転倒のマリーニ「一日全体、土曜日のセッションにも影響」チャントラは昨年越えのタイム/第16戦日本GP

0

2026年10月02日 20:20  AUTOSPORT web

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

ルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)/2026MotoGP第16戦日本GP
 10月2日、2026年MotoGP第16戦日本GP MotoGPクラスの初日のプラクティスが栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われ、ホンダHRCカストロールのルカ・マリーニは17番手、ジョアン・ミルの代役で参戦しているソムキャット・チャントラは19番手となった。また、ワイルドカード参戦の中上貴晶はフリー走行1回目の転倒で負傷したことにより、以降のセッションをすべて欠場する。

 ついに開幕となったホンダの母国グランプリ。7月に中上の日本GPワイルドカード参戦が発表されており、第14戦サンマリノGPでの体調不良から欠場が続くジョアン・ミルの代役にはソムキャット・チャントラが抜擢された。

 大会初日は朝から小雨が散発的に降り、レッドクロスフラッグが振られながらMotoGPクラスのFP1がスタート。セッション開始とともにコースインしたのは全ライダーのおよそ半数で、いずれのマシンもスリックタイヤを装着していた。そのなかの1台である中上は、アウトラップの11コーナーでハイサイドを喫し転倒。自力で歩くことはできたものの左腕を押さえていた中上は、後のメディカルチェックで左鎖骨の骨折が判明し、今大会の残りのセッションを欠場することが発表された。

 その後はしばらくプリマ・プラマック・ヤマハMotoGPの2台とチャントラだけが走行を重ね、他のライダーがコース上に姿を見せたのはセッション中盤に差しかかるころ。各車がタイムを残し始めてからもチャントラはタイムを更新し続け、トップ10付近を維持した。最終盤、他車が大きくタイムを縮めるなか、チャントラもラストラップで1分45秒219を記録。14番手で午前の走行を終えた。

 また、マリーニはセッション中盤から本格的に走行を開始すると、しばらくチャントラと近いタイムを並べて周回。しかし、最終アタックのコース後半で自己ベストを上回ることができず、ベストタイムは1分45秒575にとどまり、20番手でFP1を終えている。

 午後のプラクティスは、FP1とは打って変わって太陽がコースを照らし、気温23度、路面温度35度まで上昇。ドライコンディションでセッションが始まると、大半のライダーが一斉にコースインした。序盤は他車の転倒による黄旗などもあったが、マリーニは最初のアタックで1分44秒841を記録しトップに立つ。しかしその直後の1コーナーでマリーニはコースアウトし、再び黄旗が振られた。さらにホームストレートで小椋藍(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)のマシンから白煙が上がり、トラックコンディションを理由に赤旗中断となる。

 約11分の中断を経てセッションが再開されると、首位争いは1分43秒台での争いに。セッション前半が終了した時点で、ホンダの2台はマリーニが17番手、チャントラが18番手の順位に落ち着き、着実に周回を重ねる。マリーニは序盤のクラッシュにより好みのマシンが使用できないなか、終盤に向けてペースを上げていき、最終アタックで1分43秒688のラップをまとめ上げた。しかし他車のタイム更新も激しく、17番手で初日を終えることとなった。

 チャントラは最終的にプラクティスで25周を走破。これは全体のなかでも最多タイの周回数で、午前のFP1でも圧倒的な周回数を重ねていたチャントラは大会初日で最もマイレージを稼いだライダーとなった。プラクティスでのベストは19番手タイムの1分43秒896で、2025年に自身が記録した予選Q1のタイムから、すでに約0.3秒短縮している。

 初日のプラクティスでは両ライダーともトップ10圏外だったため、土曜日の予選はQ1からスタートし、同日15時からのスプリントレースと日曜日に行われる決勝に備える。


ルカ・マリーニ(FP1:20番手、プラクティス:17番手)

「初日は大変だった。特に午後のセッション開始直後にクラッシュしてしまったことが大きな痛手だった。そのせいで一日全体、そして土曜日のセッションにも影響が出てしまった。クラッシュがあったため作業の方法を変える必要が出てしまい、タイムアタック用のタイヤを装着しても期待していたほどのフィーリングは得られなかった」

「今は一晩休んで気持ちを切り替え、土曜日は新たな気持ちで臨むことが重要だ。まだ時間はあるから。Q2に(ホンダLCRの)2人のライダーが進出していることから、このバイクにはポテンシャルがあることが分かる。目標は彼らに加わることだ。金曜日からたくさんの応援をくれたホンダファンの皆さんに本当に感謝している」


ソムキャット・チャントラ(FP1:14番手、プラクティス:19番手)

「今朝、MotoGPのパワーがどんなものだったかを思い出した。慣れるのに少し時間がかかったので、今日の最後までできるだけ多くの周回を重ねることに集中した。一歩ずつ前進するなかで、ガレージのみんながサポートしてくれて、本当に良いバイクを用意してくれたことに心から感謝している」

「MotoGPに出場していなくても、すでに昨年より速く走ることができた。とても楽しんでいるし、これからも向上し続け、どこまでできるのか試してみたい」

[オートスポーツweb 2026年10月02日]

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定