クラッシュのコラピントをドライバーたちが擁護 「小さなミスが大きな結果を招いたのは不運だった」

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2026年09月30日 09:40  AUTOSPORT web

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2026年F1第15戦アゼルバイジャンGP フランコ・コラピント(アルピーヌ)が引き起こしたピエール・ガスリー(アルピーヌ)、ランド・ノリス(マクラーレン)との多重クラッシュ
 F1アゼルバイジャンGPで接触に巻き込まれてリタイアした直後、事故の原因を作ったフランコ・コラピント(アルピーヌ)に関してランス・ノリス(マクラーレン)が発した激しい言葉は、ソーシャルメディア上で大きな騒動を引き起こした。ノリスはFIAはコラピントに出場停止のペナルティを科すべきだと述べたのだが、それについて、仲間のドライバーたちは支持をしていない。その後、ノリスは感情が高ぶった瞬間に口にした言葉だったとして、コラピントに謝罪している。

 セーフティカー後のリスタートに向けて、ノリスは9番手に位置していたが、後方のコラピントがターン1へのブレーキングをミスしてピエール・ガスリー(アルピーヌ)に激しくヒット。ガスリーがその衝撃でノリスに当たったことで、ノリスはバリアに激突し、その場でリタイアした。

 マシンを降りた直後、ノリスは強い苛立ちを示し、「リスタートでああいうクラッシュを引き起こした場合は、少なくとも1レースの出場停止にすべきだ」「あれは、F1にいる資格があると思えるようなドライビングではない」「そういうドライバーは、ここにいるべきではない」とメディアに対して発言した。

 レース後、スチュワードはコラピントのガスリーへの接触について審議した結果、コラピントに次戦の5グリッド降格ペナルティを科した。

 その後、冷静さを取り戻したノリスは、感情が高ぶっていた時の発言であり自分が間違っていたとして、コラピントに謝罪したと、SNSを通して明かした。


■「意図的で無謀な行動でなければ、出場停止はふさわしくない」

 レース直後、トップ3のドライバーたちは、インシデントの動画を見た上で、出場停止のペナルティはふさわしくないという意見を示していた。

 ウイナーのジョージ・ラッセル(メルセデス)は、ノリスの発言は「厳しすぎる」と述べた。

「セーフティカー明けのリスタートで、タイヤが冷えている状況では、ごく小さなミスが大きな結果につながることがある。今日、僕が見た限りでは、まさにそういう事態だったように思えた。小さなミスが大きな結果を招いたのだ」

 GPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)のディレクターでもあるラッセルは、「レース出場停止処分は、ドライバーが意図的に非常に危険で無謀な行為をした場合に科されるべきだ」とも指摘し、自身の見方では、コラピントの事故は「不運だった」と述べた。


■「多重クラッシュに発展したのは不運だった」とフェルスタッペン

 2位のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、「それを引き起こしたドライバーが、自分が何をしたのかを認識して謝罪している限り」、より大きな処罰は必要ないとの考えを示した。

「ちょっとしたミスや判断ミスでロックアップしてしまう。イン側で、グリップが低い状況だった。何台ものマシンを巻き込んでしまったのは、少し不運だったよね。関わった誰にとっても良いことではない」

「ジョージが言ったように、レース出場停止はおそらく少しやりすぎだ」

 3位を獲得したアイザック・ハジャー(レッドブル)は、別の角度からの視点も加えつつ、このインシデントを説明した。

「サーキット自体が十分ではないと思う。レーシングラインを外れると、とてもバンピーなんだ」

「セーフティカーの後ろでは、ペースがかなり遅いため、タイヤを温めるのが難しい。そこで少しやりすぎてしまうと、とても大きな結果につながる」と述べたハジャーは、「レース出場停止はあまりにも厳しすぎる」との意見に同意した。

 マクラーレンのチーム代表アンドレア・ステラは、コラピントに次戦セパンで科されるグリッドペナルティが決まる前の段階で、「この件は、まさに今、スチュワードによって審議されているところだ。フラビオ(ブリアトーレ/アルピーヌのエグゼクティブアドバイザー)によっても検討されるだろう。問題を起こした本人にとって、どちらの方が厳しい処分になるのだろうね」と笑顔を見せた。

 ノリスの発言について直接コメントすることは避けたステラは、「F1をドライブしていて、バクーのターン1に近づくとき、過去に起きたことを映像でこれだけ見ているのだから、F1ドライバーとして持っているべき経験を生かすべきだと思う」と指摘している。

[オートスポーツweb 2026年09月30日]

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