2026年F1第15戦アゼルバイジャンGP ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ) 2026年F1第15戦アゼルバイジャンGPの決勝レースが行われ、アウディ・レボリュートF1チームのニコ・ヒュルケンベルグは11位、ガブリエル・ボルトレートが15位でレースを終えた。
アウディはこの週末、全11チーム中最多となる14カ所のアップデートを行った。しかしながら予選ではボルトレートが17番手、ヒュルケンベルグが18番手と、土曜日の決勝レースは後方からのスタートを強いられた。ミディアムタイヤのヒュルケンベルグはスタートでひとつ順位を上げたが、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)に抜かれて17番手に後退。しかし9周目にはカルロス・サインツ(アトラシアン・ウイリアムズF1チーム)をオーバーテイクし再び16番手を走行した。ピットストップ直前の27周目には、18番手から追い上げてきたボルトレートと順位が入れ替わり、ボルトレートが16番手、ヒュルケンベルグが17番手となった。
アレクサンダー・アルボン(アトラシアン・ウイリアムズF1チーム)のクラッシュによりセーフティカー(SC)が導入されたタイミングでピットストップを行い、ふたりともミディアムタイヤからソフトタイヤに履き替えた。ここで順位が入れ替わりヒュルケンベルグが15番手、ボルトレートが16番手となり、リスタート直後の複数台が絡むインシデントによって、ヒュルケンベルグは一気に11番手まで浮上した。
3番手を走っていたオスカー・ピアストリ(マクラーレン・マスターカード・フォーミュラ1チーム)がコースオフによって順位を上げたことで、ヒュルケンベルグは入さらにひとつ順位を上げて賞圏内の10番手に。しかし終盤の49周目にサインツに逆転を許し、ヒュルケンベルグは11位でフィニッシュした。サインツとヒュルケンベルグの差は0.815秒だった。
ボルトレートもインシデントの際に13番手に上がり、一時15番手に下がるも、最終的には13位で完走。しかしリスタート後の黄旗提示中にセルジオ・ペレス(キャデラック)を追い越したとして10秒のタイムペナルティを受けたため、ボルトレートの正式結果は15位となっている。
ストレートスピードの不足によりバクーでは苦戦することになったアウディだが、レース後、アウディのレーシングディレクターを務めるアラン・マクニッシュは、マシンとサーキットの相性がよくないことを理解していたと語った。
「我々の戦略は、(スティントを)長く引っ張りSCのチャンスを活かすものだった。そのおかげでレース終盤には入賞圏内を走行できたが、これは厳しかった予選から挽回するためにチーム全員が一晩中尽力したことへの、ささやかな報いになったと言えるだろう。(入賞まで)あと一歩のところまで迫ったが、このサーキットが我々のマシンに完全には適していないことわかっていた」
アウディのコンストラクターズ選手権の順位は8位と変わらなかったが、選手権7位のTGRハースF1チームが6ポイントを獲得したため、アウディとハースの差は10ポイントに広がっている。
■ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ・レボリュートF1チーム)決勝=11位(51周/51周)18番グリッド/タイヤ:ミディアム→ソフト
「しばらくはポイント獲得を狙えそうだっただけに、逃してしまったのは残念だ。終盤は10番手を走っていたけれど、前のマシン同士がバトルを始めたことで少しタイムを失い、カルロス(・サインツ/ウイリアムズ)に僕のスリップストリームに入られてしまった」
「ウイリアムズはストレートでとても速く、彼を抑えるためにできることはあまりなかった。それが今週末の僕たちを象徴していた部分でもある。ストレートスピードが不足していて、ここではそれが順位を上げるうえでも、ポジションを守るうえでも厳しかった」
「この結果を受け止めて、次に進む。これから数日間でデータを確認し、パッケージへの理解を深めて、次の週末にどこまで力を引き出せるかを見ていきたい」
■ガブリエル・ボルトレート(アウディ・レボリュートF1チーム)決勝=15位(51周/51周)17番グリッド/タイヤ:ミディアム→ソフト
「決して楽な週末ではなかったけれど、レース自体はペースの点でかなり期待の持てる内容だった。新しいパッケージは効果を発揮していて、特に中間セクターではマシンにかなり強さを感じた」
「他のマシンの後ろを走っているときもいいペースがあったので、木曜と金曜に苦戦した後だけに、それを確認できたのは心強かった」
「一方、ストレートでは同じような感触ではなく、ペースが足りなかった。もちろん、またポイント圏外に終わったのは理想的ではないけれど、今日はある程度前進できたことをうれしく思っている。次のレースにつなげられるポジティブな部分もあった」
[オートスポーツweb 2026年09月28日]