篠原拓朗がGTWCアジア北京戦でデビューウイン。僅差のタイトル争いは最終戦までもつれる

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2026年10月06日 17:20  AUTOSPORT web

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第9戦を制したルー・カイシュン/篠原拓朗組(96号車フェラーリ296 GT3エボ) 2026年GTワールドチャレンジ・アジア北京大会レース1
 10月3日から4日にかけて、GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWS(GTWCアジア)の2026年シーズン第5大会が、中国の北京市街地サーキットで開催された。

 土曜日に実施されたレース1はハーモニー・レーシングの96号車フェラーリ296 GT3エボ、日曜日のレース2はアブソリュート・レーシングが運営する911号車ポルシェ911 GT3 Rエボが制し、チャンピオンシップのタイトル争いは最終戦上海へと持ち越されることとなった。

 今季第9戦として行われたレース1では、ルー・カイシュンと篠原拓朗組の96号車フェラーリがポールポジションから有利に戦いを進め、最後まで首位を守り切って勝利を収めた。これはGTWCアジア初参戦となった篠原が、デビュー戦で初優勝を飾ったことを意味する。

 2番グリッドから首位を追っていた16号車アウディR8 LMS GT3エボII(FAWアウディスポーツ・アジア・チーム・ファントム)は、フルコースイエロー(FCW)中の速度違反によりペナルティを受けて後退。これに代わって29号車ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ2(アブソリュート・レーシング)を抜いて3番手に順位を上げていた青木孝行/三宅淳詞組の500号車ニッサンGT-RニスモGT3(チーム5ジゲン)が2位でフィニッシュした。3位は29号車ランボルギーニが入り、シルバーカップ・クラスのマシンがトップ3を占めている。

 一方、選手権リーダーとして北京大会を迎えたオリジン・モータースポーツのルー・ウェイとルーク・ハルトフのペア(11号車ポルシェ911 GT3 Rエボ)はウォールにクラッシュしノーポイントに終わった。

 その11号車ポルシェが2番グリッドを得た日曜のレース2は、金曜夕方のテストでの車両火災から一晩で修復された911号車ポルシェ(アレッサンドロ・ギレッティ/ホワン・ルオハン組)がポールポジションからスタートした。

 三宅がドライブする500号車GT-Rとジェシー・クローン駆る89号車BMW M4 GT3エボ(チームKRC)の接触や、20号車ポルシェ911 GT3 Rエボ(HZOフォルティス・レーシング・バイ・アブソリュート・レーシング)のクラッシュによってセーフティカーが2度出動する波乱の展開のなか、アブソリュートは一時3番手に順位を落とすも、2番手でステアリングを引き継いだホワンがふたたびトップに立ち、最後は後続に3.9秒差をつける快走でトップフィニッシュ。開幕戦セパン以来となるシーズン2勝目を飾った。

 2番手スタートの11号車ポルシェは3番手でチェッカーを受けたが、先着した16号車アウディR8 LMS GT3エボII(FAWアウディスポーツ・アジア・チーム・ファントム)が最低ピットストップ時間の違反により5秒ペナルティを受けたため2位に繰り上がることに。16号車は最終結果で3位となった。

 北京戦を終え、日曜の第10戦で2位表彰台を獲得したルーがチャンピオンシップリーダーの座を維持したものの、ギレッティ/ホワン組がわずか5ポイント差まで詰め寄る展開となった。また、北京で“チャイナ・カップ”タイトルを確定させたチャン・コンフー/ユー・クアイ組(16号車アウディ)も首位と26ポイント差で逆転タイトルの可能性を残している。

 シリーズチャンピオンが決定するGTWCアジア最終戦(第11戦・第12戦)は、10月30日から11月1日にかけて上海インターナショナル・サーキットで開催される予定だ。

[オートスポーツweb 2026年10月06日]

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