2026WEC第6戦が開催されている富士スピードウェイでデモランを披露したNEXT-FORMULA-PROJECTの『JMIA-DOME F113』 9月25日、2026年WEC第6戦富士が行われている静岡県・富士スピードウェイで、特定非営利活動法人日本自動車レース工業会(JMIA)が推進する次世代フォーミュラカー開発プロジェクト『NEXT-FORMULA-PROJECT』の新型プロトタイプ『JMIA-DOME(童夢) F113』がデモランを披露。同時に、フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)が2027年シーズンから導入する新型車両『童夢F112』も走行し、ともに初の一般公開走行となった。
2024年の始動以来、国内企業の技術を結集した日本発トップフォーミュラの実現を目指して開発が進められてきたこのマシン。2025年の人とくるまのテクノロジー展で風洞モデルが初公開され、2026年5月のモータースポーツフォーラムではプロトタイプ『JNFP-1』が披露。車両ディメンションや2リッター直噴ターボのNREエンジン、18インチタイヤなど主要諸元が明らかになり、プロジェクトは本格的な実車開発段階へと移行した。
その後、セントラルサーキットでの確認走行、岡山国際サーキットでのロールアウトを経て、プロジェクトは2027年末の完成を目指す本格開発フェーズへ。ローリングシャシーの開発主幹企業は童夢となり、シャシー正式名称は『JMIA-DOME F113』に改められた。開発ドライバーにはシミュレーター評価を担当してきた大嶋和也が起用され、実車テストを通じて性能・信頼性・安全性の熟成が進められている。
今回の走行は、そうした開発プロセスを経て実現した初の一般公開走行。2026WEC第6戦『富士6時間耐久』の走行初日となった9月25日(金)の9時50分からの10分間と、14時05分からの10分間という2枠で実施された。
今回のデモランでは、上述の『JMIA童夢 F113』のほかに、フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ(FRJ)が2027年シーズンから導入する新型車両『童夢F112』もコースインし、2023年のFRJチャンピオンである小川颯太がステアリングを握った。
なお、事前の発表では童夢F111/3をベースとしたカウル付き車両『童夢CONCEPT SPORTS』も本山哲がドライブするとされていたが、9時50分からのセッションでは2台の走行となっていた。
2台はコースイン後、アウトラップを済ませて1周のタイムを計測。『JMIA童夢F113』が1分36秒225、『童夢F112』が1分44秒949というベストタイムとなった。トップスピードは『JMIA童夢F113』が212.5km/h、『童夢F112』が224.2km/hとなり、まずは富士スピードウェイ本コースでの最初の公開走行を無事に終了。
14時05分からも同様に10分間の走行が行われ、こちらのセッションでは3台が出走。まずは並走してホームストレートを通過し、以降ペースを上げていくと、『JMIA童夢F113』は最終的にセクター1=22.637秒、セクター2=29.144、セクター3=40.410で1分32秒191をマーク。トップスピードは272.1km/hとなった。
今回デモランを披露した『JMIA童夢F113』、『童夢F112』、『童夢CONCEPT SPORTS』の3台は、WEC富士大会のBパドックで展示されている。
[オートスポーツweb 2026年09月25日]