「おばさんの服装って何!?」63歳の“ド派手”インスタグラマーを直撃。ママ友や両親からの視線…昭和時代も“自分を貫いた”わけ

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2026年09月30日 16:01  女子SPA!

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もう“おばさん”だから、落ち着いた格好をしなきゃ…そう思ってしまう人は多いのではないでしょうか。

そんな固定観念を跳ね除け、ド派手ファッションに身を包むファッショニスタ・はる。さん(@rarara_narara)。63歳になった今でも服を楽しむことを忘れず、SNSで発信し続けるはる。さんのコメント欄には「元気をもらえた」「年を重ねるのが楽しみになった」という言葉が並ぶのだそう。

若い頃からおしゃれが大好きだったというはる。さんに、結婚や出産などライフステージや、昭和・平成・令和という時代に感じた変化や付き合い方について伺います。

◆女性が服飾関係の仕事に就くのは狭き門だった

――カラフルなファッションをアップされているInstagramが年代を問わず人気ですね。とてもハイセンスに感じますが、本業は服飾関係なのでしょうか?

はる。さん(以下、はる。):いえいえ! ショッピングモールの中にある本屋さんでパートタイマーをしています。ファッション関係の仕事をしたことは一度もないんですよ。若い頃は服飾デザインの専門学校に通いパターンを引いたりしていたんですが、卒業後は住宅設備機器のショールームに就職をしました。

――服へのこだわりはその頃から?

はる。:そうですね。専門学校時代は周りの友達も派手で個性的な子ばかり。18〜21歳頃は裏原宿系や自分で作った服を着ていました。

それから当時はDCブランドがバーッと一斉に登場した全盛期。コム・デ・ギャルソンやMILKなども着ていましたし、雑誌「Olive」(マガジンハウス)に載っているようなブランドも好んでいました。

――専門学校卒業後、なぜ服飾関係の道に進まなかったのでしょうか。

はる。:あの時代は、女性が服飾関係の仕事に就くことは狭き門だったんです。本社の企画職は難しく、洋服屋さんの店員になるという子が多くて。当時は「ハウスマヌカン」と呼ばれていましたね。私はデザイン職がやりたかったので、それなら普通の仕事でいいやと。一般職で働きながら好きな服を着ようと思っての選択です。

◆親からの大反対「近所の人に見られたくない」

――服飾関係の就職は、ご両親からの反対もあったと伺いました。

はる。:女の子は短大を出て一流企業で働いて、入社3年ぐらいで職場のいい人を見つけて結婚するんだよ」という時代だったので、服飾の専門学校に行くこと自体が親から大反対されていたんですよ。

服装に関してもいろいろと言われましたね。奇抜な服装をしているから「近所の人に見られたくない」「外が明るいうちに帰って来ないで」とか(笑)。そこは最後まで折り合いはつかなかったです。

◆個性的な服装に何も言わない、元美大生の夫

――就職後、職場ではいかがでしたか?

はる。:会社には制服があったので、帰る時は好きな服にパッと着替えて出かけていました。

その頃着ていたブランドは、ちょっと大人めのVIVAYOUとか。バブルの時代だったので、女の子はみんなボディコン。個性的すぎる格好は男の子にモテないと思ったので(笑)、たまに私もボディコンも着つつ、そこに自分の個性をちょっとプラスしていました。

――その時代に出会ったのが今のご主人。

はる。:その時はきれいめ系のagnes b.とかも着ていたんですが、知り合った当時の主人は美大生。周りにもっと個性的な女の子たちがいっぱいいたからか、服装に関して何も言われたことがないんです。主人自身の服装はめっちゃ普通で、パタゴニアとかアウトドア系の服をミックスして着ている感じの人です。

◆マタニティウェアが嫌でたまらなかった!

――ご結婚後は「母親」という属性が加わるわけですが…葛藤はありましたか?

はる。:もう当時のマタニティウェアが嫌で嫌で嫌で(笑)! ピンク色でフリフリの可愛い服しかなくて、自分で作っていました。オーバーオールをお腹周りのところだけ広げたり、デニムなら男物のTシャツを切って布を足して大きくしたりとか。

美大生の友達はマタニティウェアではなく、だぼっとした古着を着ていて。「なんで妊婦やってるだけで、こんなフワフワしたデザインの服を着なあかんねやろう」「みんなこのマタニティウェアで満足してるんやな」と言い合っていましたね。

――そんななか、落ち着いた服装になった時期もあったと聞きます。

はる。:ママ友とのお付き合いが始まったときですね。ママ友コミュニティってやっぱり独特の世界があるじゃないですか。変に浮いちゃいけないという空気を感じ取ったんです。

◆ママ友の間で「1番のおしゃれになってやろう」

――どんな場面で感じたのでしょうか?

はる。:子供たちに「Aちゃんのママってなんかちょっと派手やんな」「うちのママはこんな色の服着ない」と言われたことがあって。心配しすぎなのかもしれませんが、子供同士の友達関係にも影響してしまうかもという不安がありました。

それでリネンのワンピースとか、ボーダーTシャツとかを着て、靴はビルケンシュトックの花柄を履く。そんなナチュラル系のファッションを中学校ぐらいまで続けていました。

――それ以降は、変化があったんですね。

はる。:高校になると親同士の付き合いが減るし、TPOなど学校行事も減っていきますから。あと、子供が美術系の高校に行ったことも大きかった。子供も親もちょっと個性的な人が多くて。そこから徐々に昔の派手さを少しずつ取り戻していきました。

――ナチュラル系に徹していた時期は、内心どういう気持ちだったんですか?

はる。:それが、ナチュラル系も意外と楽しんでいたところがあって。その界隈で1番おしゃれになってやろう! という気持ちでいました。ママ友から「その服めっちゃ可愛い、どこで買ったん?」って聞かれることが目標でしたね。

◆「おばさんの服装」ってなに!?(笑)

――どんな状況であっても個性を取り入れ、楽しむスタイルなのですね。「ママ友になじまなきゃ」「おばさんの服装をしなきゃ」と悩む人にはどう声をかけますか?

はる。:「おばさんの服装」ってなに!?(笑)二の腕を出さないとか? 私、今日出してるけど(笑)。

でも、そう思い込んでしまう人にはいつも「自分に呪いをかけないでね」って伝えています。自分でがんじがらめになってしまっている人が多いから、もうそんなことしなくていいよって。誰かに迷惑をかけているわけじゃないし。

ただ、TPO的に周りに馴染まないといけない場面もあるかもしれません。でもその関係がいつまでも続くわけじゃない。関係が終わった時や1人でお出かけする時は、思いきり好きな服を着て楽しんでほしいなと思います。

<取材・文/そらこ、写真提供/はる。さん>

【そらこ】
フリーランス編集者・ライター。コミック系出版社の編集を経てフリーに。現在はWEBメディアを中心に女性向けライフスタイルやエンタメなど幅広いジャンルで活動中。「動物愛護社会化検定 基礎級」取得

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