橋やトンネル修繕補助金を目的外使用=照明LED化などに149億円―検査院
3
2026年10月06日 17:31 時事通信社

橋やトンネルの修繕を目的とする国土交通省の補助金の使途を会計検査院が調べたところ、約149億円が照明の発光ダイオード(LED)化といった本来の目的と異なる事業などに使用されていたことが6日、分かった。
検査院によると、地方自治体は5年ごとに橋やトンネルの定期点検を行い、修繕計画を策定して国交省に提出。同省は修繕費用の一部について補助金を交付している。
検査院は、2023〜24年度に16府県と416市町村が契約締結した、橋やトンネル計5317カ所の修繕工事への補助金計約1027億2900万円を調査した。その結果、計501カ所の工事に支払われた補助金計約149億1000万円が、目的外の工事などに使われていた。
補助金で照明をLEDに交換したのは47カ所、対象外の耐震補強工事をしていたのは160カ所、計画にない修繕工事をしたのは314カ所に上った。予算が余って自治体が予定にない工事をしたり、国交省が自治体に補助金の対象を明確に周知していなかったりしたのが原因だという。
国交省は検査院の指摘を踏まえ、今年8月に補助金の対象などを明確化する事務連絡を出した。同省の担当者は「補助金制度の適切な運用に努めたい」としている。
Copyright(C) 2026 Jiji Press, Ltd. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。