フェラーリ育成カマラが3勝目。ダンは首位浮上もペナルティで勝利を失う/FIA F2第12戦

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2026年09月26日 17:20  AUTOSPORT web

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2026年FIA F2第12戦バクー ラファエル・カマラ(インビクタ・レーシング/フェラーリ育成)
 9月26日(土)、2026年FIA F2第12戦のフィーチャーレース2がアゼルバイジャンのバクー市街地サーキットで行われ、ラファエル・カマラ(インビクタ・レーシング/フェラーリ育成)が今季3勝目を飾った。

 山越陽悠(VAR)は14位、宮田莉朋(ハイテック/TGR-DC)はリタイアとなった。

 フィーチャーレース2のグリッドは予選2回目の結果順となり、マルティニウス・ステンスホーン(ロダン・モータースポーツ)がポールポジションを獲得。2番グリッドにアレクサンダー・ダン(ロダン・モータースポーツ/アルピーヌ育成)、3番グリッドにはドライバーズランキング首位のカマラが続いた。

 全車がオプションタイヤ(スーパーソフトタイヤ)を履くなか、29周(もしくは60分+1周)のフィーチャーレース1は、気温24度、路面温度40度、湿度64パーセントというコンディションで開始された。

 ステンスホーン、ダン、カマラのトップ3はポジション変わらずターン1を通過。そのターン1でラファエル・ヴィラゴメス(VAR)が17番グリッドスタートのジョン・ベネット(トライデント)に追突し、ベネットがリタイア。これで1周目にセーフティカー(SC)導入となり、3周目にリスタートとなった。

 4周目よりDRS解禁となると、2番手ダンはファステストラップを更新するペースで0.4〜0.6秒前にいる首位ステンスホーンに揺さぶりをかける。そんななか、6周目のターン7で宮田がストップし、イエローフラッグが振られた。

 7周目に2番手ダンを含む5台がピットに滑り込むなか、イエローフラッグはバーチャル・セーフティカー(VSC)に切り替えられた。

 8周目にVSCは解除され、山越は9周目にプライムタイヤに交換。その9周目のターン15でタサナポル・イントラフヴァサク(ARTグランプリ)がウォールにヒット。続くターン16のエスケープでストップすると、10周目に首位ステンスホーンを筆頭に7台がピットイン。ステンスホーンがコースに戻った際、眼前にはダンがいた。

 ただ、ステンスホーンがダンの後ろに戻った直後、イエローフラッグは2度目のVSCに切り替えられた。この2度目のVSC中にカマラがプライムタイヤに履き替えコース復帰。オリバー・ゲーテ(MPモータースポーツ)がただひとりタイヤ未交換でラップリーダーとなるなか、これでタイヤ交換組の首位はカマラ、2番手ダン、3番手ステンスホーンとなった。

 ダンは12周目のターン1でカマラをかわし、タイヤ交換組の首位の座を奪う。その背後ではタイヤ交換組の4番手に、11番グリッドスタートのニコラ・ツォロフ(カンポス・レーシング/レッドブル育成)が浮上する。

 14周目にゲーテがピットに入り、ダンがラップリーダーとなった。これでダンのフィーチャーレース連勝の可能性が高くなったかと思われた矢先、そのダンに対し、ピットレーン入口のホワイトラインを越えたという違反で5秒のタイムペナルティが下った。

 ダンは優勝に向けて首位を守ると同時に、2番手に5秒以上のギャップを築かなければならなくなった。ただ、15周目時点で、2番手カマラ、3番手ステンスホーン、4番手ツォロフが4.5秒以内におり、その道はあまりにも険しいものだった。

 ロダン・モータースポーツは「ペナルティのことは忘れて、落ち着いて何ができるかを考えるんだ」とダンに無線。また、インビクタ・レーシングはカマラに対し「彼はペナルティの説明を受けた。これから飛ばすだろう、着いていこう」と、無線を飛ばした。

 そんななか、トップ4で最も勢いがあったのは4番手ツォロフだった。3番手ステンスホーンがカマラから1.7秒離されDRSを失うと、ツォロフはステンスホーンに揺さぶりをかけ始めた。そうして迎えた22周目、ターン1でツォロフが3番手/事実上2番手に浮上した。

 ツォロフはさらに2番手/事実上首位カマラとのギャップ短縮を狙うが、ダンの1秒以内をキープしてDRSが使えるカマラもペースを上げてディフェンスを見せる。182点のカマラと181点のツォロフ。ふたりのドライバーズタイトル争いが、バクー市街地で白熱する。

 残り5周となった25周目、ダンと4番手ステンスホーンのギャップは5秒以上に広がった。ただ、レース終盤が近づくにつれて、カマラはペースを上げてダンを揺さぶる。さらに、ダンのイエローフラッグ違反についてレース後に審議されるという情報が国際映像にも展開された。

 27周目、ダン、カマラ、ツォロフの3台は1.4秒以内という接近戦に。ダンをかわしてツォロフの猛追を退けたいカマラは猛プッシュをするが28周目、ツォロフがカマラの0.9秒以内に入った。

 ただファイナルラップとなった29周目、ドライバーズランキングでもトップ3につける3台はこう着状態となり、ダンがトップでチェッカー。5秒のタイムペナルティ適用により、2番手チェッカーのカマラが今季3勝目、2位ツォロフ、そしてダンが3位となった。

 これにより、ドライバーズランキングは207点のカマラが首位、200点のツォロフが2位、189点のダンが3位となった。

 19番手スタートの山越は14位で完走を果たした。前戦マドリードで好成績を残した宮田だったが、今年のバクーは不運もあり、3レースで1度もチェッカーを受けることが叶わなった。

 2026年FIA F2、次戦となる第13戦は約2カ月後の11月27〜29日に、カタールのルサイル・インターナショナル・サーキットで開催される。


■2026年FIA F2第12戦バクー フィーチャーレース2暫定結果



Pos./No./Driver/Team/Time/Gap
1/1/R.カマラ/インビクタ・レーシング/59'57.958
2/6/N.ツォロフ/カンポス・レーシング/0.747
3/15/A.ダン/ロダン・モータースポーツ/4.310
4/14/M.ステンスホーン/ロダン・モータースポーツ/5.856
5/24/L.ファン・ホーペン/トライデント/13.521
6/12/M.ボヤ/プレマ・レーシング/13.890
7/7/D.ベガノビッチ/ダムス・ルーカスオイル/15.552
8/5/N.レオン/カンポス・レーシング/17.285
9/9/G.ミニ/MPモータースポーツ/24.073
10/8/R.ビリンスキー/ダムス・ルーカスオイル/24.415
11/10/O.ゲーテ/MPモータースポーツ/24.637
12/16/K.マイニ/ARTグランプリ/37.489
13/2/J.デュルクセン/インビクタ・レーシング/39.080
14/22/山越陽悠/VAR/42.145
15/4/C.ハータ/ハイテック/44.048
16/20/E.フィッティパルディJr./AIXレーシング/44.973
17/11/S.モントーヤ/プレマ・レーシング/77.168
18/21/C.シールズ/AIXレーシング/105.633
-/23/R.ヴィラゴメス/VAR/DNF
-/17/T.イントラフヴァサク/ARTグランプリ/DNF
-/3/宮田莉朋/ハイテック/DNF
-/25/J.ベネット/トライデント/DNF


・ファステストラップ(総合):セバスチャン・モントーヤ(プレマ・レーシング)1分55秒494(29/29) 187.116km/h
・ファステストラップ(得点対象):ニコラ・ツォロフ(カンポス・レーシング)1分55秒715(14/29) 186.758km/h
・ペナルティ:アレクサンダー・ダン(ロダン・モータースポーツ)/5秒タイムペナルティ(ピット入口でのライン越え)
・ペナルティ:ラファエル・ヴィラゴメス(VAR) /5秒タイムペナルティ(ピットレーン速度超過)

[オートスポーツweb 2026年09月26日]

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