2026年はインビクタ・レーシングからFIA F2に参戦したジョシュア・デュルクセン。2027年はハイテックに加入する FIA F2に参戦するハイテックは10月2日、2027年FIA F2においてジョシュア・デュルクセンを起用すると発表した。
デュルクセンはパラグアイ出身の現在22歳。フォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ(FRECA)を戦い、2024年にFIA F2にステップアップした。FRECAでは2年間で表彰台が1回と、決して目立ったドライバーではなかったが、FIA F3に参戦せずにFIA F2にステップアップしたことで当時は話題となった。
ただ、AIXレーシングからデビューを果たした2024年のFIA F2において、デュルクセンはスプリントレース1回、フィーチャーレース1回の計2勝を飾った。2025年もAIXレーシングからFIA F2に参戦し、2勝を含む8回の表彰台で選手権9位という好成績を残している。
FIA F2参戦3年目となる2026年は、強豪インビクタ・レーシングに移籍。メルセデスF1の開発ドライバーという肩書きを経てF1チームのサポートを得ることも叶い、今季のFIA F2ではすでに4勝を記録。第12戦バクー終了時点で選手権8位につけている。また、9月にはメルセデスF1の旧車テストで2025年型マシン『W16 Eパフォーマンス』をドライブしている。
そんなデュルクセンはFIA F2参戦4年目となる2027年、車両アップデートのタイミングでハイテックに加入することになった。ハイテックは「このカテゴリーでの豊富な経験を持つ彼は、グリッド全体のチームやドライバーにとって新たな技術的課題となる今シーズンに、FIA F2に対する深い知見をもたらすことになる」としている。
ハイテック加入を発表したデュルクセンは「2027年FIA F2においてハイテックに加入できることを大変嬉しく思っている。ハイテックは長年にわたり、FIA F2でもっとも強力なチームのひとつであることを証明してきた。彼らとともにレースができる機会を得られたことを非常に誇りに思う。みんなと知り合い、ともに仕事に取り組み、どのような成果を上げられるのかを楽しみにしている」と、コメント。
「2027年導入の新型マシンは、新しい刺激的な挑戦をもたらしてくれる。今から本当に楽しみだ。開発を続け、勝利を目指して戦い、あらゆるサーキットで最高の成績を収めたい。来シーズンは、みんなで力を合わせれば素晴らしい成果を上げられると確信している」
そして、ハイテックのFIA F2レースエンジニアリング責任者を務めるヤン・スーマンは「2027年にジョシュアをハイテックに迎えることができて大変嬉しく思う。彼はFIA F2で実績のあるレース優勝者であり、ピットウォールから彼のスピードとレーステクニックを間近で見てきた」と、コメント。
「彼はシリーズへの参戦を通して着実に成長を続け、結果を出し、プレッシャーのなかでも力を発揮できることを証明してきた。特に2027年に向けて、FIA F2マシンの進化を理解するという課題に取り組む上で、彼は貴重な経験をもたらしてくれるだろう」
「ジョシュアは野心的で意欲的であり、すでにFIA F2で多くの実績を残しているが、さらなる高みを目指していることは明らかだ。彼とともに働き、来シーズンにどのような成果を上げられるかを楽しみにしている」
2026年シーズン、ハイテックはFIA F2においてTGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)のサポートを受ける宮田莉朋、キャデラックF1チームのテストドライバーを務めるコルトン・ハータを起用してきた。デュルクセンの加入発表により、どちらかが今季でハイテックを離れることが明らかにされたかたちだ。
[オートスポーツweb 2026年10月02日]