
生成人工知能(AI)によって自身の声を無断で模倣した動画が公開されているとして、人気声優の津田健次郎が、TikTok(ティックトック)の運営会社に動画の削除を求めた訴訟の判決で、東京地裁(高橋彩裁判長)は30日、請求を退けた。法律に明記されていない「声の権利」保護の在り方に社会的関心が高まる中、生成AIによる無断利用を巡る訴訟は初めてとみられる。
争点は、津田の声に類似したとされる動画のナレーションが、著名人の肖像から生じた顧客吸引力を独占できるパブリシティー権の侵害や、不正競争防止法違反に当たるかどうかだった。
判決を受けて日本俳優連合はXを更新し、コメントを掲載した。「本日、津田健次郎さんの裁判に判決が出されました。津田さんの活動を支持し、その勇気に感謝いたします。この期間の心労は並大抵のものではなかったとお察しします」と津田をたたえた。また、「弊連合は正式な判決文全文を確認させていただき、改めて後日HPにてコメントいたします」と報告した。
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