2026年『富士6時間耐久レース』がスタート 9月27日(日)11時ちょうど、静岡県・富士スピードウェイで2026WEC世界耐久選手権第6戦『富士6時間耐久レース』の決勝レースがスタート。まずは36号車アルピーヌA424(アルピーヌ・エンデュランス・チーム)がスタートでトップを守り、僚友35号車アルピーヌを従えてワン・ツー体制で最初の1時間をリードした。
■トヨタ7号車が開始24分でピット作業。LMGT3は3台にダメージ
今年もスポーツカーレースの最高峰WECが日本にやってきた。集まったのは、各自動車メーカーが開発したプロトタイプマシンであるハイパーカークラス17台と、市販車ベースのカスタマーレーシングカーが参戦するLMGT3クラス18台の計35台だ。
走行は25日(金)のフリープラクティス(FP)からスタートし、26日(土)には予選日となっていたのだが、この日は大雨に見舞われ、LMGT3クラスの予選開始直後に起きたクラッシュにより赤旗中断。
その後悪天候を理由に予選全セッションがキャンセルとなり、スターティンググリッドは25〜26日までのFP1〜3までのベストタイムを総合して順位が決定。ハイパーカーは36号車アルピーヌ、LMGT3クラスは77号車フォード・マスタングLMGT3(プロトン・コンペティション)がポールポジションを獲得した。
10時55分にフォーメーションラップが行われ、2周したのちにレーススタート。まずはハイパーカーの先頭、36号車アルピーヌが先頭で1コーナーをクリア。僚友35号車アルピーヌも続き、背後には19号車ジェネシスGMR-001ハイパーカー(ジェネシス・マグマ・レーシング)も迫る。
さらに007号車、009号車の2台のアストンマーティン・ヴァルキリー(アストンマーティンTHORチーム)が4、5番手につけ、19号車ジェネシスが追う。なおハイパーカーの多くは、ソフトタイヤでのスタートを選択。セバスチャン・ブエミが乗る8号車トヨタTR010ハイブリッド(トヨタ・レーシング)は8番手スタートでソフト選択、ニック・デ・フリースが乗る7号車トヨタは13番手スタートでミディアムタイヤを履いた。
一方LMGT3クラスは、多くのチームがブロンズドライバーをスタート担当に起用。まずは先頭の77号車フォードがポジションを守ったものの、2番手79号車メルセデスAMG LMGT3(アイアン・リンクス)と3番手78号車レクサスRC F LMGT3(アコーディスASPチーム)がサイド・バイ・サイド状態でラインがはらみ、そのインをついて、数少ないシルバードライバースタートの58号車マクラーレン720S LMGT3エボ(ガレージ59)が2番手に立った。
さらに中団では複数台が絡むマルチーカークラッシュ状態となり、多数のマシンが接触を避けるべくランオフエリアに出つつ1コーナーを立ち上がっていった。それでも88号車フォード、61号車メルセデス、92号車ポルシェ911 GT3 R LMGT3(ザ・ベンド・マンタイ)らが接触でダメージを負ってしまい、92号車ポルシェがグラベルにスタックしたためセーフティカー(SC)が導入された。
マーシャルにより92号車ポルシェはスムーズにコースへ戻り、レース開始11分でリスタート。ダメージを負った3台のLMGT3はガレージにマシンを収めて修復作業に入っている。
ようやくレーシングスピードでの周回が始まると、ハイパーカーは2台のアルピーヌA424がランデブー状態で徐々にギャップを広げていき、LMGT3はリスタートでホールショットを奪った58号車マクラーレンがリードする展開に。ブエミが乗る8号車トヨタは、38号車キャデラックVシリーズ.R(キャデラック・ハーツ・チーム・JOTA)を交わして6番手にポジションを上げた。
24分時点では、7号車トヨタがピットインし左2輪交換を実施。タイヤトラブルがあったのかは不明だが、まずは早々にトップ集団とはピットシークエンスがずれる展開となる。
40分時点になるとトップ3は3秒弱の感覚で膠着状態となり、3番手19号車ジェネシスには背後から2台のアストンマーティンが僅差で迫るも、バトルを仕掛けるまでには至らない。
1時間経過が迫るころ、トップの36号車アルピーヌと4番手007号車アストンマーティンがピットイン。2周以内にはトヨタは7号車を除くほかのマシンも続々ピットへ向かい、第2スティントを開始した。
このピット後には36号車アルピーヌが首位、35号車アルピーヌが2番手、3番手には007号車アストンマーティンが上がったものの、ピットシークエンスの異なる7号車トヨタが4番手まで浮上。その背後に8号車トヨタ、009号車アストンマーティン、19号車ジェネシスと続いた。
デ・フリースが乗る7号車トヨタは、第2スティント走り出しの007号車アストンマーティンをスムーズに攻略。フェルディナント・ハプスブルクが乗る35号車アルピーヌを追いかける展開となり、最終コーナーでインに飛び込んだが、2台は接触し7号車トヨタがスピン。大きなダメージはないものの5番手まで後退してしまった。なお、この接触については検証中となっている。
LMGT3ではリスタート以降、シルバードライバーのフィン・ゲルシッツ駆る58号車マクラーレンが1周1秒以上速いタイムでリードを広げていき、30秒近くのリードを築いている。レースは残り5時間。チェッカーフラッグは17時に振られる予定だ。
[オートスポーツweb 2026年09月27日]