
大手家電量販店の『ノジマ』は来年度に入社予定の新卒社員の初任給を引き上げると発表。その最高額は43万8000円で、役職手当を含めると47万7000円に達する場合もあるという。
早期人材確保に奮闘する『ノジマ』
入社初年度においての“役職手当”とは、どういうことなのか。
「今年度の新卒採用において、ノジマで1年以上アルバイトを経験した人材で、一定の成果と提案力を持つ学生に対しては、その評価として給料に反映する『出る杭入社』の制度を導入しているのです。この制度を踏まえた初任給額が公表されています。背景には昨今の“売り手市場”が関係しており、優秀な人材の早期獲得が狙いだとされています」(全国紙社会部記者、以下同)
『出る杭入社』で採用された人材だけでなく、通常採用枠の初任給も34万4000円から35万2000円に引き上げるとのこと。
初任給の引き上げに注目が集まるノジマだが、『出る杭入社』のほかにも、新たな取り組みを始めたという。
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「アルバイトとして勤務する大学生2名を“店長”のポストに就かせたのです。“学生店長”という話題性を狙ったこともあるでしょうが、通常の店長と変わらず、予算管理や店員の採用などの権限を持っており、待遇面や責任においても相違ないといいます。
大学生の2名はいずれも3年生で、本格的な就職活動を控える時期です。学生の段階から目を付け、早期採用に力を入れていく姿が顕著に表れています」
2名の大学生は週40時間の勤務をしており、接客態度や学生アルバイト育成などが高く評価されているという。
“学生店長”に多くの懸念
話題性と早期人材確保に力を入れるノジマだが、前出の社会部記者は「ハレーションの懸念は付きまとう」と話す。
「ノジマの店舗では約1万人が勤務しており、このうち半数が学生アルバイトなのです。しかし、残りの半数は社員やパートなどで、学生店長よりも経験が長い人も少なくないでしょう。いくら成果を残しているとはいえ、その裏ではこれまでの貢献が報われず、悔しい思いを抱く社員もいるのでは。
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年齢に関係なく評価する姿勢をアピールし、採用増を目指しているのでしょうが、その一方で離れていく社員もいるはずですし、店舗内でのモメ事も生じる可能性は十分に考えられると思います。
ほかにも週40時間の勤務ということで、本業である“学業を疎かにしてしまうのでは”という懸念や、“問題が起こった際の責任はどう取るんだ”という声などもあります。新しい試みに批判はつきものですが、そうした意見にも耳を傾け、今後の対応に活かしてもらいたいですね」
実際にネット上では、
《「店長でしょ!?決めてよ」と詰めまくる社員がいるんじゃないかと……。》
《大学生で週40時間ってもはや学生じゃないし、体のいい奴隷だろ》
《良いと思うが、例えば40代パートは大学生に店長!と言う訳だよね? よほど器量の良い大学生じゃないとアレだよな…》
など、疑問の声が上がっていた。
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人手不足が叫ばれる昨今、過熱する採用レースで頭ひとつ抜けるための挑戦的な試みを発表したノジマ。攻めの姿勢は吉と出るか、それとも――。
週刊女性PRIME

