世界は過去最高の暑さ それでも関東は違った? 2026年の夏を振り返る

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2026年09月25日 14:15  日本気象協会

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日本気象協会

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今年2026年の夏、世界の平均気温は統計開始以来最も高くなりました。ヨーロッパでは記録的な熱波も発生しました。しかし、日本ではその印象が一様ではありませんでした。西日本で猛暑となる一方、関東では「近年の夏とは少し違った」と感じた方もいたのではないでしょうか。2026年の夏を振り返るとともに、発達を続けるエルニーニョ現象について見ていきます。

2026年の夏 世界は過去最高の暑さ

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今年2026年の夏(6〜8月)は、世界的に記録的な暑さとなりました。

気象庁によると、世界の平均気温(陸域の地表付近の気温と海面水温の平均)の基準値(1991〜2020年平均)からの偏差は+0.63℃(速報値)で、1891年の統計開始以来最も高くなりました。

ヨーロッパでは6月下旬に熱波が発生し、デンマークやドイツ、ハンガリーなど複数の国で最高気温の記録が更新されました。この記録的な高温は、偏西風の大きな蛇行に伴ってヨーロッパ付近で発達して停滞した高気圧によってもたらされたとされています。

日本の夏は、東西で大きく違っていた

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世界的に記録的な暑さとなった一方、日本の夏は地域によって暑さの特徴が異なりました。

気象庁によると、この夏は偏西風が平年より北側を流れやすかったことなどから、日本付近は暖かい空気に覆われやすくなりました。このため、北日本や西日本では平均気温がかなり高くなり、福岡県の博多や熊本市、佐賀市などでは最高気温40℃以上の酷暑日となった所もありました。

一方、関東付近は、近年に比べて猛烈な暑さの日が続く場面は少なく、西日本とはやや異なる夏となりました。その一因として、太平洋高気圧とその北側の高気圧の間となり、比較的冷涼な東風の影響を受けやすくなったことが挙げられます。東京都心では、7月2日の最高気温は22.7℃で、7月に最高気温が25℃未満になったのは、2022年以来4年ぶりと、7月としては異例の涼しさでした。

発達するエルニーニョ現象

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このように日本では地域によって暑さの特徴に違いがみられました。一方、熱帯太平洋ではエルニーニョ現象が発達を続けていました。

気象庁によると、8月のエルニーニョ監視海域(太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけた海域)の海面水温の基準値からの差は+3.4℃で、8月としては1949年以降で最も高かった1997年の+3.0℃を上回りました。
また、エルニーニョ現象は今後も冬にかけて継続する見込みです。さらに、エルニーニョ監視海域の海面水温の基準値からの差は、最盛期にはこれまで最も高かった1997年12月の値に匹敵する可能性が示されています。

エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域で海洋と大気の相互作用によって発生する現象です。太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高い状態が続き、同時に貿易風と呼ばれる東風が弱まるなど、海洋と大気に特徴的な変化が現れます。

エルニーニョ現象が発生すると、その影響は熱帯太平洋だけにとどまりません。気圧配置や風の吹き方が平年とは異なる傾向となり、世界各地で雨や雪の降りやすい地域や気温の分布などに変化をもたらします。

冬に向けてエルニーニョ現象はさらに発達する見込み

エルニーニョ現象は今後も発達を続け、冬にかけてピークを迎える見込みです。

日本気象協会によると、12月には日本付近へ暖かく湿った空気が流れ込みやすくなり、全国的に高温傾向となる見込みです。また、11月は前年より気温が高く、冬の訪れが遅れる可能性があるとされています。

一方、エルニーニョ現象が発生している冬は寒暖の変動が大きくなる傾向があります。北日本を中心に一時的な寒気による気温低下や、日本海側では降雪が強まる可能性についても指摘されています。

ゆっくり深まる秋を感じながら、最新の季節予報や気象情報をご確認ください。

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