ラリー・イタリアでソルベルグが首位奪還、トヨタが総合1-2-3。勝田貴元は総合6番手に食い込む【デイ3レポート】

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2026年10月04日 02:00  AUTOSPORT web

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オリバー・ソルベルグ(トヨタGRヤリス・ラリー1)
 2026年WRC世界ラリー選手権第13戦『ラリー・イタリア・サルディニア』は10月3日(土)、デイ3のSS8から13までの計6本(総距離123.66km)が行われ、TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)のオリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)がSS10で首位に立ち、そのまま総合首位でデイ3を終えた。

 TGR-WRTのセバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が33.6秒差の総合2番手、TGR-WRT2のサミ・パヤリ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が1分39秒9差の総合3番手につけ、トヨタ勢が上位3台を占めている。

 一方、日本の勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合9番手から6番手に順位を上げてデイ3を終えた。SS12ではステージ4番手タイムをマークしている。

 まず、この日の構成を整理しておく。午前はSS8『Lerno – Sa Conchedda – Monti di Ala' 1』(24.14km)、SS9『Coiluna – Loelle 1』(24.83km)、新設のSS10『Solorche' 1』(12.86km)の3本を走行する。午後は同じ3本をSS11から13として再び走る構成だ。前日を上回る123.66kmの1日で、走行を重ねるほどグラベルの路面は荒れていく。

 続いて午前最初のSS8では、ヒョンデ・シェル・モービスWRTのティエリー・ヌービル、アドリアン・フルモー(ともにヒョンデi20 Nラリー1)の2台が明暗を分けた。ヌービルはソルベルグを2.1秒上回る13分54秒5でステージウィンを飾り、総合首位のリードを14.4秒に広げている。一方、前日の総合2番手につけていたフルモーは、1分0秒6のタイムを失ってステージ17番手に沈み、総合5番手まで後退した。

 この間、勝田は38.6秒差のステージ7番手でまとめ、ジョン・アームストロング(フォード・プーマ・ラリー1)をかわして総合8番手に浮上している。オジエは6.8秒差のステージ3番手で総合3番手につけた。

 そして午前2本目のSS9では、ソルベルグが15分39秒0でステージ最速をマークした。2.6秒差のオジエ、6.6秒差のフルモーが続き、ヌービルは11.1秒差の4番手タイムにとどまっている。これでソルベルグとヌービルの総合差は3.3秒まで縮まった。フルモーはこのステージでパヤリを逆転し、総合4番手に浮上している。

 午前を締めくくる新設のSS10が、首位争いの転機となった。ソルベルグが9分8秒1でステージ最速となり、4.1秒差のフルモー、6.0秒差のヌービルが続いている。ヌービルをかわしたソルベルグは、2.7秒差をつけて総合首位に立った。オジエは39.9秒差の総合3番手で午前の3本を終えている。

 ところが午後に入ると、状況は大きく動く。SS11『Lerno – Sa Conchedda – Monti di Ala' 2』で、総合2番手につけていたヌービルがメカニカルトラブルに見舞われ、デイリタイアとなった。首位ソルベルグとの差が2.7秒だっただけに、首位争いは一気に様変わりしている。

 マルティン・セスクス(フォード・プーマ・ラリー1)もこのステージを前にメカニカルトラブルでデイリタイアとなった。前日のSS7でアクシデントに見舞われてデイリタイアしていたダニ・ソルド(ヒョンデi20 Nラリー1)は、この日再出走してSS8を走ったが、SS9を前にメカニカルトラブルで走行を終えている。

 こうした中、SS11のステージ最速はオジエの13分44秒2だった。1.7秒差のフルモー、3.3秒差のソルベルグが続いている。フルモーは総合3番手に浮上し、勝田も25.5秒差のステージ6番手で総合7番手に順位を上げた。

 続くSS12『Coiluna – Loelle 2』でも、オジエが15分31秒2で連続のステージウィンを奪った。8.0秒差のソルベルグ、13.6秒差のパヤリが続き、勝田は18.0秒差のステージ4番手に食い込んでいる。トヨタ勢ではオジエ、ソルベルグ、パヤリに次ぐ4台目のタイムだ。

 一方で、総合3番手のフルモーはこのステージで1分46秒1を失い、17番手に後退した。総合も5番手まで順位を落としている。代わってパヤリが総合3番手、エルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合4番手に上がった。

 そして土曜最後のSS13『Solorche' 2』では、フルモーが9分3秒8でステージ最速を奪い返した。1.8秒差のソルベルグ、6.8秒差のオジエが続く。エバンスは11.1秒差の4番手タイムで、総合ではフルモーが6.4秒差でエバンスを逆転し、4番手を取り戻した。エバンスは総合5番手に後退している。

 また、Mスポーツ・フォードWRTのジョシュ・マッカーリーン(フォード・プーマ・ラリー1)は、このステージでトップから1分49秒9遅れの10番手に終わり、総合6番手から8番手まで順位を落とした。勝田は20.8秒差のステージ6番手で、この間に総合6番手へと浮上している。

 こうしてデイ3は、ソルベルグとオジエが2本ずつ、ヌービルとフルモーが1本ずつステージウィンを記録し、4人がステージを分け合う展開となった。ソルベルグは2番手のオジエに33.6秒差をつけて土曜を終え、トヨタ勢が総合1-2-3体制を築いている。

 続く最終日は、10月4日(日)、日本時間15時31分のSS14から17までの計4本(総距離61.62km)が予定されている。最終のSS17はパワーステージで、日本時間21時15分のスタートだ。大会前の時点でドライバーズ選手権はエバンスが230ポイント、パヤリが213ポイント、ソルベルグが209ポイントと、トヨタ勢3人がタイトルを争っている。

[オートスポーツweb 2026年10月04日]

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