
【写真】映画『あをの情』キャストソロカット
本作は、『好きだ、』『ペタル ダンス』などの石川寛監督が、13年ぶりに手がける長編映画。会わなくなって数年経つ2人の女性を軸に、人と人とのあいだにある、かたちのないものを繊細に描く。
奈緒が演じるのは、広告会社で働く29歳の非正規WEBデザイナー・みつ。「人のこころを動かす仕事がしたい」と願いながらも、正社員にはなれないまま29歳になった。さまざまな人との出会いや再会を通して、それまで胸の内にしまい込んでいた理不尽や迷いを初めて言葉にしていく。“誰かに本音を話せた”、そのささやかな出来事が、止まっていたみつの心を静かに動かしていき…。
主人公・みつ(奈緒)の友人で、司法試験合格を目指しながら、勉強時間を確保するために夜の仕事をする彩音を演じるのは、唐田えりか。彩音はある日、美大生のともきと出会う。
ともきを演じるのは、青木柚。女性の身体の“やわらかさ、重み”を描きたいと考える美大生を演じる。ともきの同級生・希美を演じるのは、中野有紗。希美は、ともきのすぐそばで、その変化を見つめ続ける人物だ。
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唐田は「石川組で過ごした時間は、とても尊く誠実で優しさで溢れたものでした。それは石川監督の人柄からくるものでした。撮影中、何度も、こんな感情になると思わなかった。と思う感情に出会いました。何度も私の心は、ゆらぎ、ゆさぶられました。人の心に触れることは、自分の心に触れられることなのだと。今までの人生のどんな傷も形を変えることがあるのだと。この作品に参加させていただけたことに、深く感謝しています。こんな出会いがあるから、私はまた頑張れるのです」とコメント。
青木は「真っ白のキャンバス。モデルを見る。流れるように鉛筆でアタリを付ける。描いていく。美大生を演じる上で、先生に指導してもらいながらそれらを繰り返す時間は、石川監督とともきを形作っていく日々と重なっていたように思います。自分の中で無くしたと思っていた柔らかい心を拾い集めていくような撮影でした。川、絵、人。少しずつ移り変わる模様をスクリーンでご覧いただけたら嬉しいです」と言葉を寄せた。
中野は「脚本をいただいた時、それぞれが迷いや葛藤を抱えながらも、人との関わりの中で生まれる感情や心の動きが、小さな光になっていくような印象を受けました。撮影では、美大という芸術に囲まれた環境で、鉛筆の走る音や教室の緊張感を肌で感じながら、その瞬間に自然と湧き上がる感情を大切にお芝居させていただきました。登場人物たちの揺れ動く心が繊細に描かれた本作が、多くの方に届くことを願っています」としている。
中島は「この映画と自分の間で起きたことが、この非道い世の中で本当に大切なことだと思えて仕方がない。ぜひ劇場で目を凝らし、耳を澄ませ、想いを巡らせていただきたい」とメッセージをおくった。
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