インタビューに答える笹川博義環境相=28日午後、東京都千代田区 笹川博義環境相は28日、報道各社のインタビューに応じ、相次ぐクマ被害への対策として、クマ追跡などに人工知能(AI)やドローンを導入する自治体を支援する意向を示した。東京電力福島第1原発事故の除染に伴い生じた「除染土」の再生利用拡大に向けては、国立公園などのビジターセンターを通じ、国民の理解醸成に取り組むとした。
―「クマ被害対策担当」も兼務するが。
(市町村の判断で市街地で発砲できる)緊急銃猟を含め、速やかに対応を取ることが(国民の)安心感につながる。クマが活発化する時期になるので、さまざまな形で注意喚起していく。人材の確保は中長期的に検討しなければならない。AIやドローンなどの技術的な導入も手助けしたい。
―除染土への理解、再生利用をどう広めるか。
内堀雅雄福島県知事の(県外最終処分に対する)危機感は真摯(しんし)に受け止めなければならない。関係省庁には除染土を再生利用する出先機関を増やすようお願いする。自治体にも丁寧に説明して理解いただきたい。ビジターセンターの活用も含め、一つ一つに丁寧に取り組む。
―脱炭素化、気候変動対策にどう貢献するか。
決して脱炭素を進めることが経済成長の妨げになるとは思っていない。それを乗り越えようとする技術革新が競争力を高めることにつながる。一番の排出国である米国と中国の動向は大きい。アジアの気候変動対策にどう貢献できるかが、世界への貢献にもなるのではないか。

インタビューに答える笹川博義環境相=28日午後、東京都千代田区