拉致被害者横田めぐみさんの父滋さんの命日を前に、取材に応じる早紀江さん=6月2日、川崎市内 13歳で北朝鮮に拉致された横田めぐみさんが5日、62歳の誕生日を迎える。取材に応じた母の早紀江さん(90)は今も帰国できない娘について、「50年間、何も様子が見えない。とにかく生きていてほしい」と話した。
毎年用意していた誕生日ケーキは数年前にやめた。「幸せだった頃と同じようにするのもつらい。祝う人がいないのに」と語った。
6年前に亡くなった夫の滋さんの写真に「めぐみが元気で帰ってくるまで見守っていて」と語り掛ける日々という。自身も高齢となり、病気やけがに悩むこともあるが、「できることを毎日やるしかない」と活動を続ける。
早紀江さんは「国が拉致された国民を救出するのは当たり前。なぜこんなにかかっても助けられないのか。本当にひどい国だ」と述べ、拉致問題の早急な解決を訴えた。