黒木千晶アナ (C)ORICON NewS inc. 読売テレビは10月5日から新たなニュース番組『ニュースto』(月〜金 後1:55 生放送)を放送する。『情報ライブ ミヤネ屋』の後枠を担うメインMCの黒木千晶アナウンサー(32)がオリコンニュースのインタビューに応じ、新番組への意気込みや自身について赤裸々に語ってくれた。今回はその中編を公開する。宮根誠司の後任に対する本音を明かした。
【画像】黒木千晶アナ&村上信五が「と!」新ニュース番組メインビジュアル 「ニュースと“あなた”の暮らしをつなぐ」をコンセプトにした同番組。黒木は月曜日から木曜日、そして隔週の金曜日を担当。そして、報道番組のMC初挑戦となるSUPER EIGHTの村上信五が金曜日のMCを担当する。
――入社されて10年の中で、読売テレビで学んだことは?
全てだと思います。アナウンサーとしても、社会人としての基礎も全て、読売テレビで学んだと思っています。『そこまで言って委員会NP』も『かんさい情報ネットten.』もかっちりした台本がないし、自由な意見をすごく大事にする。東京の論客の皆さんも「こんなに自由にしゃべることができる番組はここしかない」とおっしゃるので、大阪だからこそできる自由な風土があるのかなと。
私は東京の番組を担当したことがなく確かなことは分からないんですけど、台本がなくて自由に発言できるというのは、大阪のテレビならではなのかもしれません。『ten.』も、スタジオがどう展開するかの羅針盤はありますが、コメンテーターさんが自由に発言されるので、それを聞きつつ、こちらが伝えたい情報も入れつつ、時間を守りつつみたいな、スタジオ進行でした。そういうライブ感は関西だから出せるのかもしれません。どなたにどのタイミングでコメントを振るとかは決まっていなくて、だからどういう答えが返ってくるかも分からないので、毎回ドキドキしながらやっていました。
――入社1年目に担当された『ten.』の存在は大きかったんですね。
最初に『ten.』を担当できてすごくよかったなと思っています。まず、先輩アナウンサーの中谷しのぶさんと1年目から一緒に仕事ができたというのは、何よりの財産でした。すごく丁寧に仕事をする人で、社会人としてもきっちりしているし、スタッフとどういう風に向き合うかとか、番組を進行する上で自分がどう立ち振る舞うべきかをずっと背中で見せていただきました。何かを強要することもなく、私も自分で見て盗むのが好きなタイプなので、中谷アナの姿勢を見て、すごく勉強させてもらっていました。
『ten.』では、ニュース番組を作るのにはどれだけの人が関わっていて、導入部分であるリード原稿のたった1行の情報を取るのにどれだけの労力を要しているのか、どれだけ取捨選択をした上で、この情報が出来上がっているかというのを、9年間しっかり勉強できたことはすごく大きかったです。私も2年間、兼務で記者をやっていた時期があるんですけど、しっかり現場を見た上できちんとしゃべらないといけないと思うようになったのは、『ten.』での経験が大きかったなと思います。
――中谷アナからのアドバイスで心に残ったものはありますか?
いつもやさしく見守ってくれていて、「そのままで頑張るのが1番いいと思うよ」と常に励ましてくれていたので、私が勝手に中谷さんの良いところを盗んでいました。
――今回、宮根誠司さんが長く務められた『情報ライブ ミヤネ屋』の後枠のメインMCを担うことへの思いを教えてください。
宮根さんへの営業妨害になっていたら申し訳ないんですけど、裏で本当にスタッフに愛されているんですよ。すごく気遣いが細やかな優しい人で、スタッフも「チーム宮根」として『ミヤネ屋』を作り上げていらっしゃいます。いま番組の見学をさせてもらっているんですが、宮根さんが「ここにこの情報があったら進行しやすいんちゃうか」みたいに、番組のことをすごく考えた提案をされていて。それでいて、表では、ご自身の言葉で語りつつ、人の本音も引き出していく。「どれだけ人間力のあるMCなんだろう」と思いました。そんなスタッフチームをそのまま引き継がせていただくので、それはすごくありがたいなと思います。宮根さんのような人間力のあるMCにはなかなかなれないかもしれませんが、頑張っていきたいです。私にできることは、これまでと変わらずに、いろいろな人の意見を引き出して、情報を伝えながら、このニュースにさまざま側面があることが見えるような番組にできたらなと思います。
――『ミヤネ屋』の見学は『ニュースto』の準備の一環ですか?
そうです。本当に宮根さん、すごく優しくて、私は一緒にお仕事をしたことがなくてほとんど接点はなかったんですけど、今回担当させていただくにあたって、楽屋でごあいさつをさせていただいた時も、「大変だと思いますけど頑張ってください」と笑顔で温かく迎え入れてくださって、すごくうれしかったです。
――宮根さんからはアドバイスありましたか?
新人の時の話なんですけど、「失敗するなら読売テレビ史上に残る大きな失敗をしなさい。それぐらい大きな気持ちで構えてたら失敗しなくなるから」という言葉をいただきました。“これほどのMCの方になるとそういう気持ちになれるんだ”と新人の私は思いました。
――いまも覚えているほど印象深い言葉だったんですね。
そうですね、強烈な印象です。絶対失敗しちゃダメだと思って入社しているので、そんな風に言ってもらえるんだとびっくりしました。
――『ニュースto』のメインMCでもそれが一つの座右の銘になりそうですか。
いまは多分、私が大きな失敗をしたら怒られるので(笑)。少しだけその気持ちも持ちつつ、失敗しないように頑張りたいです。
――『ニュースto』と『情報ライブ ミヤネ屋』、なにが変わりますか?
『そこまで言って委員会NP』で辛坊(治郎)さんに「この番組は、MCは最悪映らなくてもいい。MCがしゃべらなかったらこの番組は成功なんだ」と教えていただきました。新番組でも、私の気配が消えるぐらいコメンテーターさんが盛り上がっていただくのが1番見ごたえがあるんじゃないかなって、勝手に思っています。そこが1番の違いかもしれません。
――ご自身で新番組に向けて何か準備されていることはありますか。
いまは『ミヤネ屋』の見学をしています。VTRが仕上がるスピード、台本が仕上がるスピードがものすごく早くて。このスピードとこの情報量が、全国ネットで20年やってきたチームの強さだなと率直に思います。だからこそ、そんなチームと一緒に働けるのはすごくうれしいし、ありがたいし、心強いです。あとこの半年ぐらいは初めて生放送に出ていない期間だったので、生活が緩やかになっています。すごい速さでこれまで走ってきたんだなというのをしみじみ実感する期間になりました。新聞5紙を1時間かけてゆっくり読むみたいなすごくぜいたくな時間の使い方をしています(笑)。
【番組概要】
「ニュースto」 (読み:にゅーすと)
毎週 月曜日〜金曜日 午後1時55分〜午後3時50分 (全国28局ネット)
■出演
MC:
黒木千晶(読売テレビアナウンサー)・月曜〜木曜日・隔週金曜日
村上信五(SUPER EIGHT)・毎週金曜日
サブMC:
岩原大起(読売テレビアナウンサー)・月曜日〜木曜日
西尾桃(読売テレビアナウンサー)・隔週金曜日