小山力也、フィルザを甲斐田裕子、Y2Kのボルトを中村悠一、カイシャン、カラを高木渉、Y2Kのマリク、テンゲルを榎木淳弥が担当する。豪華声優陣が参加しており、今後も“声”の布陣にも期待が高まる。
こうして役者はそろった。目標は、別班員5人の全員生還。しかし、救出には5つの難題がある。タイムリミット、入国と出国、携行火器・弾薬・その他の装備品の持ち込み、そしてシャキ城攻略だ。
城へ続くのは、オルコ村を通る一本道のみ。現地エージェント・ロマル(Shahriyar Abilov)の調査で、村全体が城の“見張り役”であることも判明した。まさに「難攻不落の天然要塞」だ。入出国にはチョッキーのプライベートジェットを使うが、シンシーに顔を知られた乃木と新庄は空港を使えず、武器とともに別ルートから入国する。
「ということは、兄さんが漁船で俺のライフルを運んでくれるということだな?」…ここでノコルも参戦することが判明。反対する乃木に、ノコルは「俺は喜んで、兄さんに命を投げ出すんだ。それでいいじゃないか」と告げる。実は、テントの元リーダーでもあった父・ノゴーン・ベキ(役所広司)からアディエルとともに戦闘術を叩き込まれ、側近のピヨ(吉原光夫)から長距離狙撃を教わったY2K屈指の狙撃手でもあった。その原点を描く回想にはベキも登場。
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新庄の登場には「生きてた!」「お帰り!」と歓喜の声が続々。チョッキーにも「よかったね」と祝福が集まった。本放送後に生放送・生配信されているTBSラジオ『VIVANT 悪役会議室』では、当の新庄が謝罪VTRで登場。さらに、公安部に潜んでいた「シンシー」工作員・鈴木祥(内野謙太)がゲスト…と思いきや、正体は“AI鈴木”? さらに終盤には、「CTPの社長を拘束した」との不穏な一報が。前半戦を振り返るウォッチパーティー『朝礼!!悪役会議室』も波乱の予感しかない。
■ゴルバドへ―心理戦の裏で奪還作戦が動き出す
乃木たちが救出へ向けて準備を進める一方、シンシーでは、別の作戦が進んでいた。
飲食を絶たれ9日が経過した野崎。「フードロスニキ」として話題の配膳係・シン・ジュンユー(漢字表記:沈俊宇/高崎俊吾)の嫌がらせは相変わらず続いていた。衰弱しきった野崎に手を差し伸べたのは、リュウ。必死に介抱するが、ハン・リンシン(漢字表記:樊林杏/宮下今日子)に明かした狙いを聞くと、見え方は一変する。「究極の愛は、人を狂わせるんです」。視聴者の間ではその危うい“愛”にざわつく声もあった。
ゴルバド国境近くの後方拠点では、日本企業の現地法人で働くフィルザ(Gulnar Yunusova)が太田と東条を迎え、自動通訳機を手渡す。乃木が地下鉄ですれ違った人物だ。フィルザはゴルバド・ルモー地区の管理施設へ潜入。太田と東条から託された送信機を配電盤に仕掛ける。前線だけでなく、通信面の準備も着々と進んでいた。
現地時間6月6日23時、チョッキーのプライベートジェットがガラマン空港へ到着。チョッキーやノコル、ゲルン、調査作業員を装ったY2Kの精鋭がゴルバドに降り立つ。
翌7日9時、乃木と新庄は漁師姿でアロフ漁港へ。武器をイワシで覆い、バクーの書店主・ナティック(Ruslan Huseynov)が運転するトラックに乗り込む。検問をすり抜け、そのまま集合地点のイシク発電所へ。空から、陸から、そして通信網から。全員生還を懸けた作戦が、現地で動き始めた。
準備は整った。別班員5人の奪還作戦は、いよいよ実戦へ。シャキ城攻略と、シンシーで続く心理戦。ここから先は、一手の遅れも許されない。第18話のラストでは“重大発表”も。10月4日放送の第19話で次に動くのは、誰だ。
日曜劇場『VIVANT』は、TBS系にて毎週日曜21時放送(第19話は10月4日21時放送)。
※高崎俊吾の「高」は「はしごだか」、「崎」は「たつさき」が正式表記

