
9月28日から放送のNHK「ブラッサム」で、連続テレビ小説に25年ぶりに出演した国仲涼子(47)が、1日までに都内で取材に応じた。ヒロイン石橋静河の継母葉野リョウ役で出演。01年「ちゅらさん」で、ヒロインを演じて以来の朝ドラは「母親役で戻ってくることができたのはすごく幸せ」と、念願がかなったという。
特に「ちゅらさん」で、母親役を演じた故田中好子さんには、心から感謝している。「すごく大きな存在で、女優としても、分からないことを全て教えてくださって。プライベートでも、よくご飯に連れて行ってくださって、全てに『支えられていたな』というのが強く残っています。私がちょうど40代になった時に『好子さんが、私の今ぐらいの年齢でお母さんだったな』って気付いて。『私も40代から50代の間に母親役をやりたい』って思ったんですよね。田中好子さんがその時、どういうふうにヒロインのことを思ってくれているいたか。そういう目線になりたかったので、母親役をやりたかったです」。尊敬する田中さんの気持ち、境地に少しでも近づきたい思いを抱いていたところに、今回の出演オファーが届き、快諾したという。
「私も憧れである田中好子さんのようにしていきたいなって思ってたところなんですけど、石橋さんが、ものすごくしっかりされているので、やっぱり私の時とは違って。私はもう、お芝居もできないし、ドラマの現場も分からない状態で入ってたんですけど、石橋さんはそんなことなくて、お芝居も相当されている方。撮影現場も慣れてらっしゃるので、私が支えるまでもなく、私が逆に支えられています。ものすごく、しっかりした方です。でも、本当に過酷な撮影の毎日なので、体調面で大丈夫なのかとか、何かおいしいものがあったら、これあげようとか、撮影から離れてる時でも、何だか自然に考えたり」。自分が田中さんに支えてもらったからこそ、石橋を少しでも支えたい気持ちが強い。
また、夫の清治を演じる渡部篤郎が“亭主関白の極み”のような役で、SNSなどを中心に、国仲が演じるリョウへの同情の声があふれ返っている。思わず役や芝居に引きずられ、話しかけにくくなることもあるかと問われると「いや、全然そんなことはなくて。渡部さんは、ものすごく気さくな方で。待ち時間も、ずっとご家族のお話をしていて、私の子どものことも気に掛けてくれます。でも、スタジオに入った瞬間、すごいオーラなので、私たちもみんな『シャキーン』っていう感じで」と、背筋を伸ばすジェスチャーをしながら大笑いした。その緊張と緩和が「いい刺激になりますし、清治さんっぽいですね」。25年ぶりの朝ドラ出演でも、とまどうことなく、すんなり役に入り込んでいる。何よりも、田中さんの背中を追い、国仲自身が全力で撮影に臨んでいることをうかがわせた。
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