ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)/2026MotoGP第16戦日本GP 10月2日、2026年MotoGP第16戦日本GP MotoGPクラスの初日のプラクティスが栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われた。モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチームのファビオ・クアルタラロは7番手で予選Q2直接進出を決め、アレックス・リンスは20番手で初日を終えている。
ヤマハのホームグランプリとなる今大会。最初に行われた他クラスの走行時には小雨が降り、MotoGPのFP1開始時には雨は止んでいるもののレッドクロスフラッグが振られながらセッションが始まった。この状況に対し、リンスのように最初はガレージに留まることを選択するライダーも多かったが、コースインしたライダーはクアルタラロを含めて全車スリックタイヤを装着。しかし、セッション開始から程なくして中上貴晶(ホンダHRC)が転倒し、黄旗が掲示される。ここで大半のライダーがガレージに戻った。
クアルタラロも1周目でガレージに戻るとしばらく走行再開せず、再度コースインしたのはセッション残り約20分ごろ。はじめは慎重なペースだったクアルタラロだったが、終盤に向けて次々に自己ベストを更新し、そのままセッション終了までピットに戻らず一気に走り切った。そして最終ラップには1分44秒504を記録し、6番手で午前の走行を終えている。
セッション開始時にコースインしなかったリンスは、セッション残り約24分で走行を開始。1分53秒台から徐々にペースを上げたリンスは、1分46秒316を記録したところで一度ピットに戻る。タイヤ交換はせずに2回目の走行を始め、その3周目に1分45秒873までタイムを短縮。ここでセッションは終了となり、リンスの順位は21番手だった。
午後のプラクティスは、太陽がコースを強く照らす完全なドライコンディションで行われた。各ライダーが一斉にコースに向かいアタックに備えるなか、リンスが計測2周目の3コーナーでスリップダウンを喫し転倒。さらにその直後にはホームストレートで小椋藍(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)のマシンから白煙が上がり、トラックコンディションを理由に赤旗中断となる。約11分後にセッションが再開されると、ここまでの間にピットに戻ることができたリンスも走行を始めた。
クアルタラロはセッション前半でトップ10圏内を維持するタイムを刻み続け、予選Q2ダイレクト進出を予感させる走りを見せる。さらに残り28分を切るとクアルタラロは5番手まで浮上し、ここで大半のライダーがピットイン。後半の走行ではトップ10入りを狙う各車が次々とタイム更新を続けるなか、クアルタラロは残り約1分で1分43秒230をマークする。このタイムでクアルタラロは7番手を獲得し、土曜日の予選Q2への進出権を手にした。
序盤に転倒があったリンスは走行再開後もペースが上がらず、1分45秒の壁をなかなか超えられなかった。しかし、フロントにミディアム、リヤにソフトのタイヤを選択したところからタイムが上がりはじめ、セッション最終盤に1分44秒304を記録。結果はトップから1.493秒差の20番手だったが、確実に前進したセッションとなった。
ファビオ・クアルタラロ(FP1:6番手、プラクティス:7番手)
「今日の主な目標は、驚異的なラップタイムを出すことだった。レースでは状況が変わることは分かっているが、やりたいことはやり遂げたし、今日のペースも実際かなり良かった」
「素晴らしいアタックラップだった。いくつかミスはあったが、それでも今日できる限りのベストを尽くせたと思う。新しいアスファルトはグリップが良くなっているので、間違いなく助けになった。ライディングを楽しんで、バイクで最大限の力を発揮したいと思っている。それが今の、そして今シーズンの残りの期間の目標だ」
アレックス・リンス(FP1:21番手、プラクティス:20番手)
「今日は調子が良くなかった。思ったようにプッシュできなかった。オーストリアのコースは似たようなコースで、ブレーキングがハードなところもあるが、そのときはもっと調子が良くて、ここよりも良い走りができた。バイクのセッティングをかなり変えたが、今のところ求めているフィーリングが見つからないんだ」
[オートスポーツweb 2026年10月02日]