9X8の課題を解消し低迷脱却へ。プジョー代表、2027年に投じる改良型の初期テストに手応え

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2026年09月25日 20:20  AUTOSPORT web

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富士スピードウェイを走るプジョー9X8(プジョー・トタルエナジーズ)
 プジョー・トタルエナジーズのチーム代表であるエマニュエル・エスノーは、来季2027年に向けた潜在的な“エボ・ジョーカー”アップデートの初期テストを経て、フランスのメーカーがすでに「現行車両のいくつかの問題を解消した」と捉えている。

 2026年のWEC世界耐久選手権において、プジョーは苦しい戦いを強いられており、これまでのところトップ7フィニッシュはわずか1回にとどまり、ハイパーカーメーカーのランキングでは8社中、7位と低迷している状況だ。

 エスノーは、同社が『プジョー9X8』の大幅なアップデートの評価に集中できるよう、テスト日程の大部分を意図的にシーズン後半に温存したと説明した。

 プジョーは2027年に大幅に改良されたマシンを導入する計画だが、現行のレギュレーション期間において許可されているすべてのエボ・ジョーカーをすでに使い果たしているため、主催者から著しい性能上の不利にあると認定され、追加のジョーカーを獲得できるかどうかに依存している。

 7月下旬にポール・リカールで行われた最初の2日間のテストの画像では、ボディワークに広範な変更が施されており、プジョーが他のハイパーカーのライバルたちにより近いアプローチを採用したことが示されていた。

 エスノーは開発テストが「ポジティブであった」と述べ、プジョーが今月初めにポルティマオへ移動する前に、2日間で1600km以上の距離を走行したと明かした。

 来月にはシルバーストンでのさらなるテストが計画されており、さらに12月にはエスノーが「大規模なもの」と表現するポール・リカールでのテストが予定されている。

 初期のテストには、ロイック・デュバル、ニック・キャシディ、テオ・プルシェール、マルテ・ヤコブセンというプジョーの現行WECドライバー4名に加え、姉妹ブランドであるシトロエンのフォーミュラEプログラムに集中するために今季はレースシートから退いたジャン-エリック・ベルニュが参加した。

「もちろん、楽観的になりすぎたくはない。現状から勝利を狙えるマシンへと変貌させるまでには多くのやるべきことがあると分かっているが、少なくとも現行車両のいくつかの問題を解決できたという感覚はあり、それは良いことだ」とエスノーは語った。

「私たちはパッケージを最終確定させる段階にあり、将来的には現行車両との比較を行う可能性もあるが、プロセスの観点から適切なタイミングで実施する必要がある。現時点で行うことには意味がない」

「最初の段階では、パフォーマンス面に移行する前にデータを収集し、マシンで一定の走行距離を重ね、いくつかのことを理解する必要がある」

 Sportscar365から計画されている変更の規模について問われた際、エスノーは詳細を明かすことを渋り、「私たちはさまざまな仕様を評価しているため、マシンがホモロゲーションを受けるまでは公表しない。これは長いプロセスであり、パッケージ内容を発表する際には、それがホモロゲーション可能なものと完全に一致していることを確認したいからだ」とかわした。

「一番わかりやすい部分は新しい空力パッケージだが、それだけではなく、現行車両の問題を解決し、全体のパフォーマンスとドライバビリティを向上させるための他の要素も存在する」

 デュバルは、改良されたマシンのフィーリングについて詳細に述べるには「時期尚早」であるとしたが、テストについては「計画どおりに進んでいる。非常に良かった」と表現した。

 彼は、これまでの困難な戦いを経て、アップデート作業に取り組むことがチーム全体に新たなモチベーションを与えていると付け加えた。

「グループ内の全員が期待とビジョンを持つことが重要だ」とデュバル。「もちろん困難な時期もあったが良い時期もあり、チームとして大きく成長してきた」

「僕たちが持っている知識を生かして新しいものを開発する機会を得ることは、全員にとって重要であり、将来に向けて大きなモチベーションをもたらすと考えている」

[オートスポーツweb 2026年09月25日]

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